2021.05.25

星空と酒と涙

星空と酒と涙
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
あなたはお酒は好きですか?

仕事帰りに気の合う仲間と居酒屋で一杯!クゥ〜たまりませんよね!特に夏のビールなんかは最高!これのために生きてるなぁ〜なんて思ってしまいますよね!

ただ、私は実はお酒はほとんど飲まないんです。仕事の付き合いで居酒屋に行くことはありますが、その時もお酒はほとんど飲みません。乾杯でビールを一口飲むだけです。

なぜか?

どんな安酒でも最高に美味しく感じさせる酒の席、それを知ってしまったため、普段の飲み会での酒など大して美味しく感じないのです。

そんな酒の席、私は掛け値なしに世界一だと思っています。

今回の記事では、そんな世界最高の酒の席について書こうと思います。

あなたはお酒が好きですか?私は・・・大好きです!

では、どうぞ!

名脇役「酒」

正月から始まり、忘年会、大晦日に至るまで、ありとあらゆる祝いの席、節目の時など人が集まる席に必ずついてくる名脇役。

時には主役すら食ってしまうほど、圧倒的な存在感を放つもの。

言わずと知れた・・・そうです!お酒です!

お酒は人との付き合いを円滑なものにするために、非常に重要な役割を果たします。

初めはギスギスしたお酒の席も、乾杯と同時に一気に場が和み、途端に旧知の仲のごとく話し始めます。

会社単位の集まりの席では、新入社員が上司や先輩と仲良くなろうとお酒を注いでまわるのはよくある光景ですよね。

また、得意先との会談の場でも、お酒は人間関係を円滑にする潤滑油のような役割を果たしてくれます。

他にも、1人で酒を飲めば、一時的でも嫌なことを忘れさせてくれる効果もあり、良いことがあった場合でもさらに気分を盛り上げてくれたりします。

山でも酒が大活躍!

そんな素晴らしい効果のある飲み物、もちろん山に持ってくる人は多くいます。

むしろ、山に酒を持ってくる人の中には「俺は酒を飲むためにここまで登ってきたんだっ!」という人もいるくらいです 笑

実は私も3日くらいの日程で山に入るときは、必ずスキットルにウィスキーを入れて持ち込みます。

とはいえ、普段の生活で酒を飲むことはほとんどありません。

会社での飲み会の時に、ほんの少し飲む程度です。となると、半年に1回飲むか飲まないかくらい・・・・本当に年2回しか飲まないことになりますね・・

別に酒が嫌いなわけではありません。普段の生活では、とにかくやるべきことが多く、あまり酒が強くない私は飲んだ後、仕事にならないのです。

例えば、この記事。

ほぼ毎日更新していますが、文章を練るという作業は頭を極端に酷使します。

お酒を飲んだ後にできることではありません。

そんな私ですが、実は山でどうしようもなく酒が恋しくなってしまう時があるのです。

とは言っても、登山道での小休止中にお酒をガブ飲みするわけではありません。

その場の雰囲気に自分の気分をより深くマッチさせるために、お酒の力を借りたくなるのです。

どういう時か?

それは夕食を終え、翌日の準備も終えた後のテントに入る直前です。

つまり夜、星空を眺めながらチビチビと舐めるように飲むことが本当に好きです。私にとっての最高の瞬間と言っていいでしょう。

そんな私にとっての最高の瞬間をここであなたにシェアします。

星空と酒と涙

山の夜の世界
街灯などあるはずもない
そこはまさに漆黒の闇です。

もちろん
それではザックの中のものも見えず
極めて不便なので
持参のLEDライトをつけますが

それでも闇の深さ
それはもう格別です。

あまりに深い闇であるため
普段、町の明るさに慣れているあなたは
恐怖を抱くかもしれません。

そんな闇の中
私はLEDライトの明かりを頼りに

ステンレスカップ
スキットルに入ったウィスキー
事前に組んでおいた湧き水
を用意します。

そして
ステンレスカップに
スキットルのウィスキーを
少し注ぎます。

この時
スキットルの小さい口から流れる
トクットクッという音が
その場の雰囲気を作り始めます。

さらにそこへ
水筒の湧き水を並々と注ぎます。
マドラー(かき混ぜるための棒)などないので
代わりにステンレスカップを軽く振ります。
それで十分です。

すると
ウィスキーと湧き水が
ゆっくりと混合し
至高の飲み物へと
変化していくのです。

見上げると
自分の頭上に
降り注いできそうな
満天の星。

この時
もうLEDライトも消しているので
そこは再び漆黒の闇。
美しい星空が一層引き立ちます。

そんな星空を眺めながら
ステンレスカップに
口づけをするように、舐めるように
ウィスキーを口へと移します。

口の中でゆっくりと
ウィスキーを味わいながら
胃袋へと流し込むと
気分が高揚し
自分がその場の雰囲気と
一体となることができるのです。


そんな時
私は自分の感情を抑えることは一切しません。
感じるままに感じ
時にはホロリと涙を流す時もあるのです。
お恥ずかしながら。

そんなこれ以上ない最高の時間を過ごし
ステンレスカップのウィスキーが空になった時
そろそろ頃合いとばかりに眠気が訪れます。

そして
ホンワカした気分のまま
寝袋に潜り込むのです・・・

酒で心から素直になれる私

大自然に抱かれた山は、登山初心者には容赦なく試練を与える厳しい世界ですが、ふとした瞬間に本当に美しい姿を見せてくれます。

もちろん星空に限らず、です。

そんな時、お酒を飲むことで感情を抑えることなく、全身で山の美しい姿を受け入れることができるような気がするのです。

私が星空で涙を流すように。

あなたもお気に入りのお酒を山で楽しんでみませんか?

言うまでもありませんが、くれぐれも飲み過ぎにはご注意を 笑

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