2021.05.13

山で負った自分史上最悪の怪我とは?前編

山で負った自分史上最悪の怪我とは?前編
【わたし】
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
今回はかつて私が、登山家として5年にもわたるブランク期間を設けざるを得なかった原因となった衝撃的な出来事についてお話しします。

私もこれまでの人生で数々の怪我をしてきました。
柔道の授業では鎖骨を折り、スキーで足を捻挫し、サッカーで顔面にボールを受けて鼻血を出し・・・

ただ、そのいずれも生命の危機を感じるような出来事ではありませんでした。
この程度の怪我ならば、おそらくあなたも経験済みかもしれません。

ただ、今回お話しする怪我は生まれて初めて、生命の危機に直面してしまったのです。
今思い出してもゾ〜っとするような怪我です。

1つ間違えれば、今こうして記事を書いていないかもしれません。

ただ、逆に言えば、これほど貴重な経験はこの先2度とできないでしょう。
「貴重な経験」などと言うとご迷惑をかけてしまった方々に怒られそうですが・・・

でもまあ、これは私のブログ、開き直って好きなように書かせてもらおうということで、今回お話しします。

かなり衝撃が強いかもしれませんが、どうぞ!

自分史上最悪の怪我!

死亡!!半身不随!!

縁起でもない言葉で始まった今回のメルマガですが、かつて私史上最悪の怪我を負った時に本当に!私の頭をよぎった言葉です・・

今思い出してみても、私がこうして五体満足であなたに向けてメルマガを書いてることが不思議に感じます。

私に一体何があったのか?それをこれからお話しします・・

最悪の怪我にまつわる私の体験談 前編

今から約7年ほど前、平日は会社員として働き、休みの日は毎週どこかの山で過ごすくらい登山に夢中でした。

毎週金曜になると、ワクワクしながらザックに登山道具を詰め込み、土曜日の早朝、始発の電車に乗って滋賀県の山へ登山に出かけていました。
大阪に住んでいる私とって本当にありがたいことに、比較的近くの琵琶湖の西側に比良山系という連峰が存在します。

関西の方はご存知ですよね?

そこは夏は青々と緑が生い茂る自然の豊かさを感じる夏山、冬は雪がどっぷり覆いかぶさる極寒の雪山。

一年中私を楽しませてくれる山がいくつも連なっているのです。

数年にわたり毎週毎週登っても全く飽きることのない本当に楽しい山!

そんな比良山系の山々で、私はたった一人で何度も登り、次第に登山の知識や経験を積んでいったのです。

そんなある日、私は山である光景を目の当たりにしました。

山の中腹から見える落差50mはあろうかという滝のすぐ脇の岸壁を何やらよじ登っている連中・・・

よじ登っている彼らは皆ハーネスを装着しており、そこからロープが垂れ下がっていました。
そうです!彼らはロッククライミングをしていたのです!
|ロッククライミング!


両手両足だけで90度近い岸壁をよじ登る競技です。登攀(とうはん)とも言います。
登山に夢中の私がロッククライミングを知らないはずがありません。
実は平日の週2日くらいは、会社帰りにクライミングジムに立ち寄り、クライミングで汗を流していました。
ただ、残念ながら、実際の山でのロッククライミングは経験がありませんでした。

なぜか?
毎週毎週たった1人で山に登っていたため、ロッククライミングをするチャンスが全くなかったのです・・
ロッククライミングは1人で行なうものではありません。

クライミングを行なう者が、ハーネスを装着しそこにロープを固定し、もう1人がそのロープの端を持って落下に備える・・

少なくとも2人いなくては成り立たないのがロッククライミングなのです。
比良山系への毎週の登山に満足していた私でしたが、その比良山系で岸壁をよじ登る彼らを目の当たりにして、初めてロッククライミングへの挑戦を志すようになったのです。
ロッククライミングをするために何をすべきか?そうです!山の仲間探しです!

初登山から約5年・・ここで私は初めて「共に山に登る仲間を探す」という意識が芽生えたのです 笑
ただ、私は考えました。
山の仲間なら誰でもいいのか?私が岸壁をよじ登っている間、下でロープを持ってもらうだけでいいのか?

だったら先週山で知り合ったおっさんに頼むか・・・?いやいや、それは絶対にダメ!
ということぐらいは、いくらロッククライミング未経験者の私でもわかります 笑

つまり、山の仲間と言ってもロッククライミングに長けた人でないとダメです。
ロッククライミングは登る人だけでなく、下でロープを持つ人も経験者でなくてはなりません。

いや、むしろ、初心者が岩を登ってベテランがロープを持って万一に備える!これが基本的スタイルです。
ロープワークは、かなりの専門技術を要するテクニックなのです!




|山岳会入会という初めての選択
では、どうやってそんな仲間を見つけるか・・・ググってみました。
グーグルから飛び込んでくる様々な情報から私が選んだ手段、それが「山岳会に入会する」でした。

山岳会とは、日本各地に存在する登山愛好家のサークルのことです。

日本には数百もの山岳会が存在し、それぞれ独自で活動を行なっています。

メンバーが比較的高齢で、主に低山のハイキングやバーベキューなどを行なう山岳会やロッククライミングや雪山登山など、より高度な登山技術を持つ登山家が集まる山岳会など

所属する登山家のレベルや目的により様々な山岳会が存在します。

私が選んだ山岳会は、大阪南部を拠点とする「泉州山岳会」比較的高度な技術を持つ登山家が多い山岳会です。

「思い立ったが吉日」の私。
早速サイトに記載の電話番号をスマホに入力し発信。2、3回のコールで明るい声の男性による応答。
【泉州山岳会の方】
はい 泉州山岳会です。


【わたし】
初めまして!私、松浦と申しものです。入会を希望しております。


【泉州山岳会の方】
おー!そうですか!では○日の○時に1度いらして下さい


【わたし】
初わかりました。ではよろしくお願いします。
|泉州山岳会本部にて・・

最寄駅を降りて、徒歩5分くらいのビルの1室。それが泉州山岳会の本部でした。

【泉州山岳会の方】
どうぞ こちらです。


責任者風の中年男性に促され中へ入ると、そこにはすっきりと片付いた15畳くらいの広さの部屋がありました。

中央には折りたたみ式の長机が3つ、コの字に並んでおり、壁3方向全てに巨大ラックが設置され、そこにはありとあらゆる登山道具がところ狭しと並んでいました。

【田中さん】
私が責任者の田中です。


責任者風の中年男性はそう自己紹介すると、パイプ椅子を用意し、簡易的な入社面接のように場がセッティングされました。
その場の雰囲気に従い、パイプ椅子に腰掛けた私に田中氏はニコッと人懐っこい笑顔を私に向けました。

そして、入会を歓迎する旨を告げ、私の職業、年齢、登山経験などを一通り尋ねました。

私は、自分が初登山から今日までそのほとんどを単独行で登山を行なってきたこと、そして、ロッククライミングをしてみたいこと、それには1人では不可能なのでここの山岳会の門を叩いたことをできるだけわかりやすく丁寧に説明しました。

すると田中氏

【田中さん】
では早速、今度の土曜にみんなで登山ショップに行きませんか?そこでロッククライミング用の道具を揃えましょう!

田中氏によると、ロッククライミング未経験者はこの山岳会にもあと5名ほど在籍しており、来週いよいよ道具を揃える手筈になっているとのことでした。

まさに渡りに船!二つ返事でOKし、その日は帰りました。

そして、ロッククライミンググッズのショッピングを兼ねた私と山岳会メンバーとの初顔合わせの日がやってきました。

緊張感、ワクワク感、ドキドキ感など、様々な感情が頭いっぱいに渦巻いた状態の私。

午後1:00 梅田の登山ショップ前。
そこにはすでに7名の老若男女が談笑していました。その中に先日会った責任者の田中氏を見つけ、少なからずホッとした私。

まずは田中氏にあいさつ。すると田中氏、メンバーに私を紹介してくれました。

【田中さん】
こちら3日前に入会したばかりの松浦さん。単独行の経験が豊富なので、実力は皆さんより上ですよ!


なんだそりゃ!?いきなり軽いプレッシャーをかけられた私は、少々痛い視線を感じながら軽いあいさつと自己紹介。そして登山ショップへと入っていったのでした・・・

それから4ヶ月の月日が流れ・・6月のある日、運命の山行の日がやってきたのでした・・・

怪我する前までは順調!私の登山生活

・・・とここまでは非常に順調だった私の登山生活でした。

それまではずっと単独行での登山だったのでパーティー登山は非常に新鮮に思えて、単独行とはまた違った面白さを見出すことができたのです。

そして、パーティー登山だと万が一のことが発生した場合も安心です。

単独行の利点はもちろん様々ありますが、その点に関しては単独行はどうしても不利です。

だから、登山仲間できたことが、私にとって何よりうれしいことでした!

後編の記事はこちら
山で負った自分史上最大の怪我とは?後編

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