2020.05.19
特急列車歴史探訪ツアー
特急列車歴史探訪ハイキングツアー
冒険心というスパイスを加えたハイキングツアー
ゴールデンウィークが終わって2週間、寒すぎる冬と暑すぎる夏の丁度ど真ん中にある心地よい気候の中、あるハイキングツアーを開催しました。
ハイキングの舞台は、かつて特急列車が走っていたという四方が山で覆われた線路であり、私は今回のハイキングツアーを「特急列車歴史探訪ツアー」と名付けました。
線路の上を歩く、という経験はそれだけで何か特別な旅をしているような錯覚を憶えさせます。映画「スタンド・バイ・ミー」の中で、不良小学生4人がある事情から死体探しの旅に出て線路をひたすら歩くというあまりにも有名なシーンがありますが、もしかしたらそのシーンが私の脳裏に焼き付いるせいなのかもしれません。
ハイキングの舞台は、かつて特急列車が走っていたという四方が山で覆われた線路であり、私は今回のハイキングツアーを「特急列車歴史探訪ツアー」と名付けました。
線路の上を歩く、という経験はそれだけで何か特別な旅をしているような錯覚を憶えさせます。映画「スタンド・バイ・ミー」の中で、不良小学生4人がある事情から死体探しの旅に出て線路をひたすら歩くというあまりにも有名なシーンがありますが、もしかしたらそのシーンが私の脳裏に焼き付いるせいなのかもしれません。
もちろん今回のツアーは死体を探す目的などなく、歩きながら自然を堪能し参加者同士の交流を深めることが目的ですが、線路を歩くという行為は、単なるハイキングに冒険心という絶妙なスパイスを与えてくれるはず!
今回ハイキングに参加されたのはこんな方々です。
カールさん(旅行業、バー経営)、小藪さん(土木業)、真田さん(会社員)、高津さん(囲碁棋士)、山下さん(保険営業)、山森さん(整体師)、松浦(主催)(五十音順)
ツアーはJR福知山線武田尾駅から始まります。集合時間を朝の10時30分に設定、私は少々早くに到着しましたが、すでに参加者数名がハイキングの開始を今か今かと待ちわびているようでした。
定刻になり、参加者6名と私を含め7名全員が無事集合。2名ほど欠席者が出ましたが、事前に連絡があったため問題なし。主催者としての簡単な挨拶を済ませ、いよいよハイキングツアー開始です!
さて、ハイキングはありふれたアスファルトの道から始まります。かつて特急列車が走っていた線路、とはいえそれは数十年昔の話。今はハイキングコースとして立派に整備され、とても歩きやすくなっています。
今回ハイキングに参加されたのはこんな方々です。
カールさん(旅行業、バー経営)、小藪さん(土木業)、真田さん(会社員)、高津さん(囲碁棋士)、山下さん(保険営業)、山森さん(整体師)、松浦(主催)(五十音順)
ツアーはJR福知山線武田尾駅から始まります。集合時間を朝の10時30分に設定、私は少々早くに到着しましたが、すでに参加者数名がハイキングの開始を今か今かと待ちわびているようでした。
定刻になり、参加者6名と私を含め7名全員が無事集合。2名ほど欠席者が出ましたが、事前に連絡があったため問題なし。主催者としての簡単な挨拶を済ませ、いよいよハイキングツアー開始です!
さて、ハイキングはありふれたアスファルトの道から始まります。かつて特急列車が走っていた線路、とはいえそれは数十年昔の話。今はハイキングコースとして立派に整備され、とても歩きやすくなっています。
廃線と聞いて「スタンド・バイ・ミー」の世界観をイメージしていたならば、若干拍子抜けかもしれませんが、これも時代の流れですね。
とはいえ、ものの5分も歩けばコースはアスファルトから山道を彷彿とさせる土の歩道へ。ここから自然を満喫するハイキングコースらしくなってきます。
とはいえ、ものの5分も歩けばコースはアスファルトから山道を彷彿とさせる土の歩道へ。ここから自然を満喫するハイキングコースらしくなってきます。
特急列車の歴史に思いを馳せる
普段の通勤や通学で乗るような在来線はともかくとして、特急列車の旅行が好きな方は特急に乗車することの楽しさをよく知りますが、それ以外に車窓からの景色の素晴らしさもよく知っています。
「世界の車窓から」というとても有名な番組があります。世界各地の車窓からの眺めと共にその車窓を眺める乗客の人生模様を心地よい音楽とともに紹介した番組であり、まるで私が実際にその列車に乗って車窓からの景色を眺めているかのような心地にさせてくれます。
「世界の車窓から」というとても有名な番組があります。世界各地の車窓からの眺めと共にその車窓を眺める乗客の人生模様を心地よい音楽とともに紹介した番組であり、まるで私が実際にその列車に乗って車窓からの景色を眺めているかのような心地にさせてくれます。
車窓からの眺めの素晴らしさは、列車の心地よいスピード感もそうですが、何よりも人の手が入らない自然に満たされた景色の素晴らしさが大きな要因です。
今回のハイキングは、かつて特急列車が走っていたルートをそのままたどるもの。もちろん、ハイキングしやすいように道は整備されていますが、道の脇に残されたかつての線路や枕木、極限まで錆びついた鉄製の足場、真っ暗なトンネルにかつての面影を感じることができます。
今回のハイキングは、かつて特急列車が走っていたルートをそのままたどるもの。もちろん、ハイキングしやすいように道は整備されていますが、道の脇に残されたかつての線路や枕木、極限まで錆びついた鉄製の足場、真っ暗なトンネルにかつての面影を感じることができます。
何よりもかつての特急列車の車窓が、そのままハイキングの景色になる点にたまらない魅力を感じることができるのです。
私たち7人はそれぞれ好き勝手に雑談をしながらも、そんな特急列車が残した歴史に思いを馳せ存分にハイキングを楽しんだのでした。
私たち7人はそれぞれ好き勝手に雑談をしながらも、そんな特急列車が残した歴史に思いを馳せ存分にハイキングを楽しんだのでした。
ハイキングで判明した特急列車の様子
今回のハイキングでとても印象深かったことがあります。それは、ハイキングコースとなったかつての軌道が、特急列車が走っていたにしてはあまりにも狭く、車両がギリギリ通れるくらいの幅しかないということ。
上下線の特急列車が走っていたとは考えられず、単線であったことは間違いないが、そんなギリギリの幅しかなかったであろう軌道を走っていた特急列車からの眺めは一体どんなものであったのか。
列車の窓から手を伸ばせば簡単に届いたと思われる山の岩肌。今でこそ無秩序に伸びきった枝葉で覆われているが、当時は目の前に迫る岩肌に恐怖を覚えた乗客もいたのではないかと想定できます。たぶん。
向かいの車窓から見えるのはまさに絶景。美しい渓流の流れと緑に覆われた山の景色は、きっと見る者を大いに楽しませたはずであり、景色を眺めながらの駅弁はより一層美味しく感じることができたことでしょう。
ハイキングコースとなった今、特急列車から眺めるようなスピード感を感じることはできなくなりましたが、かつて車窓から眺めた景色は今も健在、私たちを大いに楽しませてくれています。
列車の窓から手を伸ばせば簡単に届いたと思われる山の岩肌。今でこそ無秩序に伸びきった枝葉で覆われているが、当時は目の前に迫る岩肌に恐怖を覚えた乗客もいたのではないかと想定できます。たぶん。
向かいの車窓から見えるのはまさに絶景。美しい渓流の流れと緑に覆われた山の景色は、きっと見る者を大いに楽しませたはずであり、景色を眺めながらの駅弁はより一層美味しく感じることができたことでしょう。
ハイキングコースとなった今、特急列車から眺めるようなスピード感を感じることはできなくなりましたが、かつて車窓から眺めた景色は今も健在、私たちを大いに楽しませてくれています。
やがてゴールへ
さて、大いに自然を堪能し、歴史を感じ、子供の頃の冒険心を取り戻したハイキング。息切れしない程度の心地よい疲労感、心地よい火照り感、そして少々我慢の限界を超えた空腹感を身体に感じならが、私たちはJR福知山線生瀬駅近くのゴール地点にたどり着いたのでした。
ソロ登山が活動の中心である私にとって、自然の中を歩くというのは自分との戦いでした。しかし、今回は6名の素敵な参加者の皆様と特急列車の歴史に思いを馳せながらのハイキング。
ソロ登山で得られる達成感や満足感に及ぶべくもありませんが、今回のハイキングで私が得たものは、ソロ登山では決して得ることができなかったものでした。
それは心を許した仲間との楽しい時間であり、気持ちの繋がりであり、そして歴史に思いを馳せる崇高な時間の共有だったのです。
登山とは全く別の満足感を心に感じながら最後のあいさつを済ませ、私たちは空腹を満たすべくレストランへと続く現役の特急列車に乗車したのでした。
ソロ登山が活動の中心である私にとって、自然の中を歩くというのは自分との戦いでした。しかし、今回は6名の素敵な参加者の皆様と特急列車の歴史に思いを馳せながらのハイキング。
ソロ登山で得られる達成感や満足感に及ぶべくもありませんが、今回のハイキングで私が得たものは、ソロ登山では決して得ることができなかったものでした。
それは心を許した仲間との楽しい時間であり、気持ちの繋がりであり、そして歴史に思いを馳せる崇高な時間の共有だったのです。
登山とは全く別の満足感を心に感じながら最後のあいさつを済ませ、私たちは空腹を満たすべくレストランへと続く現役の特急列車に乗車したのでした。
ハイキングツアー参加ご予約・お問い合わせ
ハイキングツアーへの参加に関するご相談はお気軽にご連絡ください。
-
TEL.090-4908-0590 担当者直通・24時間365日受付
- お問い合わせ
- LINE公式アカウント