2021.07.09

登山初心者向け日帰りスポット 関東編その1

登山初心者向け日帰りスポット 関東編その1
こんにちは!管理人の松浦です。

今回は、関東に住む登山初心者のあなたに最適な山をシェアします。

適度に困難で、最高に美しく楽しく、そしてまた登りたくなる!そんな山です。
それではどうぞ♫

登山の服装を最優先に考える

登山にちょっと興味を持ち始めたあなた。
お住いはどちらですか?
そんなあなたがもし関東近辺にお住いならば、本当にラッキーです。

そして、ここでシェアする登山必需品をお持ちならば、もっとラッキーです。

なぜなら、関東には日本有数の美しい山、登っていて楽しい山、そして魅力溢れる山が多数存在するからです。

車に登山必需品を詰め込んで1時間も走れば、そこには日本でも有数の美しい山が見渡す限り広がり、今日はどの山に登ろうか?と選びたい放題・・・
羨ましすぎます!!

もちろん日本全国津々浦々に山は存在しますが、特に関東の山は標高が高く美しい山が多いのです。

私は現在大阪に在住です。
関西周辺の山には登り放題ですが、関東の山に登るには、時間も交通費等もかかり結構大変なのです。

転勤で関東の茨城県へ!!
ですが!!

実は今から5年ほど前、本当にラッキーなことに、当時所属していた会社の命令で茨城県に転勤していたので、関東の山の経験をかなり積むことができたのです。

5年前といえば、ちょうど関西以外の地域の山に興味を持ち始めていた頃でした。

そんな私にとって、関東への転勤はまさに渡りに船!
転勤を命ぜられた私に周りの同僚は同情してくれましたが、私は内心ウキウキでした 笑

[わたし]
転勤先の仕事に一刻も早く慣れてから、まずは南アルプスに登って、八ヶ岳に登って、谷川岳登って・・・


と、仕事のことなどほとんど眼中になく!?転勤初日から山に登ることで頭がいっぱいでした。

転勤先では本当に、毎週土日にどこかの山に出かけるつもりでしたが、そこはやはり仕事で来ている身。

たまーに休日出勤をせざるを得ない場合もあり、さすがに毎週山へ!というわけにはいきませんでした。

それでも約6年間に及んだ転勤生活で山に登った回数は150回以上、登った山は約30座!

(ちなみに山の数え方は色々ありますが、このサイトでは「~座」と数えることにします)

[あなた]
ん?150回以上も登って、たったの30座!?

とあなたは思うかもしれません。

実は転勤当初「関東各地の数百もの山全ての頂上に立つ!!」という目標を立てたのです。
(仕事しろよ・・という声が聞こえてきそうですが 笑)

しかし実際に登ってみると、登ってて本当に楽しい山、また何度も登りたくなる山がいくつもあったのです。

「関東の山を制覇するには、次は別の山に挑戦したいけど・・・またあの山に登りたい!」という欲求に何度も襲われ、6年間はあっという間に経過。

結局「関東各地の数百もの山全ての頂上に立つ!!」という目標を果たすことはできませんでした。

数百ある関東全ての山を制覇するよりも価値あること
それで150回も登山したにもかかわらず、結局制覇した山の数は約30座・・・というわけなのです。

それでも30もの山を制覇することができたのは、本当にラッキーでした。

大阪在住のままだと、これだけの数の山を制覇することは非常に困難ですし、実際に登ってみて初めてわかる山の魅力をより深く知ることができたのです。

これはもしかしたら関東の山全てを制覇するよりも価値のあることなのかもしれません。

これは関東の山に限ったことではありませんが、どんな山にも様々なルートがあります。

例えば、北側から登るルートと南側から登るルートがあったとします。

一方は初心者向けの簡単で安全なルート、他方は断崖絶壁をロープを使って登る上級者向けの危険なルート・・・といった感じで、たった1つの山でも様々な登り方があるのです。

私が6年間の間に制覇した30座もまた、様々な登り方を楽しむことができる素晴らしい山でした。

私の場合、初めて挑戦する山について、まず初心者向けのルートで頂上まで登ります。最も簡単なルートで登るわけです。

その山のさらなる魅力の可能性を感じたら、また別のルートについてネットで調べ、後日そのルートに挑戦します。

そうしてその山の魅力を肌で感じたら、今度はさらに上級者向けのルートに挑戦します。

そうして、30座それぞれの山について知り尽くしていったのです。
もちろん1度目、2度目でそれ以上の魅力を感じずに登山をやめた山もありましたが。

関東各地の山の素晴らしいところは、1度目や2度目で登山をやめてしまった山がほとんどなかったということなのです。

今思い返してみても「また登ってみたい!」と思わせる山ばかりなのです。

今回登山初心者のあなたにシェアする山は、私が6年間に制覇した30座の中から選りすぐりの山で、しかも初心者向けのコースです。

[あなた]
登山してみたいけど、どの山に登ればいいかわからないよ・・・


そんなあなたが最初に登る山は、魅力溢れる山でなくてはなりません。

そうして登山初心者のあなたに登山の魅力を肌で感じていただき、そしていずれあなたと共に山を登りたい!

そんな私のささやかな野望を叶えるために、あなたに関東各地の最高の山をシェアします。

山の魅力をぜひ感じてください!

登山初心者向けルートのある関東の山

群馬県北部にある山です。
春夏秋は登山、冬はスキーを楽しむことができる素晴らしい山です。
山といってもこの武尊山は、標高2000mの6座が連なる連峰の総称です。
6座の名称と標高はこうなっています。
山名
標高
沖武尊(主峰)
2158m
前武尊
2040m
剣ヶ峰
2083m
家ノ串
2103m
中ノ岳
2144m
剣ヶ峰(西武尊)
2020m
位置関係はこんな感じです。
ちなみに武尊山は「ほたかさん」と読み、北アルプスの穂高と同音でややこしいので「上州武尊」と呼ばれることもあります。

実は私、この武尊山には通算して5回ほど登っており、もはや常連さんです。

私がこの山に5回も登ることになった理由は、その展望の素晴らしさ、そして豊富なルートバリエーションによるものと言っていいでしょう。

この武尊山、ベテラン登山家でも十分に楽しませてくれる山ですが、登山初心者でも安全に楽しめるルートが用意されているのです。

この「武尊」という名からピンとくる人がいるかもしれませんが、この山の由来は、古事記にその名が記されている伝説上の英雄・日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征伝説にあります。

そのため、古来より信仰の山、霊場として参拝されてきた歴史を持ち、登山ルートの整備がなされているのです。

では実際私がどういうルートでこの武尊山を登ったか。

5回とも異なるルートでの挑戦でしたが、その中でも最も初心者向きのルートをあなたにシェアします。

ひとまず前武尊山頂へ!
通常、この山を登る前日は麓でテント泊もしくは最寄りのペンションに宿泊します。

私は最初の1回だけペンションに泊まりましたが、あとはテント泊で夜を明かしました。

冬にはスキー場となるため、数件のペンションが立ち並んでいます。
中には冬季のみの営業のペンションもありますが、ほとんどのペンションは通年営業しています。

登山当日、慣れない人にはちょっと辛いことかもしれませんが、AM4:30に起床、身支度を整えてAM5:00にはペンションを出発しました。
(ちなみにこの時の登山準備品はこちらです)

最初はちょっと眠さを感じましたが、歩くうちに徐々に目が覚め「さあ、これから楽しい登山だっ!」と思うと心が踊り始めました。

登山口はスキー場の上にあります。そこから雑木林に入ってジグザグに登って舗装の林道最終地点に出ました。

ここからゲレンデの左端を進んで丸太の階段を登って行くと、そこからいよいよ本格的な登り。
水筒の水をクイッと一息のみ、気持ちを入れ替えます。気合いを入れる!みたいなものです。

ここから1時間ほど登って前武尊の山頂に到着しました。日本武尊像が祀られているのでそれが目印ですね。

年配で体力に自信のない方々はここを山頂とし、ここから下山されます。

もちろん登山の楽しみ方は人それぞれ。休憩時にちょっと仲良くなった年配のご夫婦に話を伺うと

[Aさん]
もう何度もこの山に登っているから無理はしないんだ。健康のためにはここで引き返すくらいがちょうどいい。

とのことでした。なんでも、勤めていた会社を定年退職してから時間が有り余っているので、頻繁に夫婦で登山を楽しんでいるとのことでした。実に素敵なご夫婦でした。

前武尊→家ノ串
一方、主峰の沖武尊を目的地点としている私はまだまだ元気!
ひとまず沖武尊までの中継点である家ノ串を目指し、三叉路となっている所の北の登山道を進みました。

途中の剣ヶ峰では右側をトラバース(斜面を水平に横切る)しました。足元は笹の根が張っており滑りやすので注意です。

その後にはトサカ岩という鎖が備え付けてある岩場もありましたが、安全を見て左側を巻いて超えました。

それからもアップダウンの激しい登山道で体力も消耗しましたが、山頂から山頂へと続く稜線の素晴らしい景色を楽しみながらの歩行なので、疲れはあまり感じませんでした。

そうして景色を愛でながらのんびりと歩くこと約50分で、家ノ串に到着です。

家ノ串でザックを降ろしてホッと一息。途中で仲良くなった登山家の方と談笑しながら水分補給し、しばし身体を休めます。

家の串→中ノ岳
休憩後、沖武尊のすぐ近くの中ノ岳を目指しました。ここからは斜面を登るよりもトラバースがメインの歩行となります。

トラバースで気を付けるべきは、とにかく足を滑らさないこと!
滑らしたらもうそこから途中の森林地帯まで一直線に滑り落ちてしまいます。怪我は免れないでしょう。

特に家ノ串から中ノ岳までの稜線には笹清水と呼ばれる水場もあり、草も豊富で比較的滑りやすくなっています。
滑らないように注意が必要です。

家ノ串から歩くこと約1時間で、中ノ串に到着しました。ここまで来ると沖武尊はもう目の前。水分補給程度の休憩をとり、すぐに沖武尊へと出発です。

武尊山ゴールの沖武尊へ
途中、窪地に入ると湿地帯が広がっており、三ツ池という小さな池があります。ここからガレ場(大小の石が散乱する礫地)を稜線まで登り、10分ほど歩くと沖武尊に到着しました。

沖武尊に到着すると、そこには数名の登山家の方々がすでに弁当を広げて食事をしていました。私もペンションで握って頂いたおにぎりを頬張り、そこからの絶景を楽しみながら登山の疲れを癒したのでした。

赤城山(群馬県)
関東平野の北部、群馬県のほぼ中央に位置する赤城山は、群馬県では榛名山、妙義山とともに上毛三山に数えられる有名な山です。

赤城山はもともと二重式火山であり、中央にはカルデラ湖の大沼という美しい湖があります。その周りに、黒檜山、駒ヶ岳、長七郎山、地蔵岳、鈴ヶ岳などの山が連なる形となっています。

実は、赤城山という名の山の頂上は存在しません。大沼を中心に配置した周りに連なる山々の総称が赤城山と呼ばれるのです。

連峰の位置関係はこんな感じです。
この山には3回ほど訪れました。
先ほども言ったように、赤城山という山のピークはありません。大沼を囲う連峰への登山となるわけです。
この山の素晴らしいところは、山から山への稜線を歩く登山ができるという点です。

壮大な風景を楽しみながら、山の頂上が繋がる一本道を次の頂上に向かってただ歩く・・・

日々の平地での生活で荒みきった自分の心を徹底的に洗い流してくれるような素晴らしい景色、本当に貴重な時間です。

大沼を囲う連峰の主峰は黒檜山で、標高は1828mです。中堅クラスの標高ですが、登山道は整備されているので、登山初心者でも安心して登ることができます。

ここで、登山初心者にオススメのルートをシェアします。実際に私も辿ったルートですので、参考になると思います。

赤城山ビジターセンター→黒檜山山頂へ
JR両毛線前橋駅に降り立ち、関越交通バスに乗って約1時間。赤城山ビジターセンターに到着します。
ここから大沼の東側車道を北へ向かって歩きます。20分ほど歩けば、黒檜山北登山口に到着します。

ここでしっかりと気持ちを整え一息入れましょう。ここから樹林の中の急な登りが始まります。時間にして約1時間30分、登り続けることになります。

とはいえ、決して歩きにくい登山道ではありません。多くの登山客が訪れる道ですから、整備されている歩きやすい道です。

もちろん、歯を食いしばってひたすら山頂を目指してもいいのですが、それでは筋トレになってしまいますから景色を楽しむ余裕も忘れずに。

登れば登るほど景色が壮大で美しいものに変化していく様は、見る者を魅了します。
「ここだっ!」という景色に巡り合えば、立ち止まって景色をカメラに収めてください。あとで見返せば、山の景色や周りの風景、山の匂い、そしてその時の心情すら鮮明に思い出すことができます。
きっとあなたの財産になりますよ♪

そうこうしているうちに稜線に飛び出て、そこから少し左に進むとそこに三等三角点の石柱が立っています。
(三角点とは標高・経度・緯度の基準となる点で、国土地理院によって山の山頂付近に設置されます)

そうです!そこが黒檜山の山頂です。ここでしっかりと休憩をとり、ペンションを出てから約3時間もの間頑張ってくれた身体をいたわりましょう。

黒檜山→駒ヶ岳
もちろん、そこで登山を終えて下山してもいいでしょう。ただ、そこからは黒檜山山頂から駒ヶ岳山頂へとつながる稜線を歩く登山です。

天へと続く橋を登るような美しい景色を堪能したい、そして体力にも余裕がある!そんなあなたにぜひともここからの登山を存分に楽しんで頂きたいと思います。

黒檜山山頂から来た道を少し戻り分岐に差し掛かると、そこから南へと進む道があります。そこをまっすぐ南へと進むと、黒檜山大神の鳥居があります。

その少し先を進むと花見ヶ原への分岐があり、急な南側の斜面を降りると、大ダルミと呼ばれる鞍部(山の尾根のくぼんだ所、コルともいう)に到着します。

ここから約50分、景色を存分に堪能しながら登山道を登ると、駒ヶ岳の山頂に到着します。

ここまで来ればちょうどお昼時。ザックを降ろし近くの丸太に腰かけて、存分に弁当を味わってください。とびきりおいしく感じるはずです♬

ひとしきり景色を堪能したら、あとは下山するだけ。余韻を楽しむかのように、下山道もしっかり景色を堪能しましょう。自宅についたら、しっかりストレッチをして、身体を癒してくださいね。
以前、山に”似合う”車ということで記事を書いたことがありました。

「山に”似合う”車とは?雰囲気重視の車選び」

登山をするために「便利な」ということではなく、山に合う車は何か?ということで
私がシェアした車がミニクーパーでした。

街乗りのイメージが強い車ですが、実はかつてラリーで優秀な成績を収めたこともある
悪路にも強い、とてもパワフルな車なのです。

しかも、小さいボディーにも拘らず内装は広く、登山で使う程度の荷物ならば楽々入ります。
さすがに車中泊はちょっと辛いのですが、それは外にテントを張って解決!

まるで自分の相棒のような、親友のようなミニクーパーが最も山に似合う車と思っています。

山に似合う日本車は存在するか

以前、山に”似合う”車ということで記事を書いたことがありました。

「山に”似合う”車とは?雰囲気重視の車選び」

登山をするために「便利な」ということではなく、山に合う車は何か?ということで
私がシェアした車がミニクーパーでした。

街乗りのイメージが強い車ですが、実はかつてラリーで優秀な成績を収めたこともある
悪路にも強い、とてもパワフルな車なのです。

しかも、小さいボディーにも拘らず内装は広く、登山で使う程度の荷物ならば楽々入ります。
さすがに車中泊はちょっと辛いのですが、それは外にテントを張って解決!

まるで自分の相棒のような、親友のようなミニクーパーが最も山に似合う車と思っています。

登山用ヘルメット、おすすめを選ぶ

ただ、考えが凝り固まってしまってはよろしくない。もちろん今でも山に似合う車は何かと問われれば迷わずミニクーパーと答えますが、世界でも有数の自動車大国である日本に国籍をもつ私。

ミニクーパーに代わる、山に似合う自分の相棒のような親友のような日本車は果たして存在するだろうかと考えたことがありました。

そして、これまで5台もの国産車を乗り継いできたのですが・・・しかし、ついにそんな車に出会うことはありませんでした。

もちろん、国産車はどれもものすごく優秀です。メーカーや車種によって、それぞれ多少の違いはあるものの、どの車も

●燃費が良い
●故障はほぼ皆無
●スムーズに走る
●外観がおしゃれ
●インテリアも充実
●車内空間が快適
●機能が充実

・・と、まるで非の打ちどころがないのです。世界中どこに行っても必ず日本車が走っているという話を聞いたことがありますが、本当に頷けます。
あなたもニュースなどで、中東の紛争地帯を走る「TOYOTA」と表示されたトラックを見たことがあるかもしれません。

それくらい日本車は本当に優秀なのですが、ただ・・・優秀すぎるのです。
当たり前ですが、季節ごとに登山の服装はガラリと変わります。

普段の生活で、あなたが服装を間違えることはあまりないと思いますし、間違えたとしても大して影響はありませんよね。

ただ、これが登山だと影響は結構大きくなります。できれば、全く着ない服をザックの中に詰め込みたくありませんし、服が足りなくてガタガタ震えるような事態は絶対に避けたいですよね。

ただ、山の気温は平地とは全く異なるので、平地の感覚で服装を決めてしまうと失敗してしまいます。

そこで、季節ごと、標高ごとのそれぞれ適した服を早見表にまとめてみました。あなたの快適登山のお役に立てていただければうれしく思います。
この表をもとに、それぞれの季節、それぞれの山の標高ごとに登山スタイルのコーディネートしてみるとこんな感じになります。
*プリントアウト用ファイルはこちらです。

もちろんこれはあくまでも一例で、最近はもっとおしゃれに登山を楽しむ人が増えています。

特に若い女性の登山家のみなさんは本当におしゃれで、山でそんな女性を見かけるとそこだけがパーっと一面のお花畑になったような雰囲気になります。

ぜひあなたも上の表をを参考にして、おしゃれに快適に登山を楽しんで頂きたいと思います。

山に似合う車は問題児

車に興味が無く、まるっきり足代わりに車に乗る人にとっては(そういう人が大半だと思いますが)優秀すぎる日本車は最高です。日本車以外の選択肢はあり得ないでしょう。

ただ、ミニクーパーに感じるような、親しみや相棒感というものを日本車から一切感じることができないのです。言うなれば、日本車はただの「優秀な機械」であって、親友とは成り得ない・・

では、ミニクーパーと日本車の違いはいったい何なのか?
実は、ミニクーパーは故障が多い車なのですが、ここにこそミニクーパーが乗り手の相棒や親友と成りうる理由があるように思うのです。

ミニクーパーの故障は決して軽いものではありません。数年前にミニクーパーを所有していたことがありますが、故障で何度も泣かされました。

例えば、ミニクーパーはその構造上バッテリーが上がりやすく、朝出勤時に一発でエンジンがかかったらラッキーな方です。
また、ボンネットの密封性が悪く、雨が降ったら電気系統が時々ショートします。
台風の中、車を走らせたことがありましたが、信号待ちでエンスト!その場で立ち往生したこともありました。
[あなた]
そんな車イヤダーーー!!


とあなたは思うかもしれません。そうだと思います。どの故障も日本車ならばありえないものですから。

ただ、故障の度にその箇所を修理し、時には知り合いの自動車整備士に相談して改善を重ねるごとにミニクーパーは私に染まっていき、そしてかけがえのない相棒となっていく感覚があるのです。
もともと古い車で構造がシンプルなため、ある程度の故障ならば、ちょっと車に詳しいくらいの私でもなんとか修理ができるのです。

今の日本車はコンピュータ制御の箇所が多く、ボンネットの中はほとんどブラックボックス化しているので、仮に故障したとしても素人では手が出せません。素人の入る余地が全くないのです・・・なんだか、全く心を開いてくれない成績優秀な同級生のようです 笑
その点ミニクーパーはやんちゃで手を焼きますが、一緒に遊んでて楽しい親友のような車です。さて、あなたならばどちらと登山したいと思いますか?答えはわかりきっていますよね!? 笑

山に似合う日本車とは

それでもあえて日本車を登山の相棒にするならば、どんな車があり得るか?考えてみました。
条件を上げてみると・・・

●比較的構造がシンプル
●荷物を沢山積める
●無骨もしくは親しみやすいデザイン
●サイズは小さめ
●悪路に強い
●マニュアル車

・・・といったところでしょうか。
そんな車をここでピックアップしてみます。もしかしたら、あなたの愛車が入っているかもしれませんね!



スズキ・ジムニー SJ30型
販売  1981年
排気量 550cc
変速機 4速マニュアル

林道や山道を走るため、またはアウトドアスポーツのために作られたジムニーです。悪路に強く、また操作性にも富んだモデルです。内装を比較的広く取っており、車後部からの荷物の出し入れができるため、非常に使い勝手がいいモデルです。また、今から40年近く前に販売された車であるため、内部構造もシンプルで、ある程度の故障は自分でどうにかなります。
一般的に「山に似合う車」と言うとこのジムニーを連想する人が多いのではないでしょうか。


三菱・パジェロミニ 初代
販売  1994年
排気量 660cc
変速機 5速マニュアル

大型のRVである三菱パジェロの技術を、軽自動車のサイズに凝縮したとされる車です。ジムニー同様、悪路に強く操作性にも富んでおり、また内部も広々としています。デザインもジムニーと似ていますが、先ほどのジムニーの約10年後に登場したモデルであるため、ボンネット内のブラックボックス化が少々進んでおり内部構造は複雑です。相棒に山に似合う日本車となり得るか否かは未知数でしょう。



三菱ジープ・J54
販売  1971年
排気量 2650cc
変速機 5速マニュアル

これぞ山の車の王道!三菱ジープです。山の中の悪路を走るのならば、この車に勝るものはないでしょう。多少のへこみや傷も全く気になりません。むしろ、多少汚れた方が雰囲気のあるジープになるかもしれません。鬱蒼とした森林や林をバックに写真を撮ると、すごく絵になります。アウトドアを愛する者ならば一度はあこがれる車です。ただ、排気量を見ていただければわかるようにかなりの大型です。また天井は幌だけなので、積み込んだ荷物を安心して保管できるかというと・・ちょっと心配です。
登山に似合う車には違いありませんが、ちょっと特殊過ぎる車かもしれません。例えるならば、やんちゃなガキ大将と付き合うようなものかもしれません 笑



スバル・サンバー VB 4WD
販売  2005年
排気量 660cc
変速機 4速オートマチック

燃費の良さ、荷物の許容という点ではこの車が大変有効です。また操作性も良く、多少の悪路も問題なく走ることができる点は日本車の優秀さがキラリと光るところでしょう。さらに積み荷が少なければ、車内での宿泊もできる点が最大の魅力です。例えば、前日にこの車で山の麓まで走って、そこで宿泊。翌日早朝に登山開始!ということもできるわけです。ただ山に似合うかというと・・・未知数です 笑



ホンダ・アクティトラック VHA4
販売  1993年
排気量 660cc
変速機 4速マニュアル

別に毎朝魚河岸に魚を仕入に行くわけではありませんが、この軽トラックほど使い勝手のいい車はありません。燃費も操作性もまったく問題なく、荷物も助手席に積めば安心です。見た通り車のサイズも小さく、デザインも親しみがわきます・・よね 笑 そして構造も実にシンプルで、ある程度の悪路ならば問題なく走ります。各農家に1台は必ずありそうな車ですが、その理由もよくわかります。以外にも、ミニクーパーに次ぐ山に似合う車の最有力候補?かもしれません 笑


ホンダ・シビック 4代目EF型
販売  1987年
排気量 1600cc
変速機 5速マニュアル


実はこの車、私がかつて乗り継いできた車の中の1台です。
なぜこの車をピックアップしたのか。それは私が乗り継いできた車の中で最も親しみを感じた車だったのです。年式が古いため構造が比較的単純で、操作性、荷物の許容性も全く問題なし。排気量が少々大きいため燃費があまりよくありませんが、多少の悪路ならば何の問題もなく元気に走ります。かつて、走り屋と呼ばれる暴走族が自分好みに改造して山道の峠をレース場に見立てて運転技術を競う非合法なレースが行われていたのですが、そこでこの車がよく使われていました。構造が単純なため、改造がしやすかったのです。ただ、山に似合う車かというと・・・ちょっと違う気がしますが 笑

最後に

いかがでしたか?
今回は、私が登った30座の中でも特に良い印象の強い、そして登山初心者向けの山

・武尊山
・赤城山


についてシェアしました。

登山の魅力は何と言っても、頂上に登った時の達成感、壮大な景色、雄大な自然ではないでしょうか。

いくらあなたが登山初心者と言っても、あまりにも楽に頂上にたどり着いてしまうと達成感を味わえない・・・

かと言ってあまりにも困難な山だと登頂できない・・・

今回あなたにシェアした2座は、そんな絶妙なバランスを保った山だと思います。

登山の素晴らしさをあなたに知っていただきたい!そんな思いを込めてこの記事を書きました。是非ともこの記事を参考にしていただきたいと思います。

それでは、今回はこの辺で!またお会いしましょう!

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