2021.06.28

登山風景のカメラ撮影 至高のテクニック 第四巻

登山風景のカメラ撮影 至高のテクニック 第四巻
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。

登山風景のカメラ撮影技術、今回のテーマはこの2つです。

・感情表現方法
・静止画に動きを持たせるテク


カメラで撮影する写真には、当然動きはありません。その場の美しい風景を、まるで新聞をスクラップするかのように切り取るのが登山風景のカメラ撮影です。

しかし、写真の主役となる被写体をどう撮るか、どう配置するか、背景とどう組み合わせるか次第で、まるで動画のように動きを持たせることができるのです。

そんな写真を超えた技術をあなたにシェアします。是非とも参考にしていただければ!と思います。

登山風景のカメラ撮影技術10 感情表現方法

登山する中で、つい目を惹かれるものといえば、やはり高所からの壮大な景色ですよね。

あとは、稜線に伸びる一本道や可愛らしい野生の動物ですね♫

そしてあなたが女性ならば、高所で咲く綺麗な花にも目を惹かれるでしょう。

私は男ですが、やはり綺麗な花にはつい目を惹かれます。

そしてカメラを構えて1枚パシャリ。

そこら一帯のお花畑全体を撮ると素敵です。
でも、1つの花にググッと近づいて撮る写真もとても綺麗です。
ここで!あなたの撮る花に感情を持たせる写真テクニックをシェアします。

このテクニックを使うことで、ただ綺麗なだけの花の写真に希望や明るい未来、時には孤独感をも
表現させることができるようになります。


まず、あなたがこれから撮ろうとする花が、どの方向を向いているかを確認してください。

あなたから見て右を向いていますか?それとも左を向いていますか?

仮に右を向いているとしましょう。

右を向いている花に希望や明るい未来を表現させてみましょう。
するとこんな風になります↓
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、花を左側に配置し右を向いている花の右側に大きく空間を持たせました。

すると、花が希望を持って明るい未来へと進もうとする感情を持たせ、写真全体に物語性を持たせることができます。

今度は逆に、寂しさや孤独を表現させてみましょう。
するとこのようになります↓
花を右側に配置し、右を向く花の左側に大きな空間を持たせています。

すると、花に孤独や寂しさを感じさせ、写真全体に物語性を持たせることができるのです。

このように、単純に花を中心に撮るだけでなく、花をどのように配置するかで様々な物語性を持たせることができるのです。

是非とも山でお試しください!

登山風景のカメラ撮影技術11 静止画に動きを持たせるテク

あなたは、写真に動きを持たせるように意識して撮影をしたことがありますか?

もちろん、動画機能を使うという意味ではありませんよ 笑

今にも動き出すんじゃないかという雰囲気を写真に持たせるということです。

例えば、こんな写真です↓
これは神社の桜の木を撮影したものですが、桜の花が風で舞い、一面に散ったその瞬間を捉えたものです。

神社をバックに桜の花びらが見事に舞っている様子が伺えます。今にも風が吹いてきそうにも見えます。

これこそ動きのある写真と言えましょう。

もちろん、単に神社をバックに桜の木を撮影しても美しい写真だとは思います。

ただ、それだと見る者に何か物足りなさを感じさせてしまうのです。

実はこの撮影テクニック、簡単ではありません。

あなたが撮ろうとする風景が、動き出そうとするその瞬間を捉えなくてはならないためです。

そのため、その瞬間までカメラを三脚に設置してひたすら待つか、もしくは風が強く吹きそうな日を撮影日に選ぶかしなければなりません。

時間も手間もかかり、おまけに体力も消耗する撮影方法ですが、苦労した分、撮った写真はきっと美しくそして満足のいくものに違いありません!

そんな苦労を重ねて風景写真撮影の経験を積めば、「お!そろそろ風が吹きそうだな」という状況が徐々にがわかってきます。

すると、高確率で動きのある写真を撮ることができるようになってきます。

経験がなくとも、運が良ければ、風景が動き出す瞬間をたまたま捉えることができることもあります。

登山中もそういう瞬間を捉えるべく、常に意識しておく必要がありますね。

是非、チャレンジしてみてください!

おさらい

今日は、以下の2つの技術をあなたにシェアしました。

・花に感情を持たせる写真テク
・静止画に動きを持たせるテク


是非とも次の山の撮影で実践してみてください。

あなたの撮った写真にきっと感動する人が現れますよ!

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