2021.06.16
あなたのウルトラライト登山スタイルを確立するために
あなたのウルトラライト登山スタイルを確立するために
こんにちは!管理人の松浦です。
ここまでウルトラライト登山について記事を書いてきました。
↓
「ウルトラライト登山でザックの中身を最適化」
「ウルトラライト登山で道具を知り尽くす」
「ウルトラライト登山を楽しむキーワードDIY」
今回あなたには、これらの3記事を踏まえて、以下の3質問に答える形で記事を書いていきます。
1.なぜウルトラライト登山がオススメで、どんなメリットがあるのか?
2.具体的にどうやってウルトラライト登山を始めれば良いのか?
3.たった今からあなたがすべきことは何か?
それではどうぞ!
ここまでウルトラライト登山について記事を書いてきました。
↓
「ウルトラライト登山でザックの中身を最適化」
「ウルトラライト登山で道具を知り尽くす」
「ウルトラライト登山を楽しむキーワードDIY」
今回あなたには、これらの3記事を踏まえて、以下の3質問に答える形で記事を書いていきます。
1.なぜウルトラライト登山がオススメで、どんなメリットがあるのか?
2.具体的にどうやってウルトラライト登山を始めれば良いのか?
3.たった今からあなたがすべきことは何か?
それではどうぞ!
なぜウルトラライト登山がオススメで、どんなメリットがあるのか
【わたし】 登山をする時、背中のザックの重量は重い方がいいですか?それとも軽い方がいいですか? シンプルにそう質問したら、答えは決まっていますよね?軽い方が良いに決まっています。 では、ザックを軽くすることによってどんなメリットがあるか、そしてそのメリットによってどんな効果が期待できるかをシェアします。 ザックが軽くなることによるメリットとして真っ先に思いつくもの、それは登山による体力の消耗を減らすことができるという点です。 体力の消耗を減らすことができれば、山での行動範囲が広がり、より有意義に登山を楽しむことができます。 特に、貴重な休みの日もしくはもっと貴重な有給休暇を利用して山に来ているあなたは、より有意義に、効率的に山を楽しみたいはずです。 もしあなたが、身体を鍛える手段として登山を選んだ!というのではなければ、荷物は軽いに越したことはないでしょう。 ちなみに私がウルトラライト登山を取り入れることによって、こんな効果を得ることができました。 |
【わたし】 ●1泊2日の山行が、日帰りになった ●ザックの中の道具は必要最小限の物になった ●足りないものは他の道具、山の樹木等で補なった ●予定のないテント泊を行う余裕ができた ●スケジュールの組み立てが1日でできるようになった ●登山にかかる経費が半分以下になった ●ザックの重量が半分以下になった(約10kg) 改善すべき点はまだまだありますが、それでも以前と比べると、私の登山スタイルは比較にならないほどに改善されたと思います。 |ウルトラライト登山の発祥 |
もともとウルトラライト登山スタイルは、アメリカでのロングハイクを行うための方法論として生まれた考え方です。
ロングハイクとは数週間、数ヶ月に渡る長期間のハイキングのことで、ロングハイクを楽しむためには荷物を極力減らして、自然のものを利用して生活する技術を身につける必要がありました。 なぜなら、どんなに大量の荷物をザックに入れてもロングハイクの中では必ず物資不足に陥ることはわかりきっているし、そもそも大量の荷物を背負った状態でのロングハイクは行動範囲を狭めてしまいます。 ロングハイクを楽しむためには自然と向き合い、山に自生する木々や草花、木の実や果実、湧き水、そして動物・・・自らの知恵と工夫で生きるために必要な物資を調達していく必要があったわけですね。 ハイカーズデポという登山ショップの店主である土屋智哉氏は、より軽量でシンプルな登山道具でもっと気軽に山に出かけようという触れ込みで、日本にウルトラライト登山を持ち込みました。 各登山メーカーやスポーツメーカーが、より機能的な登山道具を次々と発表する中、土屋氏の持ち込んだウルトラライト登山という方法論は革新的でした。 しかし、日本は国土全体に山を持つ国です。 ウルトラライト登山の方法論は比較的すぐに受け入れられ、そして多くのシンプルな登山道具が店頭に並ぶこととなったのです。 特に、ハイカーズデポではウルトラライト登山の方法論を取り入れた多くの商品を取り揃えています。 しかし・・・ウルトラライト登山の本質は、とにかくもっと気軽に身軽に快適に山へ行くこと、そしてその中で自分にとって最低限必要な道具を見い出すことなのです。決して道具ありきではありません。 つまり、ウルトラライト登山を取り入れることによってこんなことが可能になるのです。 ●もっと身軽に、気軽に、快適に山に登ることができる。 ●山の中で自然と向き合い、自然のものを利用した創意工夫を楽しむことができる。 ●本当に自分にとって必要な登山道具を見出すことにより、登山準備が簡単になる。 |ウルトラライト登山のデメリット ここまでウルトラライト登山のメリットをあなたにシェアして来ましたが、そうなるとこんなデメリットも当然発生することになります。 【登山初心者】 でも、軽さを求めるあまり荷物を少なくしすぎると、いざという時に必要なものがない!ってことになるのでは?重いザックの方が安心感があるよ。 【ベテラン登山家】 確かに身軽に登山できたらいい時もあるけど、登山は大荷物を背負って行うものだし、標高の高い山や雪山登山では絶対に通用しない!そういうところでの物資不足は命に関わるよ! その通りです。実はウルトラライト登山のデメリットは2つあります。 デメリット1 高い標高での登山や雪山登山などの厳しい環境では通用しない。 言うまでもありませんが、厳しい環境での登山を行なう場合、最も優先すべきはあなたの命を守ることです。そのためには、ザックの中には多くの物資を入れておく必要があるのです。 もちろん登山道具の有効利用という点でウルトラライト登山の方法論が必要な場合もありますが、基本的に使う可能性が少しでもある道具はザックに入れておくべきでしょう。 デメリット2 ウルトラライト登山を身につけるには、経験が必要。 2つ目のデメリットについては次章でお話しします。 |
かつての私、つまりウルトラライト登山を知る前の私は、ヒマさえあれば登山ショップで商品を見て回り
と思ったものは片っ端から購入してました。
あなたも経験ありますよね?
店に展示してあるものがやけに魅力的に見えてしまい、買うつもりがないのについつい購入してしまう・・いわゆる衝動買い、というやつです。
特に、登山道具というものは持って入ればいつか役に立つ、いざという時のために持っておくものという性格の商品も多いので「それなら買っても無駄にならないな」ということで購入しやすい・・・つまり、作話しやすいのです。
そんなわけで私の自宅には、登山関連の道具が結構揃っています。
登山家として常識的に持っておくべきものから「これ何に使うんだっけ?」というものまで様々です。
そんな私ですが、登山歴もそこそこあり、また「せっかく買ったし一応使ってみるか!」と考えることもあるので「買ってからまだ一度も使ったことない」というものは、ほとんどありません。
ただ「試しに1度だけ使ったけどそれっきり使っていない」というものはいくつかあります。
言い訳するつもりはありませんが、登山道具は実際に使ってみて初めてその有効性がわかるものなので「購入したもののやはり使わないな・・」ということがあっても仕方ない!と、かつての私は考えていました。
【わたし】
おっ!これ山で使ったら楽しいだろうな!便利だろうな!
おっ!これ山で使ったら楽しいだろうな!便利だろうな!
と思ったものは片っ端から購入してました。
あなたも経験ありますよね?
店に展示してあるものがやけに魅力的に見えてしまい、買うつもりがないのについつい購入してしまう・・いわゆる衝動買い、というやつです。
特に、登山道具というものは持って入ればいつか役に立つ、いざという時のために持っておくものという性格の商品も多いので「それなら買っても無駄にならないな」ということで購入しやすい・・・つまり、作話しやすいのです。
そんなわけで私の自宅には、登山関連の道具が結構揃っています。
登山家として常識的に持っておくべきものから「これ何に使うんだっけ?」というものまで様々です。
そんな私ですが、登山歴もそこそこあり、また「せっかく買ったし一応使ってみるか!」と考えることもあるので「買ってからまだ一度も使ったことない」というものは、ほとんどありません。
ただ「試しに1度だけ使ったけどそれっきり使っていない」というものはいくつかあります。
言い訳するつもりはありませんが、登山道具は実際に使ってみて初めてその有効性がわかるものなので「購入したもののやはり使わないな・・」ということがあっても仕方ない!と、かつての私は考えていました。
具体的にどうやってウルトラライト登山を始めれば良いのか
平地でウィスキーを飲むときは、やはりバーです。バーの雰囲気は嫌いではありません。いや、大好きです!
少し重々しい扉を開けると、客が入ってきたことを知らせる古風な鈴の音がカラカラとなり、そしてカウンターの向こう側で蝶ネクタイのマスターが静かにそれでいてよく響き渡る声でたった一言。
マスター
店には客がいることもありますが、仲間同士でワイワイと騒いでいる客は稀です。
ほとんどの客がそのバーの静かな雰囲気を楽しんでいるので、客が何人いようとその場の雰囲気が
壊されることはありません。
この静かな雰囲気に唯一許される音源、それがジャズです。
ジャズというのは、バーでウィスキーを飲みながら聴くために考案された音楽ではないか?と思ってしまうくらい、ジャズというのはバーの雰囲気に合っています。
カウンターに座りいつものウィスキーを注文します。
シングルモルトウィスキーのハイランドパーク、これが私の定番のウィスキーです。
これを定番としている理由は特にありません。
・・・いや、理由はあるのですが、残念ながら「何となく」という言葉しか見つかりません。もちろん、単純に「美味しいから」でもあるのですが。
「私にもっと語彙力があれば・・」といつも思います。
あえて表現するならば「自分の感覚に合っている」とでもいうのでしょうか。
様々なウィスキーを飲み比べて、一番私に合っているのがこの「ハイランドパーク」だと直感したのです。
適度に薄暗いバー
かすかに聞こえる他の客の声
テンポよく、そして静かに流れるジャズ
これらがハイランドパークと融合すれば、何とも言えないその場の雰囲気が完成です。
あとは、限りあるその貴重な時間を存分に味わい、そして楽しむだけ・・・
私はこの雰囲気に酔いしれる度にいつもこう思うのです。
「こんな貴重な雰囲気を味わえる場は他にはたった1つしかない。」
先ほども言ったように、それが、山のテント泊の夜なのです。
少し重々しい扉を開けると、客が入ってきたことを知らせる古風な鈴の音がカラカラとなり、そしてカウンターの向こう側で蝶ネクタイのマスターが静かにそれでいてよく響き渡る声でたった一言。
マスター
いらっしゃい
店には客がいることもありますが、仲間同士でワイワイと騒いでいる客は稀です。
ほとんどの客がそのバーの静かな雰囲気を楽しんでいるので、客が何人いようとその場の雰囲気が
壊されることはありません。
この静かな雰囲気に唯一許される音源、それがジャズです。
ジャズというのは、バーでウィスキーを飲みながら聴くために考案された音楽ではないか?と思ってしまうくらい、ジャズというのはバーの雰囲気に合っています。
カウンターに座りいつものウィスキーを注文します。
シングルモルトウィスキーのハイランドパーク、これが私の定番のウィスキーです。
これを定番としている理由は特にありません。
・・・いや、理由はあるのですが、残念ながら「何となく」という言葉しか見つかりません。もちろん、単純に「美味しいから」でもあるのですが。
「私にもっと語彙力があれば・・」といつも思います。
あえて表現するならば「自分の感覚に合っている」とでもいうのでしょうか。
様々なウィスキーを飲み比べて、一番私に合っているのがこの「ハイランドパーク」だと直感したのです。
適度に薄暗いバー
かすかに聞こえる他の客の声
テンポよく、そして静かに流れるジャズ
これらがハイランドパークと融合すれば、何とも言えないその場の雰囲気が完成です。
あとは、限りあるその貴重な時間を存分に味わい、そして楽しむだけ・・・
私はこの雰囲気に酔いしれる度にいつもこう思うのです。
「こんな貴重な雰囲気を味わえる場は他にはたった1つしかない。」
先ほども言ったように、それが、山のテント泊の夜なのです。
|ウルトラライト登山には経験が必要
実はウルトラライト登山を行なうためには、ある程度の登山経験が必要です。 なぜなら、ウルトラライト登山とはあくまでも方法論であって、詳しいマニュアルのようなものがあるわけではないのです。 逆に言えば「これが私のウルトラライト登山なんだ」と言えば、なんでもウルトラライト登山になってしまいます。 つまり、あなた自身が登山経験を積む中で、自分自身のウルトラライト登山を確立していくしかないのです。 仮に登山経験のないあなたが無理にウルトラライト登山を行なうと、非常に危険です。 本来、経験があれば、登山ではどんな道具が必須か、どれとどれを兼用できるか、どの道具が不要かということの判断が可能になり、その中で必要最小限の道具を正しく揃えることができます。 ところが、経験がないとその判断ができないもしくはなんの根拠もない判断をし、その結果、登山で絶対に必要な道具がザックに入っていない!という事態が起こってしまうのです。 |ウルトラライト登山に続く2つの方法 「身軽に、気軽に、快適に登山を楽しむ」 これがウルトラライト登山の前提条件です。何も己の精神と肉体を鍛えるために行なう訳ではないのです。(それだと修行になってしまいます) ただ、そこに行き着くためにはまず、山に登ってみてください。この時、ザックの中の荷物をどう準備するかは2つの方法があります。 1.大きめのザックに登山道具や食料を思いつくまま詰め込んで登山を実施する。 2.小さいザックに必要最小限の道具を入れて登山を実施する。 自宅にすでに登山道具があるというあなたは、1を選択しても良いでしょう。そして山では出来るだけ、多くの道具を使ってみてください。 もちろんうまく使えなくても、必要性を感じなくても構いません。たった一度でも使えば、それがあなたの大事な経験値となり、その道具がどんな場面で必要となるかが実感として判断することができます。 多くの荷物を詰め込んだザックを背負って登山に挑戦したあなた。大変だったと思います。しかし、これであなたは本当に大事な経験を積むことができました! 次の登山の準備段階で、あなたは前回の道具の中で何が必要か、何が必要でないか、なんとなくでもわかるはずです。 その経験をもとに、再び登山道具を揃えてザックに詰め込んでみてください。するとザックは前回と比較するとかなり軽くなっていませんか? これを繰り返して、やがてあなた独自のウルトラライト登山スタイルが確立するということになるのです。 一方2の場合、ザックには必要最小限の荷物、いやおそらくそれすら入っていない状態での登山です。あなたは身軽に登山ができるはずです・・・が!絶対に無理な登山はしないでください。 山の中腹までで引き返すか、あるいは登山ルートがきっちり整備された難易度の低い山を選んでください。里山をフラリと歩いてもいいでしょう。 極端に荷物の少ない状態での登山は極めて危険です!概ね1〜2時間登ったら、そこから引き返すようにしましょう。 その経験で、あなたは登山にどんな道具があったら便利か、どんな装備を身につけたらより快適に登山ができるか、なんとなくわかったはずです。 その経験をもとに道具を揃えましょう。 登山ショップで揃えることができればベストですが、ホームセンターなどで揃う場合もあります。 あなたの懐事情と相談して決めましょう。 |ウルトラライト登山へと続くたったひとつの課題 |
もしあなたがウルトラライト登山への第一歩を踏み出すならば、山であることに挑戦していただきたいのです。
それは「山でお湯を沸かしてお茶を飲むこと」です。 【あなた】 これまでの記事で山での料理やコーヒーについてシェアしてきたのに今さらお茶? と思われるかもしれません。 しかし、登山初心者のあなたは山でストーブ(コンロ)を使ってお湯を沸かすことすら難しく感じるはずなのです。 ストーブについてはこちらをご覧ください↓ 「これであなたも山の料理人!ストーブ」 もちろん苦労するでしょうが、なんとかやり遂げてみてください! また、お湯を沸かす方法はたった1つではありません。 ガスストーブを使えば簡単ですが、ガソリンストーブもあるしアルコール燃料を使う方法もあります。 山の枯れ木で火を起こす方法だってあるのです。 この機会にあなたに合う方法を探ってみても良いでしょう。 そうやって苦労して作ったお茶の味は格別ですし、お湯を沸かすことができたのであれば、大抵の山料理は作ることができるはずです。 あるいは「もっとこうしたら、簡単にお湯を沸かすことができるのでは?」という考えが浮かんだのであれば、素晴らしいことです! 次の登山で、ぜひ試してください! |ウルトラライト登山では服も最少限 |
登山ショップに行けば、高機能な登山用の服が所狭しと並んでいます。
私も数点持っており、実際に何度も山で着ているので登山用の服の有効性はよくわかっています。やはりかなり快適で便利です。 ただ・・・です。 そういう服は、季節が移り変わるたびに次々とリニューアルされそれぞれの季節に応じた服が売られているのです。 あなたは季節に応じて服を購入する必要などないのです。 ウルトラライト登山では服も最少限に抑えます。 服も工夫すれば、登山用でない服を登山でも使えるようにアレンジできますし、登山用の服が1枚あればオールシーズンで大活躍です。 登山ショップの品揃えに惑わされることなく、従来品を快適に着こなすことを第一に考えましょう! |
たった今からあなたがすべきことは何か
この記事を読んで、ウルトラライト登山に興味を持ったあなた。すぐにでも動き出したい気持ちはよくわかりますが、たった今からあなたにできることはそんなにはありません。
まずは次の休みの日を待ちましょう。待っている間、これらの記事を読んであなたが次の休みに登る山を決めましょう。
↓
「初心者必見!登山のための基礎トレーニング方法」
「登山初心者の迷い・戸惑いを完全解決!」
「初心者向け日帰り登山スポット 近畿圏」
「登山初心者向け日帰りスポット 関東編その1」
先ほども言いましたが、次の日の休みのあなたが登る山は、出来るだけ登山道が整備された低山がいいでしょう。もし標高の高い山しかないのであれば、1〜2時間くらい登ったらそこから引き返してください。
くれぐれも無理はしないでくださいね!
まずは次の休みの日を待ちましょう。待っている間、これらの記事を読んであなたが次の休みに登る山を決めましょう。
↓
「初心者必見!登山のための基礎トレーニング方法」
「登山初心者の迷い・戸惑いを完全解決!」
「初心者向け日帰り登山スポット 近畿圏」
「登山初心者向け日帰りスポット 関東編その1」
先ほども言いましたが、次の日の休みのあなたが登る山は、出来るだけ登山道が整備された低山がいいでしょう。もし標高の高い山しかないのであれば、1〜2時間くらい登ったらそこから引き返してください。
くれぐれも無理はしないでくださいね!
無駄のない厳選された道具を携えて身軽に、気軽に、快適に登山を楽しむ
これがウルトラライト登山の真骨頂です。 「ウルトラライト登山でザックの中身を最適化」では、その方法論について比較的ザックリとしたお話をしたと思います。 ウルトラライト登山を実践する場合、真っ先に思いつく方法は道具をいかに減らすか、いかにして軽量化するかということです。 使うかどうかわからないような道具をザックに詰め込んでしまうとザックが重くなり、ウルトラライト登山とはかけ離れてしまいます。 【登山初心者】 じゃあ、具体的にどんな道具を揃えたらいいの? リスト化された登山準備一式の中でも「どんな登山でも必ず必要!」を見ていただければ、そこに答えは出ています。このリストの道具を揃えれば、何の問題もなく登山ができます。 とはいえ、あなたにとって本当に必要な道具は、あなたが山に行って山で見出していただく必要があるのです。 なぜなら、どんな登山上級者でもベテラン登山家でも、必要と考える登山道具はそれぞれ異なり、100人の登山家がいれば、100通りのウルトラライト登山スタイルが存在するのです。 例えば、私の知り合いのある登山家は、日帰りハイキング程度の荷物の量で山に1週間も滞在します。 彼のザックの中には ●防寒具、パジャマを兼ねたレインウェア ●極薄のテント一式 ●少し大きめのコッヘル ●アルコール燃料 ●そして1週間分の米 しか入っていません。 その場所場所で足りないものがあった場合は、草木や竹、木のつるなどで賄うそうです。 彼のウルトラライト登山スタイルは、彼にとって本当に必要な道具であるレインウェア、テント一式、コッヘル、燃料だけを持って山に入り、その他の必要なものは自然のもので間に合わすといったものです。 また、別の登山家は大きめのザックやウエストポーチなどを常に持っていますが、それらは全て自作!だそうです。 【ベテラン登山家】 ヤフオクで業務用ミシンを買ったんだ!1万5千円で買えたよ。登山道具のほとんどはそのミシンで作っているよ。 登山服やシュラフも自作で、特にシュラフは使い古しのダウンジャケットを縫い合わせて作ったものです。 また、その登山家は、登山ショップで道具を買うことはほとんどなくホームセンターや100均で 材料を購入し、そこから様々なものを自作するそうなのです。 彼にとってもウルトラライト登山スタイルは、必要なものは全て自作し、時には市販されていないようなオリジナル道具も作ってしまうというものです。 彼にとって本当に必要な道具は・・・業務用ミシンかもしれませんね。 |
このように、ちょっと時間がかかるかもしれませんが、山に入りあなたにとって本当に必要な道具そしてあなた独自のウルトラライト登山スタイルを見いだすことができれば、登山の楽しみをさらに広げることができます。
登山とは、何も頂上にたどり着くことばかりではないのです! |
最後に
ウルトラライト登山の考え方は奥が深く、ここであなたにシェアした以外にもまだまだやるべきことはあると思います
ただ、ウルトラライトを究極的に突き詰めてしまうとロビンソン・クルーソーの世界に行き着きます。
登山の世界で言うと、ザックも何も持たずに普段着で登山するのであれば、究極のウルトラライトでしょうが、果たしてそんな登山は快適でしょうか?
ウルトラライトの考え方で最も重要なのは、身軽で気軽な登山と快適で安全な登山の線引きをどこにするかということなのです。
例えば、ザックの中の荷物をここまで減らすと身軽に気軽に登山ができるが、これ以上減らすと快適性と安全性が損なわれるという線が一体どこなのか、ということなのです。
その線の場所は人それぞれ異なるし、あなたがどこで線を引くかは登山の経験を積んだ上であなたが決めるしかないのです。
簡単ではないかもしれません。
しかし1度線を引いてしまえばあなたは誰よりも身軽に気軽に、そして誰よりも快適に安全に登山ができるようになるでしょう。
その時あなたのウルトラライト登山が確立するのです。
そんな究極の快適登山をぜひ目指してみてください!
ただ、ウルトラライトを究極的に突き詰めてしまうとロビンソン・クルーソーの世界に行き着きます。
登山の世界で言うと、ザックも何も持たずに普段着で登山するのであれば、究極のウルトラライトでしょうが、果たしてそんな登山は快適でしょうか?
ウルトラライトの考え方で最も重要なのは、身軽で気軽な登山と快適で安全な登山の線引きをどこにするかということなのです。
例えば、ザックの中の荷物をここまで減らすと身軽に気軽に登山ができるが、これ以上減らすと快適性と安全性が損なわれるという線が一体どこなのか、ということなのです。
その線の場所は人それぞれ異なるし、あなたがどこで線を引くかは登山の経験を積んだ上であなたが決めるしかないのです。
簡単ではないかもしれません。
しかし1度線を引いてしまえばあなたは誰よりも身軽に気軽に、そして誰よりも快適に安全に登山ができるようになるでしょう。
その時あなたのウルトラライト登山が確立するのです。
そんな究極の快適登山をぜひ目指してみてください!