2021.06.11

睡眠を操るキーマン!シュラフとは?

睡眠を操るキーマン!シュラフとは?
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
今回は小学生が大爆笑しそうなテーマ、排泄についてお話しします。

人として、いや生物として生きている以上絶対に避けることはできない自然現象である排泄。

普段の生活では当たり前のように排泄します。朝起きて、まずはトイレに行くという人も多いのではないでしょうか。

普段ならば何ら問題ない排泄ですが、いざ登山中となると、様々な点で非常に困難を伴います。

男性はいざとなれば小便くらいそこらへんでできるが(当然本来はダメです)、大便はどうするのか?女性の場合小便すら極めて困難が伴うし、そもそも山で排泄などしてはいけないのでは?

日本百名山に数えられる有名な山ならばトイレが設置している場合もありますが、管理する労力が尋常ではないため、非常に稀です。山にトイレがあるから安心♪などと考えるべきではないでしょう。

それでも日本の山ならば、よほど標高の高い地点でなければ排泄物を土に埋めても微生物が分解してくれます。もちろん非常の際です。

今回は、そんな日本の山とはかなり事情が異なる、極めて劣悪と言われるエベレスト登山でのトイレ事情を紹介、そこを教訓として日本の登山で排泄問題にどう立ち向かうかを解説します。

登山したいけどトイレが無いのが悩ましい・・・そんなあなたの悩みの解決になれば幸いです。

それではどうぞ!

テント泊の必須道具「シュラフ」

以前、山での睡眠について
あなたにシェアしたことがありました。

山という非日常的な世界でも
しっかりと睡眠をとるためには
体を温めること!

そうすれば次の日、あなたは
まるで羽でも生えたかのように
山を歩くことができるはずです!

そのために必要なものとして
テントですね

ただ、実はテントだけでは
とても体を温めることなどできないのです!

特に冬!
いや、春も秋もそうです。
標高の高いところでは夏でもです!

テントだけで、一晩過ごすことは
すなわち自殺行為となってしまうのです!

では、テント以外に何が必要なのか?
答えは「寝袋」です!
かっこよく「シュラフ」とも言います。
ここでは「シュラフ」で統一しますね。
私は、以前消化器系の病気を患った経験があるので、排泄、特に大便については人一倍神経質です。

「大便は身体からの便りである」とも言われるように、大便の形からその日の体調を知ることができるのです。

ちょっと汚いお話ですが、排便後自分の大便をジーッと観察して色や形、そして硬さを確認します。それらが理想のものであるならばOK!

【わたし】
よし!今日も健康!


ってな感じです。私にとって毎日の排泄は、いわば「ミニ健康診断」のようなものです。
神経質なのは、大便に対してだけではありません。「ミニ健康診断」の舞台となるトイレも出来る限りの美しさを求めます。

家のトイレは毎週雑巾でピカピカに拭きますし、止むを得ず外出先で用をたす時も出来るだけ綺麗なトイレを使わせていただきます。

例えば、見た目が綺麗なオフィスビルやホテルに入り、エレベーターに乗って適当なフロアで降りる。で、そこのフロアのトイレに駆け込み用を足す。(いつも使わせていただきありがとうございます 笑)
見た目が新しく綺麗なビルならば、トイレもやはりピカピカ✨気持ちよく用を足すことができます。

よほどやむを得ない事情でもない限りコンビニのトイレを借りることはしません。

残念ながら、これまで入ったコンビニのトイレで(小の時は躊躇なく借ります)綺麗だった試しがありません・・・

あなたが私ほど神経質ではなかったとしても、できれば綺麗なトイレで気持ちよく用を足したいですよね?

シュラフでの睡眠は快適か?

ここである有名人の
意外な発言を紹介します。
「夏場のテント内は蒸し暑くて
人が快適に過ごせるような空間にはならないのでは?」

平地ならばきっとそうでしょう。
平地で夜にテントを張って寝ると
朝には滝のような汗が出て脱水症状寸前の状態
となってしまうかもしれません。

まさに「サウナ状態」です。

しかし
あなたがテントを張る場所は、標高の高い山の中。
テント内が
「サウナ状態」になることはありません。
むしろ
ちょっとした寒さ対策が必要なくらいです。

つまり、標高の高い山での
テント泊は心地よい自然のエアコンが
効いているような状態で、避暑地としても最適です。

また、夏のテント泊での問題は
「害虫」です。

蚊やハエはもとより
山にはもっと厄介なアブやブヨなどがいます↓

虫と上手に共存するための虫除け登山方法とは?
「本当に眠れない日は睡眠薬を飲みます」

そんな奴らから
あなたの身を守るための
古来より伝わる伝統道具「蚊帳」
これをテントに装着することができるのです!

これで
あなたの快適な夏のテント泊は
保証されたも同然ですね!
では、登山中に用を足したくなったらどうするのか?
山に登れば、楽しみはいくつもあることはこれまであなたにお話してきた通りです。

思う存分、平地とは違う非日常の世界を楽しんでいただきたいと思います!

とはいえ、やはり何をするにしてもトイレにはいかなくてはなりません。人の生理現象は決して止めることはできないのです 笑

もちろん山の中では、あなたも私も犬も猫も熊もみ〜んな同じ動物!自然のまま用を足せば良い!大自然に囲まれながら排泄すれば良いのです!

・・・と言いたいところですが、やはりそういう訳にはいかない場合もあります。

もちろん樹木に囲まれた茂みの中ならば、そこにちょっと穴を掘って用を足せばあとは土の中の微生物が分解して土にしてくれることでしょう。

むしろ、よく肥えた土となって自然にも優しいかもしれません。

ただ、山の標高などの環境次第では、微生物が生息しにくくなかなか分解されない土もあるのです。

そうところで用を足すには、こういったものが必要になってきます。
これは山用の商品ではなく災害時用の商品です。

私も何度も使ったことがありますが、非常に使いやすく臭いが漏れることもありません。あなたにもぜひ使い慣れていただきたいと思います。

シュラフの種類

シュラフは大きく
マミー型、封筒型の2種類に分けられます。


|マミー型
マミーとは森永の乳酸菌飲料でもなければ
オムツでもありません。

マミーとはmummy
つまりミイラのことを言います。
これがマミー型のシュラフです。
要はミイラが収められた棺桶の形をしているので
マミー型というだけのことです。

この形は
登山で使用する寝具としては最も一般的です。

その理由は、何と言っても
コンパクトに収納できる点です。

人が寝るときの形をそのまま
シュラフの形としているので
面積に無駄がありません。

そのため
非常にコンパクトに収納でき
ザックの中に入れても
あまりかさばりません。

登山で使用するシェラフとしては
最適と言ってもいいでしょう。

また、登山用として
様々な種類のマミー型シュラフが存在することも
特徴の1つです。

シュラフの使い分けポイントは「気温」です。
つまり
どの季節にどの山で使用するか、
どんな環境、気温のもとで使用するか


例えば
気温10度くらいの環境で使用するシュラフから
気温マイナス20度以下でも保温効果のあるシュラフまで
使い分ける必要があるのです。

年中山に登る登山家には
5種類以上のシュラフを使い分ける人もいるくらいです。



|封筒型
封筒型のシュラフとはこれです。
その名の通り、長方形の形のシュラフです。
あなたが普段自宅で使う布団と
同じ形をしており、馴染み深いシュラフですが
登山ではほとんど使われません。

なぜか?

シュラフ内部の空間にゆとりがあるため
ゆったりと寝ることができますが
その分、大きく面積をとることになり
マミー型のように
コンパクトに収納することはできません。


ザックに衣食住の全てを入れて行動する登山。

ザックに入るもの全てが
可能な限りコンパクトになる必要があるのです。


では、封筒型はどういった状況で使用されるか?

家族で
比較的平地に近い場所でのキャンプを楽しむときは
寝るときの圧迫感がない封筒型が
よく使われるようです。

シュラフが快適登山のキーマン

テント、シュラフ、エアーマット
この3つがあれば
どんな環境でも
快適に睡眠をとることができるでしょう!

その中でも
あなたの体と密着するシュラフは最も大事です。

実は、数ある登山道具の中でも
シュラフほど種類が豊富なものはありません。

それだけ
目指す山の状況や気温、そして季節ごとに
シュラフの種類が細かく分かれているのです。

もちろん、登山靴などと同様に
登山初心者であるあなたが
登山ショップに行って、自分1人で
シュラフを選ぶことはせず
プロのスタッフに相談してください!
今のあなたにとって
最適なシュラフを選んでくれるはずです。

最適なシュラフを選んで
はち切れんばかりのワクワク感とともに
山の夜を存分に楽しみましょう!

その後、最適なシュラフは
あなたを深い睡眠へと誘い
爽やかな朝の目覚めを演出してくれることでしょう!
日本には、エベレスト登山ほどの極地の山は存在しません。登頂のために麓に数週間滞在、なんてこともまずあり得ません。

テント泊での登山にしても、ほとんどの登山家が2〜3泊、どんなに長くても1週間でしょう。

エベレスト登山でのトイレ事情と比較すると、大したことありませんよね!?

やはり自分で出した排泄物は自分で持ち帰る!この考え方を基本とし、携帯トイレの常備をオススメします。

昨今は災害対策グッズの品数も豊富で、あなたに合った携帯トイレを選択することができます。

あなたの街のホームセンター、もしくは薬局に行けば、多種類取り扱っているので、ぜひとも足を運んでみてください!

あと、携帯トイレについて私からアドバイスです。

ぶっつけ本番で山で使う前に、ぜひとも実際に外で使ってみることをオススメします。なぜなら、家の個室トイレでの排泄に慣れてしまっているあなたが、いきなり外で携帯トイレに排泄しようとしても力んでしまって排泄できないからです。

私は、今でこそ山では携帯トイレでの排泄が当たり前ですが、かつては携帯トイレなどというものの存在を知らず、山に排泄してしまったことがあるのです。

この時、お腹が痛くてどうしようもなかったのですが、なぜかどうしても排泄することができず、お腹の容量の限界近くにまで達してようやく排泄することができたという苦い思い出です。


その時の様子をちょっとお話ししますね。

|山で元服を果たした私のお話
ある日、ある山の中で、私は猛烈にお腹が痛くなってすぐに用を足したくなったのです!

この時、私はまだ登山初心者だったので、排泄に関しては非常に苦労しました。

私は普段から便器に座って用を足すことにあまりにも慣れ過ぎてしまっていたのです!(まあ、それが普通ですよね 笑)

まして未だに綺麗に掃除された個室でないと用を足すことが嫌な私。

そうは言っても下山するまで我慢することなどできない。

どうしてもその場で野〇〇をせざるを得ない。

で、意を決して茂みの中へと入っていき、周りを気にしながらズボンとパンツを下ろしてキバッたのですが・・・出ない!

そうです!もしかしたらあなたも経験があるかもしれませんが、あまりにも普段と違う環境だと
本人の意思とは関係なくお尻が勝手に力んでしまって出なくなってしまうのです!

この時、何度も何度もキバってみたのですがやはり出ない・・・

仕方なくトイレットペーパーでお尻をふき(一応)パンツとズボンをはき、この上なく不快なお腹を抱えたまま歩行を続けましたが、この時私は一計を案じて、少し多めに水を飲みました。

いくら力んで出なくてもお腹の許容値を越えれば嫌でも出てくるだろう!というわけです。

そうして歩くこと約30分、再び私のお腹にビッグウェーブがやってきたのです!
先ほどとは比べものにならないくらいの、もはや津波と言ってもいいでしょう。

私は何ら迷うことなく茂みに駆け込み、ズボンとパンツを高速で降ろしサッと最終ポジションにつきました。

すると私のお尻は一瞬だけ力みを見せましたが、その後は諦めたように〇〇○の排出を許し、〇〇○はナイアガラの滝のように流れ出ていきました!
その時の快感、開放感、スッキリ感は、今でも忘れることができません!

そうして山で無事、野〇〇の元服を果たした私。

この時の境に何ら迷うことなく山で、用を足すことができるようになったのです!


|山はトイレにあらず!
山をこよなく愛する私。その私が自分の〇〇○で山を汚すなどもってのほか!と基本的には思っています。

ただ、私の〇〇○程度ならば簡単に分解し、土にしてくれる山のおおらかさに甘えてしまっている自分もいます。

もし私があなたにトイレについて何かアドバイスするとすれば、こうです。

●ザックには必ずトイレットペーパーを入れる
●携帯トイレを使用する
●土に用を足す時は、穴を掘ってそこにする

また、小便くらいならいいだろうと気軽に山で用を足す人もいますが、基本的には小便ボトルを持参しそこに入れるようにしましょう!

誰もが気持ちよく登れる山!それはあなたのマナーにかかっているのです!
マナーを守れる人が快適登山を満喫することができるのです!

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