2021.06.10

日本人ならば是非1度!富士山登山

日本人ならば是非1度!富士山登山
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です!
・・・と今でこそ偉そうに名乗っちゃってますけど、かつては私も登山初心者でした。

今回は初心に帰るべく、そんなかつて初心者だった頃の私を思い出してみようと考えました。

私と山との出会いは・・・そう!私の山との出会いは小学生の頃の遠足でした。
どこの山かも忘れちゃいましたが、頂上からの景色があまりにも壮大で美しくて、私の心を捉えて離しませんでした。

ただ、山以外にもいろんなことに興味津々だった当時の私。
山に意識を集中させることなどなく、野球やバスケットボール、水泳にバドミントン・・・さらにはバイク、車と、私の興味の対象は目まぐるしく移り変わっていったのです。

そんな中、通算でいくつ目かの興味の対象であるスキーとの出会いがありました。ちょうど大学生の頃でした。

初めて履くスキー靴、慣れないスキー板とストックの操作に大苦戦しながらも、どうにか人並みに滑れるようなった私。スキーが楽しく楽しくなるのはここから!とばかりに、毎週のようにスキーを楽しく日々が続いたのでした。

スキーにも余裕が出てきたある日、スキーを履いたままリフトに乗り、頂上からの滑走を楽しもうとしたその時、頂上から眺める雪化粧の山々を目の当たりにしてそのあまりの美しさに息を飲んだのです。

何かきっかけがあったわけではありません。いつも通り、頂上からの滑走のことしか頭になかったはずなのですが、その時に限ってそこからの壮大な山々が頭から離れなかったのです。

そして私は思いました。
リフトで簡単に登れる頂上ではなく、さらにその上からの景色を眺めてみたい!そしてもっともっと感動したい!

そうして私は登山初心者となったのでした。

その時から約13年の月日が流れ今に至りますが、私の興味の対象が登山から移り変わることはありません。

今もって山は、私を魅了し続けているのです。とはいえ、最初はやはり戸惑いました。
今回の記事では、そんな当時の私の登山への戸惑いと葛藤、そしてそこからどう成長できたかについて書いてみようと思います。
かつての私が、どのようにして登山への戸惑いと葛藤に打ち勝ったのか。
きっと今のあなたの心に響くと思います。じっくりお読みください。

日本で一番高い山、富士山

標高3776m
その大迫力の姿もまさに日本一です!

新幹線や高速バスで
大阪から東京へ向かう時

進行方向の左側に見える
その圧倒的な大迫力の姿に
ついつい目を奪われてしまいます。

太古の昔から存在する富士山。
その堂々たる姿のため神が宿るとされ
様々な逸話が付き物でした。

例えば
「富士山」という山名の由来として有名な話があります。
「かぐや姫」の話で有名な「竹取物語」
に登場する不老不死の薬を焼いた山であるとされ
そこから「不死山」→「富士山」となったという話です。

または
初夢で縁起が良いとされる一富士二鷹三茄子としても
非常に有名です。

近年でも
富士山の麓に広がる「富士の樹海」は
自殺の名所としても有名です。
縁起でもないのですが・・・

そんな良くも悪くも
日本人はもとより
世界中でも日本の象徴として有名な「富士山」

日本人なら
やはり一度は登ってみたいですよね?


富士山は
日本に存在する他の山とは
いろんな意味で全く異なります。
例えばこんなふうに。

●日帰り登山ほどの荷物も不要
●山地図も不要
●道迷い遭難の心配全くなし
●登山ベストシーズンは夏
●冬の登山は自殺行為に等しい
●お金は多めに必要

それぞれ解説しますね。

富士登山での荷物は最小限で!

富士山は5合目から登り始めるスタイルが
一般的です。
(5合目にはホテルや巨大な駐車場もあります)

富士山には5合目から9合目までの
休息ポイントがあり(10合目は山頂)
それぞれのポイントには山小屋が建っています。

その山小屋はちょっとした食料などの
販売も行われており
登山に必要なものはそこで購入できます。
また、宿泊も可能です。

富士山の山地図は不要

富士山の登頂までのルートは
かなり限定されます。
また、各ルートにはロープが張られており
登山道が形成されているため
道がわからなくなる事はありません。

道迷い遭難の心配全くなし

また、夏には多くの登山客で賑わっており
人の流れに乗ってひたすら歩を進めるだけで
登頂が可能です。
ところで
登山では必須の携行品の1つである山地図

おそらくこれを持たずに登山をする人は
●完全に山を舐め切ったド素人
●サバイバル術にも長けたベテラン登山家

のどちらかだと思います。

私も以前の記事で登山の準備品の中に「山地図」を記載していました。

あなたが先ほどのどちらでもないのならば
必ず地図は携行してほしいと思います。

ただ・・・です。

登山に携行する地図はあなたが普段使う地図とは大きく異なります。
山地図とはこういう地図のことです。
あなたが普段よく見る地図とは
全く違いますよね?

ん?建物はどれ?
交差点名は?
県道は?
国道は?

そんなものは一切
山地図には記載されていません。

なぜか?

山にそんなものが無いからです 笑
無いものは記載されません。

この地図は山地図と言われますが
「等高線図」とも言います。

「等高線図」とは読んで字のごとし!
山の同じ高さの箇所を線で結んだ図面です。

本来、山は立体で表現すべきものです。
高さがあるのですから。

つまり、山の立体的な高さを平面上の地図で表現したものが等高線図なのです。

これとコンパスを見れば
あなたが今どこにいて
自分が目指す山頂がどの方角にあって
山頂の標高が何メートルで
山頂までにどれだけ急な山道が待ち受けているのか

がわかるのです。

まさに「山の地図」というわけです。

富士登山ベストシーズンは夏

標高は日本で一番高いため
気温が低く、避暑地としては最適です 笑

冬の富士登山は自殺行為に等しい

逆に
冬は雪と猛吹雪が吹き荒れており
人を寄せつけません。
また、富士山は休火山であるため
樹々は一切存在しません。

つまり、吹雪を遮るものもないため
猛吹雪をダイレクトに受けることになり
非常に危険です。

また、冬には全山小屋が休業となるため
必要なものの購入もできず、宿泊もできません。

猛吹雪のためテント泊も極めて困難です。

そんな休憩すらままならない中での歩行は
もはや自殺行為という以外になく
実際に死亡事故も発生しています。

ただ、毎年ごく少数の登山エキスパートが
初日の出を富士山頂で迎えるべく
冬に登頂を目指します。

うーん・・・
私ならご遠慮したいです 笑

富士登山ではお金は多めに必要

先ほども言ったように
山小屋で物資を調達できるため
多めのお金が必要です。

また、トイレを使うにもお金が必要になります。
1回百円です。

山頂には自販機も設置されており
平地でも良く見る飲み物が買えますが
価格は概ね5倍です!

以上のように
良くも悪くも他の山とは大きく異なる富士山。

もし、あなたが登ったことがないのならば
夏に登ってみることをお勧めします。

もちろん、ある程度の準備は必要ですが
他の山と比較すると
格段に気軽に挑戦することができます。

言うまでもありませんが
頂上からの眺めはまさに日本一!!

タイミングが合えば
美しい雲海を見ることができるでしょう!

ただ、1つ!
高山病には十分注意していただくよう
お願いします!

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