2021.07.20

登山家もダイエッターも大絶賛 グラスフェッドバターで作ったコーヒーとは

登山家もダイエッターも大絶賛
グラスフェッドバターで作ったコーヒーとは
こんにちは!登山家の松浦です。
今回は、グラスフェッドバターと、グラスフェッドバター入りのバターコーヒーについてお話しようと思います。

正直いって、いくらブログに私の全てを書くつもりといっても、これだけは私の秘密にしておこうと思っていました。

もし、この商品が爆発的に人気が出て、品薄状態になってしまうと、私の最上の楽しみが損なわれてしまう可能性があったためです。

それくらい、あまりにも素晴らしい商品なので、ついつい独占欲が出てしまったのです。

しかし先日、とうとうこの商品がテレビのバラエティ番組で紹介されてしまい、ついに諦めました。

それと同時に、これを読んでくださるあなたに登山に関する最高の情報を提供するという、私の本来の役割を思い出したのです。

こんな最高の情報を出し惜しんでいる場合じゃない!このブログを読んでくれるあなたに届けなければ!

そんなわけで、ある意味開き直って、このグラスフェッドバター入りのコーヒーについてお話します。

とはいえ、この記事を書いている今は、まだ自分の独占欲に打ち勝っていない状態です。全身全霊をかけてこの記事を書きますが、今回ばかりは、できればこの先を読まないでください・・・

超こだわりバター グラスフェッドバターとは

あなたは朝食に何を食べますか?

夕食はバラエティに富んでいますが、朝食はシンプルに済ませる家庭が多いようです。

[あなた]
朝食はごはん派?それともパン派?
なんて聞いたりしますよね!


実は私はごはん派です。朝はごはんに納豆、味噌汁にもずくとほぼ決まっています。自分で言うのもなんですが、すごく健康的な朝食だと思います!

パン派のあなたは、トーストに牛乳かコーヒー、あとは目玉焼きとサラダといったところでしょうか?

私もごく稀に、朝食にパンを食べることがありますが、やはり美味しいですね!特に、トーストにたっぷりとバターをつけて食べると本当に絶品です。

ところで、あなたに1つ質問です。

トーストにつけるバター、あなたはどんなものを使っていますか?どんなものと言っても、バターかマーガリンのどちらかになると思いますが。

違いを簡単に言うと、こんな感じです。

"バター・・・・・80%以上が動物性脂肪(牛乳)で出来ている
マーガリン・・・80%が植物性脂肪(オリーブ油、ごま油等)で出来ている"


どちらも脂肪でできている油の塊、健康への影響が気になります。

特に、マーガリンはトランス脂肪酸が含まれていると言われ、健康面の問題が指摘されています。

バターは牛乳からできているので、マーガリンほど問題視されているわけではありませんが、やはり食べ過ぎはよろしくありません。

で、先ほども言ったように、私はごはん派なので、めったにバターを使うことがありません。ごくまれに朝食にトーストを食べることはありますが、1か月に1回くらいです。そのため、たまトーストを食べるときは超こだわりの高級バターを使います。

それがグラスフェッドバターなのです!
私と小説「神々の山嶺」との出会いは、原作者である夢枕獏を経由したものでした。と言っても別に原作者に直接お会いできたわけではありません。

約10年前、当時ビジネスマン向けに発行していた月刊誌「KING」で、夢枕獏氏は自身の旅行記の連載を持っていました。わずか2〜3ページの短い連載ページでしたが、その文章は知性に溢れ、ユーモアセンスに富み、人を惹きつけるに十分な魅力を持ったものでした。

[わたし]
なんでもいい!この人の著書を読んでみたい!


そんな強烈な願望を持ち、すぐにyahooで夢枕獏氏の著書を調べてみました。数々の小説タイトルがヒットしましたが、ジャンルに偏りはなく、オカルト、SF、時代物、格闘技と多岐に渡っていました。

そんな中で一際私の目を引いた小説が「神々の山嶺」だったのです。夢枕獏氏の代表作ともいうべき作品とあり、何よりも私自身が登山にのめり込み始めた頃だったということもありました。

数日後の仕事帰りに、大阪は梅田の大型書店「紀伊国屋」へと立ち寄り小説コーナーを物色するとすぐに発見、分厚い単行本の「神々の山嶺」が上下巻に別れて陳列されていたのです。

1ミリも迷いことなく、ただちに上下巻を手にしてレジへと走り、ウキウキ気分で帰路につきました。

その日はちょうど金曜日。再び出勤する日までの2日間、私は「神々の山嶺」の世界に没頭することとなったのでした。

グラスフェッドバターの効果

グラスフェッドバターの最大の効果は、実はダイエット効果なのです。

[あなた]
バターなのにダイエット効果?


と思われるかもしれません。グラスフェッドバターもバターなので脂肪の塊ですが、この脂肪が他の物とは全く異なる極めて健康的な脂肪なのです。他のバターと比較してみましょう。
バターの種類
主な脂肪の成分
身体への影響
一般的なバター
動物性脂肪
(飽和脂肪酸)
身体に蓄積されやすく、太りやすい
マーガリン
植物性脂肪
(トランス脂肪酸を含む)
カロリーは低いが、トランス脂肪酸による健康被害の恐れあり
グラスフェッドバター
動物性脂肪
(不飽和脂肪酸)
脂肪をエネルギーに変換させるオメガ3脂肪酸を含み、身体に蓄積されにくい
ダイエット効果及び筋肉を増加、増強させる効果もあり
不飽和脂肪酸は植物性の油や魚の油に多く含まれている成分であり、過剰に摂取してもすぐにエネルギーとして使われやすいため、身体に蓄積しにくく太りにくい油と言われています。

特に、グラスフェッドバターの不飽和脂肪酸の種類は、体内で作ることができない必須脂肪酸の一種のオメガ3脂肪酸です。

オメガ3脂肪酸は、αリノレン酸を主成分とする必須脂肪酸の総称であり、体内でDHAやEPAに変換します。DHAやEPAは、その身体に良いとされる成分であり、サプリとしても有名です。
現代の日本人は、オメガ3脂肪酸の摂取量が少ないため、厚生労働省でも積極的な摂取を推奨している程で、こんな効果が期待できるのです。

血圧を下げる
血中の中性脂肪を減らし、血栓を防ぐ
アレルギーを抑制する
記憶力・学習能力を高める
ガンの発生や転移を抑える
認知症、痴呆症を予防する
私は、別にダイエットをしているわけではありませんが、これほど身体に良い効果を与えるグラスフェッドバター、食べない理由はありませんよね!
以前、山に”似合う”車ということで記事を書いたことがありました。

「山に”似合う”車とは?雰囲気重視の車選び」

登山をするために「便利な」ということではなく、山に合う車は何か?ということで
私がシェアした車がミニクーパーでした。

街乗りのイメージが強い車ですが、実はかつてラリーで優秀な成績を収めたこともある
悪路にも強い、とてもパワフルな車なのです。

しかも、小さいボディーにも拘らず内装は広く、登山で使う程度の荷物ならば楽々入ります。
さすがに車中泊はちょっと辛いのですが、それは外にテントを張って解決!

まるで自分の相棒のような、親友のようなミニクーパーが最も山に似合う車と思っています。

ストレスフリーの牛の乳から作られたグラスフェッドバター

一般的なバターとグラスフェッドバターは、なぜこれほどまでに成分が異なるのか?その答えは、牛の育つ環境にありました。

そもそもグラスフェッドバターとはグラス(草)、フェッド(与えられた)という意味であり、牧草だけで育った牛の乳から作られたバターのことを言います。

一面青々とした草原で自由に草を食む牛の姿を思い浮かべてみてください。
その牛からグラスフェッドバターの元となる乳ができるのです。当然、成長ホルモン剤や過剰な抗生物質の投与などは一切行いません。だからこそ、安全で栄養たっぷりのおいしいバターができるのです。

[あなた]
ん?牛はもともと牧草だけを食べるよね!?


とあなたは思ったかもしれません。

日本の牛の多くは、遺伝子組み換えをした危険性の高いトウモロコシなどの穀物を与えて育てているのです。また、主に牧草で育てている牧場でも年中草が生えているわけではないので、やはり穀物のエサを与えています。
そのため一般的なバターはグレインフェッドバターと呼ばれています。もうお察しとは思いますが、グレインフェッドバターとはグレイン(穀物)フェッド(与えられた)という意味です。

広大な草原で自由に草を食んで育つ牛、狭い小屋の中で危険なエサを与えられて育つ牛。乳の栄養価に大きな差が生まれるのは必然なのかもしれませんね。

グラスフェッドバターの国

グラスフェッドバターの発祥はどこか?とは言っても、もともと牛は草を食む動物。その牛の乳から作られるのがグラスフェッドバターなので、バターの元祖がこのグラスフェッドバターなのかもしれません。

グラスフェッドバターは、牛の放牧やバター作りが有名なスイスやイタリアなどのヨーロッパの国々、そしてニュージーランドのものが有名です。

「アルプスの少女ハイジ」でもヤギや牛、そしてバターが登場しましたよね。物語の舞台はアルプス山脈で有名なスイスです。

特にスイスでは、バターとはグラスフェッドバターのことを指し、それ以外のものはバターを名乗ることは出来ません。

もともと、それらの国々で作られていたグラスフェッドバターが日本に持ち込まれたわけです。
固形タイプ

つまり、基本的には液体タイプを使用し、チョークバッグにはカットした固形タイプのチョークを入れておきます。

そうすることで、粉末の飛散を最小限に抑えることができ、しかもより適量のチョークを手につけることができるようになるのです。

また、固形タイプのチョークは比較的安価であるため、経済的にも優れたセットです。

グラスフェッドバターが作り出す極上コーヒー

もしこの世で一番美味しいコーヒーは何か?と聞かれたら、私は1ミリも迷うことなくバターコーヒーと答えます。

コーヒー独特の苦味を見事に消し、なんとも芳しいバターの香りと風味を楽しめるバターコーヒー。しかも、バターでありながらダイエット効果をはじめとする様々な身体への良い効果が期待できるのです。

そんなバターコーヒー、実は登山家の間でも大人気です。

大人気バラエティ「世界の果てまでイッテQ」イッテQ登山部でおなじみの登山家 貫田宗男氏は毎朝、朝食にバターコーヒーを飲んでいます。

貫田氏は現在66歳。未だに現役で登山が出来ているのは、バターコーヒーのおかげだそうです!

グラスフェッドバターを超越した健康バター その名もギー

あなたは牛乳を飲んだ時お腹がグルグル鳴ったり、お腹がゆるくなったり、気分が悪くなったりすることはありますか?

もしそうなら、あなたは乳たんぱくアレルギーである可能性が高いと思います。とは言っても、基本的に日本人の身体には牛乳は合わず、乳たんぱくアレルギーの日本人は非常に多くいます。

ただ残念なことに、乳たんぱくアレルギーを持つあなたは、グラスフェッドバター入りのバターコーヒーを飲んでもその症状が出てしまうことがあるのです。

これははっきり言って悲劇です!こんな美味しいバターコーヒーを心ゆくまで楽しめないなんて、私にはとても考えられません。

ただ、そんなあなたにはグラスフェッドバターにさらに改良を加えたバターを試していただきたいと思います。それがギーなのです。
ギーの発祥は、実はヨーロッパではありません。インドなのです。ギーは以下のような製法で作られます。

"牛や水牛、ヤギの乳を沸騰させて加熱殺菌した後に乳酸発酵させ、凝固したものを撹拌してバター状にする。これをゆっくり加熱して溶かし、溶けた脂肪分が黄金色になり、沈殿した固形分が褐色になったらろ過して容器に移し、冷ます。加熱ろ過の過程で水分、糖分、蛋白質などが除かれるため、バターよりも腐敗しにくくなり、平均気温の高い地域(熱帯・乾燥帯)において長期間、常温で保存することが可能になる。香り付けにスパイスが加えられることもある。"

つまり、グラスフェッドバターに含まれる乳たんぱく質が加熱ろ過の過程で取り除かれるので、乳たんぱくアレルギーを持つあなたも安心して口に入れることができるのです。

もちろん、グラスフェッドバターが持つ身体への有益な成分は、一切損なわれていません。

もしあなたが乳たんぱくアレルギーを自覚しているならば、このギーをお試しください!

世界最高のコーヒーダイエット効果、そして健康を一度に手に入れることができますよ!

グラスフェッドバターを超越した健康バター その名もギー

さて、そんな素晴らしい効果を発揮するグランフェッドバターはどこで手に入れたらいいのか?実は非常に簡単です。

店舗ならば成城石井カルディコーヒーファームコストコイオンなどで購入可能です。

また、通販ならばamazon楽天などで購入可能です。

ただ、グラスフェッドバターについて、1つだけ欠点があります。それは少々高額だということです。もちろん、これだけの優れた効果を発揮するバターなので、私にとっては納得の価格です。

しかし、スーパーで売っている一般的なバターやマーガリンなどと比較すると、3~5倍の価格です。

購入するかしないかはあなた次第ですが、やはり食べ物です。巡り巡ってあなたの血となり、肉となり、骨となるものです。多少高価でも買う価値があることは間違いありません。

逆に言えば、あまりにも安すぎる一般的なバターやマーガリンのたかが3~5倍の価格で、世界最高品質のバターが一般家庭の食卓に上がることが、本当に素晴らしいことだと思います。

健康はお金では買えないのです。ぜひとも!あなたにおすすめしたいと思います!

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2021.06.23

コンパクトボディの登山用ストーブで最高の食事を

コンパクトボディの登山用ストーブで最高の食事を
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
登山で最高の食事を作るには何が最も大事だと思いますか?

料理の腕?料理の知識?食材?食器?水?山の空気?

確かにそれらも大事ですが、登山中の料理に最も大事なものはストーブです。

ストーブといっても暖房器具のことではありません。分かりやすく言うとコンロのことです。水を沸騰させるにも、フライパンで炒めるにも、暖かいスープを作る時にも絶対に必要ですよね!

もちろん、キャンプで使うような大型のカセットコンロをザックに入れるわけにはいきません。登山には登山用のストーブがあるのです。

極限まで小さく折り畳むことができ、火力も申し分ありません。

ただ、登山用のストーブには様々な種類があり、登山日程や登山パーティーの人数、そして季節によって使い分けることがほとんどです。

もしあなたが、漠然と「登山するならストーブが必要だな」と思うならば、まずはこの記事を読んでみてください。

今のあなた買うべき、最も適したストーブのことがわかるはずです。逆に言えば、この記事を読まずにストーブを購入してしまうと、無駄金を使ってしまうことになってしまいます。

記事を楽しみながら、ストーブの知識を身につけてくださいね。それではどうぞ!

登山用ストーブ操作に繋がる自宅での料理

あなたは普段、自宅で料理をしますか?

実は私は結構家で料理をします。

別に料理が趣味というわけではなく、必要に迫られてやっているようなものですが、やり始めるとこれが結構楽しくてついつい凝ってしまいます。
今日はどんな料理を作ろうか?素材は何がいいか?肉か魚か?調味料は何が必要か?など考えます。

始めた頃は、やはり結構失敗しました。

ネットで見つけたレシピ通りにやっているつもりなのですが、水の量を間違えたり、塩を入れすぎたり、味噌の量を間違えたり・・・特に火加減のミスが一番多くありました。

コンロの火加減は難しいものです。火力が強すぎると焦がしてしまい、弱すぎると生焼き状態・・

でも、最近はそんなこともなくなり、ちょっとしたものならば結構手際よく作れるようになりました。

料理を始めてわかったのですが、自分が作ったものを「おいしい!」と言ってもらえると本当に嬉しいですよね!

少しだけ、料理を生業としているシェフやパティシエの方々の気持ちがわかった気がしました 笑
逆に、あまり良い評価をもらえないと、これはこれで結構グサッとくるものですね 笑

これからは外食でも自宅でも料理をご馳走してもらったら、おいしい!というようにしよう!と思いました。
冬場の防寒着、あなたはどんな服装をしますか。

ロングコート
ジャンバー
ジャケット
ダウンジャケット
などなど・・

平地ではいろんなタイプの防寒着があり、あなたも自分に合った防寒着をオシャレに楽しんでいる事でしょう。

もちろん私もです!

私は仕事ではロングコートを愛用しています。

仕事着はスーツなので、その上からロングコートを羽織る形になります。

また、プライベートではジャンパーを着たり、ジャケットを羽織ったり、その時の気分に応じていろいろとおしゃれを楽しんでいます。

そして実は、山でもオシャレを楽しんでいます!

最近は、登山用の服もオシャレなものがあり、登山ショップに行くとオシャレな登山服についつい目移りをしてしまいます。

もちろん、オシャレだからといって登山服としての機能を犠牲にしているわけではありません。

ファッショナブルでありながら、むしろ登山服としての機能が格段に向上しているものもあります。

やはり「山ガール」という言葉が流行するくらいに、登山が女性にも浸透してきていることも影響しているのかな?と思います。

ただ、いくらオシャレな登山服が発売され、多種多様な登山スタイルが生まれようとも、これだけは変わらないだろうというものもあるのです。

それは雪山登山の主役ともいうべきシェルジャケットです。

登山用ストーブで野菜を調理

私の料理の技術、必要に迫られて身につけたものですが、登山では大いに生かすことができています。

私は山では楽しんで料理をします。
こちらを読んでみてください。

登山で味わう世界で最も美味しい食事の秘密

食事のためだけの3日間の登山で私が得たものは?

始めから登頂目的で山に入るときは行動食で済ますこともありますが、時間に余裕があるときは、結構ちゃんと料理をします。

もちろん、ザックには野菜を詰めていきます。
私がよく持っていく野菜はこの5種類です。

●ジャガイモ
●大根
●人参
●ほうれん草
●ごぼう

これらの野菜は栄養価が高く、比較的日持ちし持ち運びしやすいと言う特徴があり、山では重宝します。

作る料理は汁物、炒め物がほとんどです。さすがに、山の中での調理法は制限されてしまいますので・・
言うまでもなく、雪山登山は極寒の山の中を歩くもので、その気温は、地域にもよりますが概ね氷点下5度〜10度、氷点下25度まで下がることもあります。

通常は、それだけの極寒の中を人が生きていくことはできません。

もちろん平地でも、北海道の旭川などは氷点下25度まで下がる時期もありますが、その分家の中は強力な暖房が効いています。家の中は暑いくらいだそうです。

しかし、氷点下25度の山の中を歩く場合、もちろん暖房器具などありません。

外からあなた自身を温める手段が何1つないのです!

湯沸し用、料理用のストーブはあるでしょうが、それであなたの体を温めるにはあまりにも役不足です。

唯一暖かい料理や飲み物を飲むと言う手段があるくらいです。

つまり、人が生きていけないくらいの極寒の中、山を登るには、極めて保温性と防寒性の高いアウターが絶対に必要なのです!

それがシェルジャケットなのです!

登山用ストーブは調理道具の主役

で、山の中での料理する場合、私が最も注意を払って準備するもの。それがストーブです。

「コンロ」という名称の方が一般的です。要は火です。ここでは「ストーブ」で統一します。

調理するといえば、やはりストーブが必要です。

よほど切羽詰まった状況でなければ、野菜を生でかじるワケにもいきません(山ではたまにそういう状況があります)。

登山用ストーブは、燃料に何を使用するかで4種類に分けることができます。

それをここであなたにシェアしますね!

ガスストーブ
登山用ストーブで最も一般的なものがこれです。プリムスのものが有名ですね。
火力も申し分なく、コンパクトに収納することができ、しかも軽い。

燃料はガスです。ガスボンベに直接ストーブを装着できるため、全体としてコンパクトにまとまり、持ち運びは非常に楽です。

あえて欠点を言うならば、25分〜30分の燃焼でガスが切れてしまい、あまり長持ちしません。

また、ガスボンベありきのストーブなので、ガスが切れると使い物になりません。

これを使うときは、必ずガスボンベの予備をザックに入れておく必要があります。

ガソリンストーブ
車の燃料でもお馴染みのレギュラーガソリンを燃料に使うタイプのストーブです。MSRのものが有名です。
比較的火力が弱く、またガスボンベと比べると重量があるという欠点がありますが、山の車道でガソリンスタンドを見つけることができれば、燃料のガソリンは容易に手に入ります。

また、ホースがあれば自分の車からガソリンを抜き出すこともできます。

海外での登山では、このタイプのストーブがよく使用されています。

アルコールストーブ
あなたは小学生の頃、理科の実験でアルコールランプを使ったことがありますか?

アルコールストーブとは、まさにそのアルコールを燃料にしたストーブです。トランギアのものが有名です。
ガソリン同様火力が弱く、持ち運びするには重いという欠点はありますが、アルコールは安価で手に入りやすく、そして怪我した時の消毒にも使用できます。

また、ガスストーブやガソリンストーブのように規格もないので、どんな容器でも代用が効きます。

ウルトラライト的な方法で空き缶にアルコールを入れて、ストーブにしている人もいるくらいです。
ウルトラライト的な方法についてはこちらをご覧ください。

ウルトラライト登山でザックの中身を最適化 
ウルトラライト登山で道具を知り尽くす
ウルトラライト登山を楽しむキーワード「DIY」
あなたのウルトラライト登山スタイルを確立するために

石、木材など
これはいわゆる「道具」ではありません。

山のそこら中に落ちている石と丈夫な枝でコンロを作り、乾いた木や枯葉を燃料にする方法です。
つまり焚き火です。

非常に手間がかかり、サバイバル技術にある程度精通していないと困難という欠点はありますが、道具は全く必要とせず(ライターかマッチくらいはあった方が良い)山に落ちているものをストーブと燃料にすることができます。

何らかのトラブルで持参のストーブが使えなくなった場合、こういう手段もあります。覚えておくと安心ですし、便利です!
シェルジャケットの防寒性、保温性の高さは、まさに驚愕の一言です。

仮に、あなたが真冬の雪のちらつく夜にTシャツ1枚+シェルジャケットと言うスタイルでコンビニへ買い物に出かけたとしても、あなたは全くといっていいほど寒さを感じることはありません。

シェルジャケットの中にもう一枚ちょっと分厚めのロングTシャツでも着込めば、外で一晩過ごすことすら可能でしょう。

しかも、登山ショップで取扱うシェルジャケットのほとんどがゴアテックスの素材を採用しています。

つまり、外からの雨や雪などの水分を完全にシャットアウトし、同時にあなたの体から発散する水蒸気を外に排出し蒸れを防ぐという機能を有しています。

ゴアテックスについてはこちら

登山用レインウェアに欠かせないゴアテックスとは?

いろんな機能を紹介しましたので、まとめるとこうなります。

●極めて高い防寒性、保温性
●外からの水分を完全シャットアウト
●内からの蒸れを排出


雪山登山を行う者にとってまさにパーフェクトと言えるジャケットなのです。

登山用ストーブのエンジン始動 着火用ファイヤースターター

あなたは火を熾すための3条件を御存じですか?

・可燃物(燃料)
・酸素供給体(空気)
・点火源

この3つが揃って初めて火を熾すことができるのです。では、登山用ストーブに当てはめてみましょう。

・可燃物(燃料)・・・・燃料ガス、ガソリン、アルコール等
・酸素供給体(空気)・・空気
・点火源・・・・・・・・外部からの供給が必要
つまり、登山用ストーブを使用するには、点火源が必要になるのです。
点火源はこれです↓

マグネシウム ファイヤースターター
ガスストーブには概ねファイヤースタータ―が付いますが、標高が高い地点や気温が低い場合にはうまく機能しないことがよくあります。従って、別にファイヤースタータ―を持つ必要があるのです。

もちろんライターでも代用可能ですが、私の経験上、ライターはすぐに壊れてしまうので頼るのは危険です。高価なものではありませんので、購入しておきましょう!
で、そんなシェルジャケットですが、近年ソフトシェルジャケットハードシェルジャケットの2種類に分けられるようになりました。

私がここまであなたにお話ししたシェルジャケットは、ハードシェルジャケットのことだと思って間違いありません。極寒の雪山登山でも圧倒的防寒性、保温性を有する、それがハードシェルジャケットなのです。

【あなた】
では、ソフトシェルジャケットってなんだろう?ハードシェルジャケットほどの機能はないということかな?

なるほど・・・半分正解といったところですね。

ソフトシェルジャケットは、確かにハードシェルジャケットほどの防寒性、保温性はありません。ソフトシェルジャケットだけでは、雪山登山でのアウターレイヤーとしてはあまりにも役不足です。

しかし、ソフトシェルジャケットは防寒性、保温性を犠牲にすることによって獲得した素晴らしい機能を備えているのです!

では、このソフトシェルジャケットとハードシェルジャケットの違いを表にまとめてみましょう!
ソフトシェルは春秋に、ハードシェルは真冬に着るイメージですね。

ソフトシェルの優れている点は、ハードシェルほどではないにしろ、ある程度の防寒性、保温性を備えていながら透湿性、ストレッチ性をしっかりと備えている点です。着心地はトレーナーと比較しても遜色ありません。

ユニクロのフリースをさらに登山用に改良した服と言えます。

ソフトシェル1枚あれば、春秋の登山の服装に迷うことはなくなるはずです。

もちろん地域によっては、雪山でもアウターレイヤーとして大活躍です。是非とも1枚持っておきたい一品です!

では、ハードシェルはどうか?着心地や透湿性、ストレッチ性をある程度を犠牲にして、とにかく防寒性、保温性を追求しています。

それだけにハードシェル1枚あれば、日本のどんな山にでもアウターレイヤーとして大活躍です。

雪山にいくならば、ハードシェルは絶対に購入すべき!!自信を持っておすすめします!
【あなた】
なるほど!じゃあ、雪山で本当に寒い時はソフトシェルとハードシェルを重ね着すれば完璧だね!


ちょっと待ってください!

実はこのソフトシェルとハードシェルの身につけ方で注意すべき点が、これです。

確かに、ソフトシェルとハードシェルを重ねて着れば、もはや無敵の防寒性、保温性!と思いがちですが、この着方をすると逆に保温性が阻害されてしまいます。

なぜか?

ソフトシェルは、確かにユニクロのフリースのような着心地ですが、やはり若干生地がしっかりしており、ややぶ厚めです。

そのため、ソフトシェルの上にハードシェルを着てしまうと、保温力を持った空間が潰されてしまい、無駄にゴワつくだけになってしまうのです。

例えば、ダウンジャケットは中にたっぷりと空気を含んだ羽毛が詰め込まれているから暖かいのであって、空気がなくなるとただのウインドブレーカーになってしまいますよね。

つまり、雪山登山でしっかりと保温力を保つならば、少し薄めのフリースのようなミドルレイヤーとその上にハードシェルを着込めばOK!殊更に何枚も着込む必要はありません。

最軽量の登山用ストーブどれか

では、これら4種のストーブで、果たしてどれが最軽量でしょうか?自ら背負って山道を登るので、重量は非常に大事な要素です。

この4種の中で、最軽量のストーブは当然、石や木材です。何しろ現地調達なので重量は0gです・・・ってなわけにはいきませんよね。

現地調達でストーブの用意をするのは、非常時中の非常時です。例えば、日帰り登山のつもりで山に登ったが、道迷い遭難の憂き目に遭って急遽ビバーグ(緊急時の野営)をせざるを得なくなった・・・といった場合が考えられます。

現地調達を除いて、最軽量のストーブはどれかと言うと・・・やはりガスストーブです。

ストーブの重量を比較してみましょう。
ストーブの種類
本体重量(燃料重量)
全体重量
ガスストーブ
50g〜120g(100g)
約200g
ガソリンストーブ
300g〜600g(600g)
約1000g
アルコールストーブ
50g〜70g(500g)
約560g

登山用ストーブと風除け

山での気温は平地よりも低いもの。平地よりも標高の高い山では、気圧の影響により気温は低くなります。

一般的には、標高が100m上がるごとに気温が0.6℃下がると言われています。富士山登山だと、天候次第では真夏でも防寒着が必要なほどです。

しかも、山では比較的風も強く吹きます。

実はこのことは、登山用ストーブの使用と無関係ではありません。

もちろん、一度点火したストーブの火が風で消されてしまうことはありません。火には常に燃料が補給されますので、問題なく燃え続けます。

しかし、その火で湯を沸かし、食事を作るとなると、山での気温や風が問題となってきます。風が吹くと火が横に流れてしまい、ヤカンやコッヘルへの加熱がうまくいかなくなるのです。

その結果、うまくお湯を沸かすことができない、あるいはお湯を沸騰させるのにかなりの時間かかってしまったという事態が発生します。

そこで!ストーブの周囲に風除けを設置する必要があるのです。

EPIガス  ウインドシールド(S)
山で無風の状態になることはほとんどありません。風の強さにも依りますが、風除けを設置してお湯を沸かした場合、概ね風除けなしの場合の半分の時間で済みます。

もちろん、燃料の消費も抑えることができます。

オールシーズン通して、風除けは必須の道具といっても良いでしょう。

登山用ストーブのサブ的役割 固形燃料

あなたは固形燃料というと何を思い浮かべますか?

旅館などの食事で、一人鍋が出てきた場合よく使われる、あの燃料を思い浮かべるのではないでしょうか?
これはカエンニューエースという商品名の燃料で、メタノールをゲル状にして固めたものです。基本的にアルコールなので、火はアルコールストーブのものと似ています。

ただし、これを山で使うことはありません。

山で使う場合、エスビットが最も適しています。この商品です。
火力も比較的弱く、使用の際は風除けが必ず必要です。ただ、この固形燃料の特徴は、他のストーブと比較しても極めてコンパクトであること、そして非常に軽量であることです。

使用時はそれなりのサイズになりますが、折りたたむとスマホくらいのサイズになり、重量は燃料を入れても約50g。ポケットに入れることもできます。

火力が弱いため不人気ですが、サブの登山用ストーブとしてザックのポケットに入れておけば、いざという時重宝します。

登山用ストーブ おすすめはこのスタイル

もしあなたが、日本国内のみで登山をするならば、最もおすすめできる登山用ストーブのスタイルはこれです↓

メインで使用・・・・ガスストーブ
サブとして使用・・・固形燃料のストーブ
付属品・・・・・・・風除け、ファイヤースタータ―
ガスストーブの燃料は日本全国で購入が可能であり、規格が異なって使えないという事態はほとんどありません。非常時に固形燃料があれば安心です。さらに風除けを使用することで、効率よく食事を作ることができるので、燃料の節約にもなります。

もちろん、ガソリンストーブやアルコールストーブにも長所はありますし、人それぞれ好みがありますので、押し付けるつもりはありません。ただ、私の経験上、この組み合わせが最もおすすめできるスタイルであることには間違いありません。

ぜひ、参考にしてくださいね!

登山用ストーブ最重要注意事項:火の管理!

ここまであなたに登山用ストーブについてお話してきましたが、実は山で絶対に必要なものではありません。

もちろん、山でのテント泊を伴う場合は、絶対に必要な道具として考えても良いかもしれません。

しかし、日帰りで登頂を目的とした登山では絶対に必要となるものではありません。料理をしないつもりならば、当然必要ありませんよね?

私自身も日帰り登山では、魔法瓶にお湯を入れて、行動食としておにぎりやカロリーメイト、スニッカーズを持っていくことがあります。当然、登山用ストーブは必要ありません。

万が一の遭難のため、一応ザックに入れたものの結局使わなかったということがほとんどです。一度だけ予期せぬビバーグをする羽目になり、登山用ストーブが役に立ったことがありましたが。

日帰り登山をメインにしている登山家にとっては、無用の長物になる可能性が大きいと思います。

ただ、いざ必要となった場合、準備であたふたしてしまう状況は好ましくありません。

特に、登山初心者の友人や恋人を山に連れてきて、登山用ストーブの使用で手間取る姿は見せたくありませんよね!?

そんな時のためにも、登山用ストーブの使用方法をマスターしておくことをオススメします。

サッと調理の準備をし、手際よくストーブに点火するあなたの頼もしい姿を見せてあげてくださいね!

ただ、1つだけ注意!
屋外での火の使用だからといって決して油断しないようにしてください。

万が一、火が枯葉や枯れ木に燃え移ると火は瞬く間に広がり、最悪の場合、山火事になってしまう恐れがあります。

家庭での使用と同様「火の用心」でお願いします!!

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2021.06.23

手軽な登山エネルギー源の行動食とその入れ物

手軽な登山エネルギー源の行動食とその入れ物
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。

私にとって登山での食事は大いなる楽しみの1つですが、誰にとってもそうとは限りません。

・登頂するために登山する人
・絶景の撮影のために登山する人
・神社参拝のために登山する人
・脚力を鍛えるために登山する人
・自然を楽しむために登山する人

登山する目的は様々、当然食事など二の次だっ!という人もいるでしょう。半日程度のハイキングならば、登り初めから下山するまで、水しか飲まないという人もいます。

ただ、登山では何が起きるかわかりません。登山する以上は、危険は常にあなたのすぐそばにあると言っていいでしょう。

道に迷って下山できなくなったり、足を怪我して動けなくなったり・・・そんな非常時に役立つのが、登山での行動食です。

私はどんなに軽い登山でも必ずザックには行動食を入れますし、その入れ物にちょっとした工夫をしています。

登山とは非日常の世界を楽しむ活動です。それだけに食料の備えは万全であるに越したことはありません。たとえ、結果的に食べることがなかったとしてもです。

今回はそんな行動食について、そして私のちょっと工夫した入れ物についてお話します。

それではどうぞ!

登山時の行動食とその入れ物1 行動食とは

冬場の防寒着、あなたはどんな服装をしますか。

ロングコート
ジャンバー
ジャケット
ダウンジャケット
などなど・・

平地ではいろんなタイプの防寒着があり、あなたも自分に合った防寒着をオシャレに楽しんでいる事でしょう。

もちろん私もです!

私は仕事ではロングコートを愛用しています。

仕事着はスーツなので、その上からロングコートを羽織る形になります。

また、プライベートではジャンパーを着たり、ジャケットを羽織ったり、その時の気分に応じていろいろとおしゃれを楽しんでいます。

そして実は、山でもオシャレを楽しんでいます!

最近は、登山用の服もオシャレなものがあり、登山ショップに行くとオシャレな登山服についつい目移りをしてしまいます。

もちろん、オシャレだからといって登山服としての機能を犠牲にしているわけではありません。

ファッショナブルでありながら、むしろ登山服としての機能が格段に向上しているものもあります。

やはり「山ガール」という言葉が流行するくらいに、登山が女性にも浸透してきていることも影響しているのかな?と思います。

ただ、いくらオシャレな登山服が発売され、多種多様な登山スタイルが生まれようとも、これだけは変わらないだろうというものもあるのです。

それは雪山登山の主役ともいうべきシェルジャケットです。
私にとって、山で調理する食事は山を登る時の最大の楽しみの1つです。

汗びっしょりになって山道をひたすら上り「もう腹が空きすぎて限界だっ!!」というタイミングで、ザックから食材、調味料、ストーブ、コッヘルを取り出しササっと調理。そして景色を愛でながらひたすらガッつく 笑
はっきり言って味付けなど適当です。というよりも感覚です 笑

ただ、その時に食べる食事の味は、どんな高級料理店の最上級の食事よりも贅沢でうまい!!本当にうまいっ!!

山でうまい食事を食べるためだけに、山に登る人がいても全く変ではなく、むしろ理に適ってるとすら思います。

空腹は最上の調味料である と言いますよね!

ただ・・です。

[あなた]
私は頂上に立つために山に登るんだ!

[あなた]
俺は頂上からの風景をカメラで撮るために山に登るんだ!

という人だって当然いますし、食事がメインではない人は(多分そういう人が大半です 笑)食事はするができるだけササっと済ませたい、と考える傾向にあります。

そんなときのためにあるのが、行動食というものです。

登山時の行動食とその入れ物2 行動食とはこれだ

言うまでもなく、雪山登山は極寒の山の中を歩くもので、その気温は、地域にもよりますが概ね氷点下5度〜10度、氷点下25度まで下がることもあります。

通常は、それだけの極寒の中を人が生きていくことはできません。

もちろん平地でも、北海道の旭川などは氷点下25度まで下がる時期もありますが、その分家の中は強力な暖房が効いています。家の中は暑いくらいだそうです。

しかし、氷点下25度の山の中を歩く場合、もちろん暖房器具などありません。

外からあなた自身を温める手段が何1つないのです!

湯沸し用、料理用のストーブはあるでしょうが、それであなたの体を温めるにはあまりにも役不足です。

唯一暖かい料理や飲み物を飲むと言う手段があるくらいです。

つまり、人が生きていけないくらいの極寒の中、山を登るには、極めて保温性と防寒性の高いアウターが絶対に必要なのです!

それがシェルジャケットなのです!
私がイメージする行動食とは、スニッカーズカロリーメイトなどに代表される、歩きながらでも片手でパクッと口に運べる類の食事です。

他にもキットカット一本満足バーソイジョイウィダーインゼリーなどがそれに当てはまります。

そうなると、バナナやリンゴ、菓子パンなども当てはまりますが長持ちしないので、山でいう行動食としては少し不向きかもしれません。

・・・と私は考えていましたが、実は行動食の定義は人によってマチマチです。

登山中に食べる全てものを行動食と定義する人もいれば、その場で調理する以外のもの全てを行動食と考える人もいます。

別にどの考え方が正解だとか間違いだとかはないと思います。

どの考え方も正解と言えば正解でしょう。

ただ・・・です。

山で食べる食事は、そのほとんどが登山中のエネルギーを目的としていることに異論はないはずです。

つまり、行動食としてこういう食べ物が適切であるという条件をあなたに示すことができれば、あなたが山での行動食として適切なものを選ぶ指針にできると思います。

その条件をここであなたにシェアしようと思います。

高カロリーなもの
ダイエットを意識している人は「えっ!!」と思うかもしれません。

大丈夫です!登山ではあなたは長時間山道を歩き続けることになるため、日帰り登山でもかなりのカロリーを消費することになります。

つまり、高カロリーな行動食を食べたからと言って体重が増えるとは限りませんし、山を歩くためにはどうしてもエネルギーは必要です。

安心して食べてください!

栄養バランスがとれたもの
エネルギー補給には甘いものが良いといいますが、だからと言ってそればかり食べると栄養が偏り、健康を損なってしまいます。

1つの食品からバランスよく栄養摂取が可能であれば、それに越したことはありません。

しかし、栄養が偏らないように、異なる2つ3つの食品を食べるようにしましょう。

食べやすいもの
山を元気よく歩いているあなたは、基本的には体調はすこぶる良好でしょう。

ただ、いつ何時体調不良となってしまうかわかりません。

山の中だと病院もありませんし、体調不良でも歩くしかないのです。

そんな時はやはり消化の良い食べ物が最適です。

「私はこれまで医者にかかったことはない!」と豪語するあなたも消化の良いものを行動食としましょう。

のどが乾かないもの
塩分の高いもの、パサパサなものは、ビールのおつまみには最適ですが、山の行動食としては非常に不向きです。

なぜなら、余計にのどが渇いてしまい、余計な水分をとることになってしまいます。

とる必要のない余計な水分をとり、出す必要のない余計な尿を出す・・・

山に不向きなことはおわかりだと思います。

登山時の行動食とその入れ物3 私の行動食

シェルジャケットの防寒性、保温性の高さは、まさに驚愕の一言です。

仮に、あなたが真冬の雪のちらつく夜にTシャツ1枚+シェルジャケットと言うスタイルでコンビニへ買い物に出かけたとしても、あなたは全くといっていいほど寒さを感じることはありません。

シェルジャケットの中にもう一枚ちょっと分厚めのロングTシャツでも着込めば、外で一晩過ごすことすら可能でしょう。

しかも、登山ショップで取扱うシェルジャケットのほとんどがゴアテックスの素材を採用しています。

つまり、外からの雨や雪などの水分を完全にシャットアウトし、同時にあなたの体から発散する水蒸気を外に排出し蒸れを防ぐという機能を有しています。

ゴアテックスについてはこちら

登山用レインウェアに欠かせないゴアテックスとは?

いろんな機能を紹介しましたので、まとめるとこうなります。

●極めて高い防寒性、保温性
●外からの水分を完全シャットアウト
●内からの蒸れを排出


雪山登山を行う者にとってまさにパーフェクトと言えるジャケットなのです。
もしあなたが、行動食は何がいいかわからないと悩んでいるならば、これらの条件をクリアしている食品を選んでください。

その食品が行動食として最適です!!

例えば、私がいつも行動食としてザックに入れている食品がこれです。

スニッカーズ
カロリーメイト
バナナ
チーズ
おにぎり
キットカット
干し芋
柿ピー

[あなた]
え?柿ピーって塩分強いし、のど乾くんじゃないの?



そのとおりです。確かに私が行動食としてザックに入れている食品の中には、先ほどの条件を満たさないものもあります。

ただ、そういったものも悪条件を補って余りある利点があるのです。

例えば、今あなたが言ったように、柿ピーはビールのおつまみに最適で塩分が強いのですが、もともとの素材はお煎餅などと同じ米です。また、ピーナッツもはいっていますよね。私はあの柿の種のピーナッツの歯ごたえが本当に好きなのですが。

つまり、登山時に必要なエネルギーをバランスよくしっかりと補うことができるのです。

自転車のロードレースやトライアスロンで柿ピーを食べるという選手もいるくらいです。
食べ過ぎはよくありませんが、適度に食べる分にはしっかりとエネルギー補給できる最適な行動食です。

他にも、私の知らないもっと最適な行動食があるかも知れません。あなたも自分にあった行動食を探してみてくださいね。

登山時の行動食とその入れ物4 行動食の保存方法

で、そんなシェルジャケットですが、近年ソフトシェルジャケットハードシェルジャケットの2種類に分けられるようになりました。

私がここまであなたにお話ししたシェルジャケットは、ハードシェルジャケットのことだと思って間違いありません。極寒の雪山登山でも圧倒的防寒性、保温性を有する、それがハードシェルジャケットなのです。

【あなた】
では、ソフトシェルジャケットってなんだろう?ハードシェルジャケットほどの機能はないということかな?

なるほど・・・半分正解といったところですね。

ソフトシェルジャケットは、確かにハードシェルジャケットほどの防寒性、保温性はありません。ソフトシェルジャケットだけでは、雪山登山でのアウターレイヤーとしてはあまりにも役不足です。

しかし、ソフトシェルジャケットは防寒性、保温性を犠牲にすることによって獲得した素晴らしい機能を備えているのです!

では、このソフトシェルジャケットとハードシェルジャケットの違いを表にまとめてみましょう!
そんな保存食、どうやって保存すればいいのか?私のやり方をご紹介しますね。

基本の入れ物
スニッカーズやカロリーメイトの類は、それぞれ袋に入っているので、あまり気を使うことなくザックに入れることができます。実際に、ザックの中に手を突っ込んで、ゴソゴソとスニッカーズを取り出す人もいます。

しかし、私はそういうことはしたくないタイプです。決して神経質な方ではありませんが、袋に入っているとはいえ、口に入れるものをそのままザックの中に放り込むようなことはしたくありません。

ではどうしているか?

私は行動食入れる容器にランチバッグを使っています。

これです↓
要は弁当箱を入れる保冷袋ですね。同じ食べ物を入れるための袋ということで、行動食の入れ物としては最適です。

しかも、作りがしっかりしていて安価です。ダイソーで購入可能です。

ランチバッグ1つに、例えばスニッカーズならば10本入れることができます。容量も申し分ありません。

棒状食品、乾き物の入れ物
また、パスタやラーメンなどの麺類は、プラスチック容器の水筒に入れます。

これです↓
パスタは通常、棒状の束で売られていることはあなたもご存知の通りです。
これと同じような形状の、棒ラーメンなる商品があるのです。

これです↓
コンパクトで持ち運びしやすく調理も簡単、しかもうまい!ということで登山家に大人気の商品です。

パスタもラーメンも袋のままザックに入れてもいいと思いますが、適当な長さにカットして水筒に保管すれば、ザックの中でバキバキに折れてしまうこともなく安心です。

また、こんな風に↓柿ピーを入れれば、水を飲むかのようにササッと柿ピーを口に運ぶことができるのでとても便利です。
ソフトシェルは春秋に、ハードシェルは真冬に着るイメージですね。

ソフトシェルの優れている点は、ハードシェルほどではないにしろ、ある程度の防寒性、保温性を備えていながら透湿性、ストレッチ性をしっかりと備えている点です。着心地はトレーナーと比較しても遜色ありません。

ユニクロのフリースをさらに登山用に改良した服と言えます。

ソフトシェル1枚あれば、春秋の登山の服装に迷うことはなくなるはずです。

もちろん地域によっては、雪山でもアウターレイヤーとして大活躍です。是非とも1枚持っておきたい一品です!

では、ハードシェルはどうか?着心地や透湿性、ストレッチ性をある程度を犠牲にして、とにかく防寒性、保温性を追求しています。

それだけにハードシェル1枚あれば、日本のどんな山にでもアウターレイヤーとして大活躍です。

雪山にいくならば、ハードシェルは絶対に購入すべき!!自信を持っておすすめします!
【あなた】
なるほど!じゃあ、雪山で本当に寒い時はソフトシェルとハードシェルを重ね着すれば完璧だね!


ちょっと待ってください!

実はこのソフトシェルとハードシェルの身につけ方で注意すべき点が、これです。

確かに、ソフトシェルとハードシェルを重ねて着れば、もはや無敵の防寒性、保温性!と思いがちですが、この着方をすると逆に保温性が阻害されてしまいます。

なぜか?

ソフトシェルは、確かにユニクロのフリースのような着心地ですが、やはり若干生地がしっかりしており、ややぶ厚めです。

そのため、ソフトシェルの上にハードシェルを着てしまうと、保温力を持った空間が潰されてしまい、無駄にゴワつくだけになってしまうのです。

例えば、ダウンジャケットは中にたっぷりと空気を含んだ羽毛が詰め込まれているから暖かいのであって、空気がなくなるとただのウインドブレーカーになってしまいますよね。

つまり、雪山登山でしっかりと保温力を保つならば、少し薄めのフリースのようなミドルレイヤーとその上にハードシェルを着込めばOK!殊更に何枚も着込む必要はありません。

ソフトシェルとハードシェル5 唯一の欠点

ここまでシェルジャケットの効果についてお話しして着ましたが、そんな優れたシェルジャケットにもやはり欠点があります。

唯一、本当に唯一の欠点をあえて言うと・・・やはり少々高価です。

基本的に、登山ショップの商品は比較的高めに設定されていますが、ユニクロ等の商品で代用できるものも結構あります。

しかし、シェルジャケットについては代用できません。シェルジャケットに匹敵するようなものは存在しませんし、そうなると登山ショップで購入するしかないのです。

とはいっても、雪山登山を行う者にとっては、命を預けるジャケットとも言える道具なので致し方ありません。

ただ、それだけの価値は絶対にあります

もしあなたが、雪山登山を志すならば、ピッケルやアイゼン、雪山用の登山靴等と並ぶ雪山必須道具として必ず手に入れるべき!と私は考えます。

ピッケルとアイゼンについてはこちら

あなたにおすすめしたい雪山必須アイテムのアイゼン
雪山登山の最重要アイテムであるピッケルの使い方と持ち方

雪山用の登山靴についてはこちら

圧倒的な性能で雪山リスクを回避する雪山用の登山靴

極寒の中を暖かく快適に過ごすために、是非とも手に入れてください。何よりも、あなたの命を守るために!!

最後に

先ほども言いましたが、行動食は本当に自由です。行動食はこれでないとダメだ!なんてことはありません。

もしかしたら、私も知らない最高の行動食が未来の登山家によって発明されるかもしれませんし、食品会社が開発するかもしれません。

あるいはあなた自身が「俺の行動食はこれだ!」というものを見つけることができれば、すごく面白いと思いますし、私も教えていただきたいなと思うのです。

もし私がもっと山に最適な行動食を見つけたら、またここであなたに紹介しますね。

ではこのへんで。

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2021.05.31

食事のためだけの3日間の登山で私が得たものは?

食事のためだけの3日間の登山で私が得たものは?
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
登山をする人の多くは山頂を目指します。山頂からの景色を楽しむために、ハアハア言いながらひたすら登山道を歩く。

いいですね!それこそまさに登山です・・・と言いたいところですが、実は何も山頂を目指すばかりが登山ではありません。

都会の喧騒を離れた登山道には、日常生活では決して見ることができない素晴らしい景色、鬱蒼と生い茂った木々、ちょっとやかましいくらいの虫の鳴き声、そして何より汚れた平地のものとは全く違う美味しい空気!

ひたすら山頂を目指すのもいいと思いますが、これだけ素晴らしい登山道を歩くだけでも、山頂からの景色と同等の価値があります・・と少なくとも私はそう思っています。

私が登山をする楽しみの1つに食事があります。
ザックを降ろし、倒木に腰掛けて、フーッと一息。
その時に食べる食事は、間違いなく普段の3倍は美味しく感じます。

今回はそんな登山での食事にスポットを当てて、記事を書いてみたいと思います。

タイトルにもあるように、そんな登山での食事の楽しみをとことんまで追求してみた登山、実験的登山についても触れていきます。

登山とは何も山頂を目指すばかりが全てではない!

それをあなたにお伝えできれば、この記事は大成功です。それではどうぞ!

登山時のベスト食材と食事

以前、山での食事についてあなたにシェアしたことがあります。

登山で味わう世界で最も美味しい食事の秘密

山に登る目的は人ぞれぞれ。山に登る人全てが登頂を目的としている訳ではありません。

●美しい星空見るために登る人
●都会の喧騒を離れて自然を満喫するために登る人
●日頃のストレスを発散するために登る人
●日頃の運動不足を解消するために登る人
●山で美味しい酒を飲むために登る人
●山で料理を楽しむために登る人

などなど・・・
中でも山で料理、食事を楽しみたいという人が多く、登山ショップでは料理用のストーブやコッヘルなどの料理道具が充実しています。

もちろん、レトルト食品やフリーズドライ食品、インスタント食品もかなり充実していますが、どうせなら肉や野菜、果物などの食材を使っての調理をしたいものです。

とはいえ、生の肉や魚をザックに入れて、山を登るには相当な準備が必要です。当然ですよね。すぐに腐ってしまいますから。

どうしても持っていきたのであれば、生の食材を真空パックに入れて冷凍、それをクーラーボックスに入れなければなりません。

野菜や果物は生の食材よりも長持ちしますが、油断は禁物です。やはり真空パックに入れるなどの対策は必要でしょう。

こちらでもお話ししましたが、やはり山に持っていく食事は米がベストだと思います。

登頂など眼中になし!食事目的の実験的登山

私自身、何度か山での食事を目的に、山に登ったことがあります。

景色を楽しみながらのんびりと歩き、休憩に適当な場所を見つけたらそこに腰を下ろし、調理開始。ザックの中の様々な食材をコッヘルに放り込み、水を加えてグツグツと煮込む。頃合いを見計らって調味料で味を整えて出来上がり!

山で食べるホカホカの食事の美味しいことといったら!!

どんな高級料理店でも、この時の味を再現することは絶対にできません。断言できます!

食事だけを目的にした3日間の「食事登山」

約8年前の10月中ば、季節は秋。「食欲の秋」とも称されるこの季節に私は、とにかく料理して、食事して、歩く。これを3日間ひたすら繰り返す「食事登山」を実行したのです。

ザックにたっぷり詰め込んだ食材は、肉や野菜、果物、そして缶詰、食パン、パスタ・・・ザックはおそらく30kg以上の重さだったと思います。

この時選んだ山は福井県の荒島岳。慣れ親しんだ山です。

ただ・・残念ながら、この登山で自分が登山ルートのどこをどう歩いたのかあんまり覚えていません。

登山準備にしても、料理することと食べることしか頭になかったので、準備内容のほとんどは食材についてでした 笑

何度も登った山なので、特に登山ルートのシュミレーションの必要もなかった、という理由もありましたが。

で、この食事をメインとした登山。いろんな意味で楽しかったのですが、多くの登山家が山に登る醍醐味とする登頂の達成感というものは全くありませんでした 笑

ただただ、山の中をウロチョロうろちょろ・・食事の時間になったら料理道具、食材をザックから取り出し調理開始。

毎食事お腹いっぱいになるまで食べ、片付けて、道具をザックにしまうとまた山をウロチョロうろちょろ・・

夕食時になるとまた料理道具、食材をザックから取り出し調理開始。お腹いっぱいになるまで食べ
片付けてからテントの準備。寝る準備を整えてからウィスキーをちびちび・・・

で、眠くなったら寝袋にもぐりこみ、あっという間にzzzz・・・
で、朝起きたらまた食事をし、片付けてから、また山をウロチョロうろちょろ・・

健康だか不健康だかわからない、ただ食べて歩くだけの登山を3日間行ない、帰宅後、体重を測ると3kg増えていました 笑
何も得るもののない登山かと思われました。しかし、たった1つ特筆すべき点があったのです!

この登山で私はなんと!レトルトやフリーズドライの食品をただの1度も食べなかったのです!

つまり、比較的腐りにくい野菜や果物と肉などを、ザックに詰め込んで毎回、調理をしていたのです!

そして、3日間で通算9度の調理をしましたが、一度たりともマズイと感じたことはなかったのです!いや、それどころか最高に美味でした!

登山時の食事で生きる!絶品創作料理レシピ

実はこの3日間、料理をするために料理本やレシピ集のようなものは一切見ずに、完全に自己流での調理に挑戦しました。

もちろん私は普段から料理をするので、料理に関する基本的な知識や技術は身についています。

とはいえ、調理道具が極端にまで限定された状態で、これほどの絶品料理を作ることができてしまった私。我ながら感心してしまいました 笑

私はこの登山で、全くの自己流で自分だけのオリジナルレシピを知らず知らずのうちに作ってしまっていたのです。

これこそがこの3日間の登山で私が得たものなのです。

それに気づいた私は、慌てて山で作った9つの料理を思い出し、それをノートに書き込みました。
それは今、私の手元にあります。またまた自分で言ってしまいますが、このレシピ通り作れば必ず美味しい料理ができてしまいます!

全て山で作ったものですから、山で作れるように工夫したレシピです。

このレシピ、いずれコンテンツに仕上げて、サイト上であなたにシェアしますので、楽しみにしていてくださいね♫

あと、くれぐれも言っておきますが、このレシピの料理は、必ず山で調理してください!

あなたの自宅の台所で作ると「自然」という最も大事な調味料を加えることができないのです。ご注意くださいね。

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2021.05.24

外でコーヒーを淹れるための登山と3つの健康効果

外でコーヒーを淹れるための登山と3つの健康効果
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
あなたはコーヒーをよく飲みますか?

よく飲む人にその理由を聞くと、眠気覚ましのため、仕事の気合を入れるため、気分転換のため、はたまた単純に美味しいから、と様々な回答を得られます。

私も普段からよく飲みますし、山ではより本格的にコーヒーを淹れます。
時には外でコーヒーを淹れるために登山をするというときすらあります。

色々理由はありますが、最も大きな理由はやはり健康に良いから!ですね。

今回は山でコーヒーを淹れて飲むことによる健康効果についてお話しします。
山での楽しみが1つ増えること、間違いありません!

それではどうぞ!

外でコーヒーを淹れる登山と3つの効果

私は毎日昼食後はコーヒーを飲みます。

なぜなら、食後の一杯のコーヒが素晴らしく美味しい!そしてホッとします。

また、食後にコーヒーを飲むことで、昼食後の眠気を吹き飛ばす効果もあります。

せっかくの昼休み、眠ってしまうのは勿体無い!私は食後にコーヒーを飲んでホッとした後、記事を書いています。ただでさえ忙しい毎日ですから、隙間時間を無駄にしません!

そんな忙しい毎日をしっかり、そして美味しくサポートしてくれるコーヒー、実は健康面でも素晴らしい効果があることがわかっています。

普段はもちろんのこと、特に山で飲むことによる素晴らしい3つの健康効果が期待できるのです。

●ダイエット効果
●疲労回復効果
●デトックス効果


これらの効果についてあなたにシェアします。

外でコーヒーを淹れるための登山1 ダイエット効果

もしあなたが普段の運動不足解消、そして身体に蓄えすぎた脂肪に別れを告げるためにダイエットに挑戦!

その手段に登山を選んだのであれば、その選択は大正解!!と言っていいでしょう。
登山は基本的に有酸素運動で、脂肪を効率よく、そして健康的に燃焼させることができます。

コーヒは、その効果をさらに促進させてくれるのです。もちろん健康的に!です。

なぜか?

コーヒーはもともと栄養価の高い木の実です。その中には様々な成分が含まれているのです。

その代表的な成分がカフェインであることは、あなたもよくご存知ですよね!?

ではダイエットに効果的な成分とは何か?それはリパーゼクロロゲン酸です。
学生時代に化学を専攻していました!化学薬品について詳しいですよっ!!という人以外は、初めてきく名前ではないでしょうか?

もちろんそれでオッケーです。名前など大して問題ではありません。

大事なのは、この2成分があなたの脂肪をより効果的に燃焼させてくれるということなのです。

「ダイエットに効果的ですよ!」と謳う商品、サービス、手法は世に溢れています。

しかし、登山+コーヒーのダイエットはそれらに決して引けを取らないものだと確信しています!

外でコーヒーを淹れるための登山2 疲労回復効果

登山は基本的にかなり高度な有酸素運動です。足や腰、肩などへの肉体疲労は避けられないでしょう。

もしあなたが登山を始めたばかりであるならば、なおさらです。

そんなとき、コーヒーはあなたを強力にサポートしてくれるのです!

疲れたあなたを強力にサポートする成分、それはかの有名なカフェインです。

眠気を吹き飛ばす効果で有名なカフェイン、実は骨格筋を直せいつ刺激する働きがあり、そのため筋肉の収縮を増強し、疲労回復に・・・おっと!小難しい話は置いといて・・

つまり、登山で疲労が溜まったあなたの筋肉の疲労回復を助けてくれるのです。(難しいのでわかりやすく言いました 笑)

あなたのザックにあるコーヒー道具一式で、ぜひ美味しいコーヒーを作ってください。

精神的にも肉体的にも素晴らしい効果を得ることができるはずです!

外でコーヒーを淹れるための登山3 デトックス効果

もしあなたが、身体に溜まった老廃物を排出したいときどうしますか?

●サウナで汗をしっかりとかく
●自宅のお風呂で半身浴をする
●近所の公園をジョギングして汗を流す

いいですねえ!どれも素晴らしい効果が期待できると思います。
実は私もサウナやお風呂は大好きです。ジョギングは滅多にしませんが・・

ただ、ぜひこの中に加えていただきたいものがあるのです。それが、登山+コーヒーです!

登山の効果は今更説明するまでもないでしょう。有酸素運動で汗を掻くことは老廃物の排出、つまりデトックス効果につながります。コーヒーはその効果を促進してくれるのです。

なぜか?

それはコーヒーに含まれる成分による効果なのですが、その成分もまたカフェインなのです!

様々な効果を発揮してくれるカフェイン、ここでは体内に蓄積している余分な水分の排出、つまり利尿を促してくれます。

足のむくみが身になるあなたにも素晴らしい効果が期待できるはずです!

外でコーヒーを淹れる時の注意点

以上、外でコーヒーを淹れるための登山で、コーヒーを飲むことによる素晴らしい3つの効果についてあなたにシェアしました。

ただ・・です。

そんな素晴らしいコーヒーですが、やはり欠点があるのです。

欠点といっても、1つだけ注意していただければ何ら気にする必要はありません。

その注意点とは、1日3〜4杯までとするということです。

今回紹介したコーヒーに含まれる各成分、適量ならば、ここでシェアしたように素晴らしい効果が期待できますが、取りすぎるとあなたの体に悪い影響を及ぼしてしまいます。

何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」と言います。

自然を愛でながら、一杯のコーヒーをゆっくりと時間をかけて飲む!あなたにはこれをオススメしたいと思います。

詳しくはこちら

アウトドアで淹れる極上のコーヒーとこだわりの道具

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2021.05.24

アウトドアで淹れる極上のコーヒーとこだわりの道具

アウトドアで淹れる極上のコーヒーとこだわりの道具
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
あなたはよくコーヒーを飲みますか?

私はまあまあ飲む方だと思います。毎日というわけではありませんが、外食すれば、食後には必ずコーヒーを飲みますし、仕事の休憩時間にホッとしてコーヒを楽しむこともあります。

コーヒーの種類にこだわりはありません。
インスタントでも美味しいし、レギュラーならばなお美味しい。缶コーヒーもいいですよね。

ただ、ある状況においては、結構なこだわりを持ってコーヒーを淹れます。
それも豆から挽いてドリップして1杯のコーヒーを作り出します。この時ばかりは手間を惜しみません!

ある状況とは!そう、アウトドアです。アウトドアといっても私の場合ほとんど登山ですが、登山中に淹れるコーヒーはちゃんと作りますし、そのための道具も揃えています。

今回はそんな登山でのコーヒー、そしてコーヒーを作り出すためのこだわりの道具についてお話します。

コーヒー好きの方は楽しんでいただけると思います!

アウトドアコーヒーと道具1 アンカリング

あなたは普段コーヒーをよく飲みますか?

私は毎日ではありませんが、仕事の休憩時にコーヒーを飲みます。だいたい缶コーヒーかインスタントコーヒーですが、たまにお歳暮で頂いたレギュラーコーヒーがあるとそれを飲みます。

やはり美味しいですよね!もちろんインスタントコーヒーを美味しいですし、缶コーヒーはしっかりと作られているものが缶に入っているので、もちろん美味しいです。

ただ、レギュラーコーヒーは淹れるために一手間必要です。

❶コーヒーカップを用意する
❷ドリッパーとフィルターペーパーをコーヒーカップにセットする
❸コーヒー豆をコーヒーミルで挽く
❹そこにお湯を注いでコーヒーの出来上がりを待てば完成です。

まあ、実際は仕事中にコーヒー豆を挽くことはありません。
ドリッパーもフィルターペーパーもセットになっているので、それをコーヒーカップに乗せてお湯を注げば、美味しいコーヒーの完成です。

コーヒーを飲んで一息ついて、さあ!仕事!ってな感じです。他にも

●仕事でちょっと行き詰ったら気分転換に一杯。
●お弁当を食べた後に食後の一杯。
●打ち合わせの席で一杯。
●上司と談笑しながら一杯。

う~ん・・かなり飲んでますね・・自分ではそんなに飲んでいるつもりはないのですが。

コーヒーは、缶コーヒーか事務所にあるコーヒーメーカーのものを飲むことがほとんどです。

家に帰ってからも、記事を書きながら片手には大体コーヒーがあります。

私にとってコーヒーは、自分自身の頭を記事作成モードにするスイッチの役割を果たしているように思います。(これをアンカリングと言います)

家で飲むコーヒーはほとんどがインスタントコーヒー、缶コーヒーですね。

アウトドアコーヒーと道具2 山で飲む極上コーヒー

そんなわけで、私の生活の中には常に身近に存在するコーヒー。

実は山に登る時もコーヒーは欠かせません。それどころか、私にとって山でコーヒーを飲むというのは、山の頂上に立つことと同じくらい重要なことなのです。

なぜか?

別の記事で、山の雰囲気の中で食べるお弁当が最高に美味しいという話をしたことがあります。
*詳しくはこちら

・登山で味わう世界で最も美味しい食事の秘密

それと同じように、山の雰囲気の中で飲むコーヒーもまた最高に美味しいのです。

また、山で作る私のコーヒーは、とにかく本格的です!山でコーヒーを飲む為に、私が持っていくものはこれです!


手挽きコーヒーミル
コーヒー豆
マグカップ
コーヒードリッパー
ペーパーフィルター
そうです!!普段事務所や自宅で飲むどんなコーヒーよりも作り方、味にこだわっているのです!!

事務所や自宅では常に時間に追われている私。

そんな私も山に入れば、ただひたすらに山の中の歩行に集中します。

そこでは時間の流れ方も全く異なります。

夜明けと同時に山に入り、ゆっくりと流れる時の中をただひたすら山の上へ上へ・・そして適度に休憩を入れます。

途中の休憩時間もキッチンタイマーで計ったようなきっちりとしたものではありません。
山の景色を愛でながら心ゆくまで、そして再び歩きたくなるまでそこで流れる時間を楽しみます。

そんな時は当然コーヒーが欲しくなります。

おもむろにザックからコーヒー道具を出しまず、ケトルに水を入れ火にかけます。
その間にコーヒーミルにコーヒー豆を入れ、ゆっくりとガリガリガリ・・・

コーヒードリッパーとフィルターペーパーをコーヒーカップにセット。
適度に引けたら豆をペーパーフィルターに移し、ゆっくりと湯の沸騰を待ちます。
やがてケトルの蓋がカタカタカタ・・・湯が沸きました。

湯をコーヒー豆に注ぎ、ゆっくりとドリップされる時間を楽しみます。
やがてコーヒーカップにコーヒーが適量入り、美味しいコーヒーは完成です。

美しい自然に囲まれながら飲む極上のコーヒー。美味しくないはずがありません。

アウトドアコーヒーと道具3 1杯のコーヒーを飲む登山

コーヒー道具の取り出しから、コーヒーの完成までの全ての時間がコーヒーを美味しくするための大事な演出です。

たった1杯のコーヒーを作るための美しい手間暇は、登山中の休憩というシチュエーションの中でこそ生きてくるものだと、私は思っています。

極端な話、たった1杯の美味しいコーヒーを作る為だけに山に登る人がいても決して不思議ではありません。

山で作るたった1杯のコーヒー、それはどんなコーヒー専門店の作るものよりもはるかに美味しいと思います。

もし、あなたがもし私と共に山に登るならば、休憩中に最高のコーヒーをあなたにご馳走しますが、あなたが単独行で登る時は、ぜひ山にコーヒー道具をザックに入れ休憩時にコーヒーを作ってみてください。

山での楽しみがまた1つ増えるに違いありません!!

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2021.05.19

登山で味わう世界で最も美味しい食事の秘密

登山で味わう世界で最も美味しい食事の秘密
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
登山の楽しみって本当に色々あります。

●山の頂上からの景色が見たくて登る人
●都会の喧騒を離れて週末を静かに過ごすために登る人
●登山仲間とワイワイ騒ぐために登る人
●足腰を鍛えるために登る人
●風景写真を撮るために登る人

他にも目的は様々、100人入れば100通りの目的があります。

登山って何も登頂だけが全てではないんです!

で、私の登山の目的は何か?登る日によって目的は様々ですが、あえて2つに絞るならば、登山食事です。

つまり、山に登るという行為自体が目的、だから登山道を満足いくまで歩くことができれば、その日の登山は成功ということになります。
あとは食事ですね。

登山道の途中で腰を下ろし、コッヘルに食材を入れて火にかけハフハフ言いながら食べる!

私は今まで40年間生きてきて、これほど美味しい食事を食べたことがありません。きっとどんな高級料理店でも決して表現できない味です。

今回はそんな登山での食事についてお話しします。

この記事を読んだあなたは、きっと食欲MAXの状態になると思います 笑
お楽しみに!

登山の食事1 普段の味付けに空腹と山の景色を足し算

あなたは小学生又は中学生だった時の遠足を覚えていますか?
私は遠足が大好きでした。

前日の夜は楽しみでなかなか寝付けなかったり何度も何度も天気予報を確認したり・・

遠足での楽しみは人それぞれあると思います。

●クラスのみんなとワイワイ騒ぐこと
●遠足先でのゲーム
●上限金額の決まったお菓子の購入
●バスや電車での移動
●遠足先で食べる弁当・・・・

私は何と言っても、遠足先で食べる弁当がものすごく楽しみでした。

遠足先でレジャーシートを広げて仲間とともに食べる弁当・・

単に弁当が美味しいというわけではなく(もちろん美味しかったです!)遠足先の屋外で、その雰囲気の中で食べるということが、何か特別な調味料となって、普段の弁当をより美味にしてくれているような気がしました。

山で食べる食事はその最たるものです。

山の木々、土の香り、風の音、小鳥のさえずり、枝葉の擦れ合う音、そしてあなたを取り囲む風景の全て!さらに空腹感がプラスされれば、最高の演出が完成です。

そんな最高の演出で彩られた食事の味は、どんな高級料理店でも決して表現できません。

全く同じ食事でも周りの環境や景色を変えるだけで、いつもよりも美味しく感じる・・山以外でも、きっとあなたもそんな経験があるはずです。

登山の食事2 山で必要な登山食

で・・あなたが山での食事をどうしようかと考える時、何を基準に決めるか。
以下の4つです。

●どの山に登るか。
●どの季節に登るか。
●その山でどのくらい滞在するのか。日帰り?テント泊?
●テント泊ならば何日間の登山となる予定か。


少なくともこれらの事項を決めなくてはなりません。これが最も大事になります。

例えば、テントで3泊するつもりで山に入って、コンビニ弁当や生の肉などをザックに入れてしまうと腐ってしまいますよね?

そうなると予定を切り上げて早々に下山しなくてはならなくなります。

食事のパターンは大きく分けると以下の3つの分けることができます。

●日帰り登山の場合
●テントで1~3泊の場合
●テントで4泊以上の場合


それぞれのパターンの登山時の食事について解説します。


|日帰り登山の場合
日帰り登山ならば、どんな食事でもオッケーです。

例えば、おにぎりをアルミホイルに包んでもいいし、コンビニ弁当を買っておいても良い。

ガスストーブでお湯を沸かして、寒い中熱々のカップ麺を食べるのもいいですよね。

山でもちゃんとした食事を楽しみたいというあなたは、生肉や野菜、魚の切り身をザックに入れても良いでしょう。ただし、真空パックにする必要はありますが。

また、粉末状の出汁と即席麺を持っていけば、山の湧き水を使ってラーメンを楽しむことができます。さらに卵とネギがあれば、最高ですね♫

中には山で食事を楽しむためだけに山に登る登山家もいるくらいです。

先ほども言いましたが、山での楽しみ方は人それぞれ。とりわけ食事は重要ですよね!



|テントで1~3泊の場合
初日に食べるのであれば、日帰り登山と同様のものを持っていってもいいでしょう。

ただし、コンビニ弁当やカップ麺はゴミの量が増えてしまうので、あまりオススメできません。ただでさえ重い荷物を背負っているのに、その中にゴミが入ってるとなると、重い荷物を背負うモチベーションが下がってしまいます。

オススメは袋状の即席麺や生米、そしてフリーズドライやレトルト食品です。

登山ショップでは、美味しいフリーズドライ食品が多数揃っています。フリーズドライやレトルト食品に限定すれば、大型スーパー以上の品揃えです。選ぶだけでも楽しいですよ♫

食にこだわる人は、腐りにくい野菜や果物、そして小瓶に入れた調味料を入れていくといいでしょう。山でのちょっとした料理が楽しめます。

注意点としては、テントで2、3泊を想定すると食品の分量をできるだけ緻密に計算しなくてはなりません。


【あなた】
あまりにも美味しくて初日に半分以上食べてしまった!
そうなると予定を切り上げて、早々に下山せざるを得なくなります。

そうならないために初日は野菜を調理、2日目はレトルト、3日目はフリーズドライといった風に分けておくと計算し易いし、間違って多めに食べてしまうこともありません。




|テントで4泊以上の場合
テントで1~3泊の場合と同様、レトルトやフリーズドライ食品を多めに用意しましょう。

もちろん、調味料や腐りにくい野菜も持っていくと食の楽しみが広がり、オススメできます。

登山の食事3 登山でのベスト食材とは

ただ、長期で登山する場合、私の経験からすると、是非ともあなたのザックに入れていただきたい食品ナンバーワンは生米です!!
【あなた】
うん!やはり日本人は米が一番だね!
そういう解釈でもいいのですが、何度食べても飽きないのがやはり「米」なのです!

米さえあればどんな食材でも見事にマッチ!(私の場合)

手持ちの食事を食べ尽くして、あとは生米しかない!という状態でも、ご飯を炊いてホカホカご飯に調味料をパラパラとふりかけると立派な食事の完成です!

そして持ち運び、扱いが楽です。

ジップロックに入れておけるし、日持ちも問題ありません。

弥生時代から続く日本最古のフリーズドライ食品とも言えるかもしれません!(笑)
以上、今回は登山の食事について解説しました。

ここで紹介した食事以外にもまだまだたくさんの食事アイデアやレシピが存在します。

次回以降、その中から過去に実際、私が試してみて調理が簡単で本当に美味しい!!と思ったものをレシピの形でシェアしますね♫楽しみにしていてください。

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