2021.07.16
チタン製スキットルが最高の山の夜を演出!
チタン製スキットルが最高の山の夜を演出!
こんにちは!登山家の松浦です。
今回はスキットルについてお話しします。
私が山でテント泊する時は必ずザックに入れるこのスキットル。中身はウィスキーです。
普段、全くと言っていいほど酒を飲まない私が、テント泊の夜にはついつい深酒になってしまう・・・
そんな素晴らしい夜には欠かせない、山の夜の名脇役ともいうべきこのスキットル。
酒が好きなあなたにはもちろんのこと、私のように普段酒を飲まないあなたにもおすすめしたいと思います。
それではどうぞ!
今回はスキットルについてお話しします。
私が山でテント泊する時は必ずザックに入れるこのスキットル。中身はウィスキーです。
普段、全くと言っていいほど酒を飲まない私が、テント泊の夜にはついつい深酒になってしまう・・・
そんな素晴らしい夜には欠かせない、山の夜の名脇役ともいうべきこのスキットル。
酒が好きなあなたにはもちろんのこと、私のように普段酒を飲まないあなたにもおすすめしたいと思います。
それではどうぞ!
数十年にわたるあなたの愛用品となるスキットル
あなたはスキットルというものを知っていますか?これです↓
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これは一体何なのかというと・・・
"主にウイスキーなどアルコール濃度の高い蒸留酒を入れる携帯用の水筒である。フラスクボトル、ヒップフラスコ、ウイスキーボトルなどとも呼ばれる。" 要はアルコール度数の高い酒専用の水筒ですね。アルコール度数が高いと飲む量は少なくなります。そのため、手のひらサイズのものがほとんどです。 またさらに詳しく言うと・・・ "古くは銀、ピューターなどが、現代ではステンレス、チタンなども用いられる。ステンレスは錆びにくく扱いが楽であるが、金属イオンが溶け出すことで内容物に臭さが移ってしまう。ピューターは錫を主体とした合金であり、内容物に金属臭を移さず、比較的錆びやくすみが生じにくいのが長所であるが、ズボンのポケットに入れたまま座ることでスキットルが潰れてしまうというトラブルが起こりうる。また、比重が大きいためスキットルが重くなる。チタンは耐食性と比強度が高いため軽くて高強度なスキットルを作ることができると共にチタンの特性として金臭さが内容物に移らない長所がある。" もしかしたらあなたもどこかで見たことがあるかもしれません。 私のスキットルのイメージはというと・・・ ハリウッド映画で脇役として登場するアル中の老人、古臭い革ジャンにジーパン、そのジーパンの尻ポケットにはスキットルが収められており、事あるごとにスキットルの蓋をカラカラっと開けて、クイっとひとくち。で、一言「ウィ~」 |
ただの酒を入れる容器ですが、妙にそのアル中の老人とシンプルで無骨なスキットルがマッチしていて、そんなイメージが強烈に頭に残っています。
また、スキットルのように、何十年も自分の愛用品として使うことができる一品を持つことに憧れを抱いたのです。 で、何十年も自分の愛用品として使うことができるこのスキットル、素材は銀やステンレスなどいろいろありますが、チタン製が最も優れていると言えます。 |
私と小説「神々の山嶺」との出会いは、原作者である夢枕獏を経由したものでした。と言っても別に原作者に直接お会いできたわけではありません。
約10年前、当時ビジネスマン向けに発行していた月刊誌「KING」で、夢枕獏氏は自身の旅行記の連載を持っていました。わずか2〜3ページの短い連載ページでしたが、その文章は知性に溢れ、ユーモアセンスに富み、人を惹きつけるに十分な魅力を持ったものでした。
そんな強烈な願望を持ち、すぐにyahooで夢枕獏氏の著書を調べてみました。数々の小説タイトルがヒットしましたが、ジャンルに偏りはなく、オカルト、SF、時代物、格闘技と多岐に渡っていました。
そんな中で一際私の目を引いた小説が「神々の山嶺」だったのです。夢枕獏氏の代表作ともいうべき作品とあり、何よりも私自身が登山にのめり込み始めた頃だったということもありました。
数日後の仕事帰りに、大阪は梅田の大型書店「紀伊国屋」へと立ち寄り小説コーナーを物色するとすぐに発見、分厚い単行本の「神々の山嶺」が上下巻に別れて陳列されていたのです。
1ミリも迷いことなく、ただちに上下巻を手にしてレジへと走り、ウキウキ気分で帰路につきました。
その日はちょうど金曜日。再び出勤する日までの2日間、私は「神々の山嶺」の世界に没頭することとなったのでした。
約10年前、当時ビジネスマン向けに発行していた月刊誌「KING」で、夢枕獏氏は自身の旅行記の連載を持っていました。わずか2〜3ページの短い連載ページでしたが、その文章は知性に溢れ、ユーモアセンスに富み、人を惹きつけるに十分な魅力を持ったものでした。
[わたし]
なんでもいい!この人の著書を読んでみたい!
なんでもいい!この人の著書を読んでみたい!
そんな強烈な願望を持ち、すぐにyahooで夢枕獏氏の著書を調べてみました。数々の小説タイトルがヒットしましたが、ジャンルに偏りはなく、オカルト、SF、時代物、格闘技と多岐に渡っていました。
そんな中で一際私の目を引いた小説が「神々の山嶺」だったのです。夢枕獏氏の代表作ともいうべき作品とあり、何よりも私自身が登山にのめり込み始めた頃だったということもありました。
数日後の仕事帰りに、大阪は梅田の大型書店「紀伊国屋」へと立ち寄り小説コーナーを物色するとすぐに発見、分厚い単行本の「神々の山嶺」が上下巻に別れて陳列されていたのです。
1ミリも迷いことなく、ただちに上下巻を手にしてレジへと走り、ウキウキ気分で帰路につきました。
その日はちょうど金曜日。再び出勤する日までの2日間、私は「神々の山嶺」の世界に没頭することとなったのでした。
酒本来の味をキープ!チタン製スキットル
まずはチタンというものについて説明しましょう。
"チタンは、原子番号22の元素。元素記号は Ti。第4族元素(チタン族元素)の一つで、金属光沢を持つ遷移元素である。 地球を構成する地殻の成分として9番目に多い元素で、遷移元素としては鉄に次ぐ。普通に見られる造岩鉱物であるルチルやチタン鉄鉱といった鉱物の主成分である。自然界の存在は豊富であるが、さほど高くない集積度や製錬の難しさから、金属として広く用いられる様になったのは比較的最近である。チタンの性質は化学的・物理的にジルコニウムに近い。酸化物である酸化チタン(IV)は非常に安定な化合物で、白色顔料として利用され、また光触媒としての性質を持つ。 チタンは酸化物が非常に安定で侵されにくく、空気中では不動態となるため、白金や金とほぼ同等の強い耐食性を持つ。室温では酸や食塩水(海水)などに対し高い耐食性を示し、少量の湿気が存在する場合は塩素系ガスとも反応しない。そのため純チタンはやや接着性に劣るが、逆に表面の汚れやごみなどの付着物を容易に取り除ける。しかし高温ではさまざまな元素と反応しやすくなるため、鋳造・溶接には酸素・窒素を遮断する大掛かりな設備を必要とする。炭素・窒素とも反応してそれぞれ炭化物・窒化物を作り、これらは超硬合金の添加物としてしばしば利用される。 特に純度の高いチタンは無酸素空間においての塑性に優れ、鋼と似た色合いの銀灰色光沢を持つ。チタンは鋼鉄以上の強度を持つ一方、質量は鋼鉄の約55%と非常に軽い。また、アルミニウムと比較して、約60%重いものの、約2倍の強度を持つ。" つまり、水道水などに含まれる殺菌用の塩素などとも全く反応せず、ステンレスと比較しても非常に耐食性の強い物質です。つまり、酒に金属特有の匂いが移ることもなく、酒本来の味を楽しむことができるというわけです。 こちらの画像をご覧ください↓ |
これはある人の手術後の患部をレントゲンで撮影したものですが、左側の写真の一部に、人の骨ではない何らかの器具が装着されていることがわかります。
なんと!この器具はチタン製です! 人の体内に入るため極めて強い耐食性が求められる医療用器具。その要求にも見事に答えることができる素材なのです。 そんなチタンで作られたスキットルをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください! |
以前、山に”似合う”車ということで記事を書いたことがありました。
↓
「山に”似合う”車とは?雰囲気重視の車選び」
登山をするために「便利な」ということではなく、山に合う車は何か?ということで
私がシェアした車がミニクーパーでした。
街乗りのイメージが強い車ですが、実はかつてラリーで優秀な成績を収めたこともある
悪路にも強い、とてもパワフルな車なのです。
しかも、小さいボディーにも拘らず内装は広く、登山で使う程度の荷物ならば楽々入ります。
さすがに車中泊はちょっと辛いのですが、それは外にテントを張って解決!
まるで自分の相棒のような、親友のようなミニクーパーが最も山に似合う車と思っています。
↓
「山に”似合う”車とは?雰囲気重視の車選び」
登山をするために「便利な」ということではなく、山に合う車は何か?ということで
私がシェアした車がミニクーパーでした。
街乗りのイメージが強い車ですが、実はかつてラリーで優秀な成績を収めたこともある
悪路にも強い、とてもパワフルな車なのです。
しかも、小さいボディーにも拘らず内装は広く、登山で使う程度の荷物ならば楽々入ります。
さすがに車中泊はちょっと辛いのですが、それは外にテントを張って解決!
まるで自分の相棒のような、親友のようなミニクーパーが最も山に似合う車と思っています。
おすすめチタン製スキットル
スノーピーク チタンスキットルM T012
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■重量:65g
■用量:140ml スノーピークの超軽量で高品質なチタンスキットルです。金属臭もなくアルコールの風味をそのままアウトドアで満喫できます。デザインもシンプルでスタイリッシュなデザインとなっています。 バーゴ チタニウム ファンネル フラスコT-447 |
■重量:105g
■用量:240ml オールチタニウムのコンパクトなスキットルです。柔軟なシリコン製の漏斗が付属していますので、細い注ぎ口にも簡単に飲み物を入れることができます。この漏斗は携帯時には折りたたんでおくことができますので、紛失の心配もありません。 トークス チタニウムワインフラスク |
■重量:42g
■用量:100ml 継ぎ目が無く鏡面仕上げが美しいスキットルです。シンプルでコンパクトなので、持ち運びにもかさばらずとても重宝する一品です。 |
酒を飲まない私が山にチタン製スキットルを持参する理由
最初にも言いましたが、実は私、普段酒を飲むことは滅多にありません。平日はもちろんのこと、休みの前の日も酒は飲みません。
得意先や会社の同僚との飲み会があれば、乾杯用にコップ1杯のビールくらい飲むことはありますが、それ以上は飲みません。 理由はありません。単に飲もうと思わないだけです。 そんな私ですが、テント泊を伴う登山の時は、必ずスキットルにお気に入りのハイランドパークを入れて持って行きます。ハイランドパークについての記事はこちらをご覧ください。 ↓ ウィスキーとジャズ、そして山の夜の酒 なぜか? 山を登ることは私の人生にとって極めて重要な意味を持つ行為であり、山に登ること自体が私の楽しみであったりもします。 しかし・・・です。 それでも、あえて山に登る理由があるとすれば、私はこう答えます。 [わたし] テント泊の夜に、スキットルに入れた酒を飲みながら、満天の星を眺めるため! そうです!テント泊の夜に酒を飲むことは私にとって大いなる山の楽しみであり、チタン製スキットルはその名脇役なのです!例えばこんな風に山の夜を楽しんでいます。 ↓ 星空と酒と涙 [あなた] じゃあ、日帰り登山では酒を飲まないということになるよね!?日帰り登山は何のためにするの? 確かに日帰り登山では酒は飲みません。日帰り登山の途中で酒を飲んでしまうと、フラフラの状態で登山道を歩くことになり危険です。 それに、山に登る時は全身で山を楽しみたい!感じたい!という思いもあるため、登山道を歩く時は、素面の状態である必要があるためです。 山に登ること自体が楽しみであることは日帰り登山でも全く同様です。 ただ、あえて日帰り登山を行なう理由を言うならば、テント泊を伴う登山の予行演習のためと言えますね。 |
固形タイプ
つまり、基本的には液体タイプを使用し、チョークバッグにはカットした固形タイプのチョークを入れておきます。 そうすることで、粉末の飛散を最小限に抑えることができ、しかもより適量のチョークを手につけることができるようになるのです。 また、固形タイプのチョークは比較的安価であるため、経済的にも優れたセットです。 |
最後に
これはあくまでも私の考え方ですが、山のテント泊の夜くらい酒を飲むのにふさわしいシチュエーションは他にないと確信しています。
山での就寝時間は概ね9時くらいです。そのくらいになると、あたりが真っ暗で何にもできなくなるためです。そんな中でできることといえば、酒を飲むことくらい。
静かにジャズを流し、満天の星を眺めながら酒を飲む時、その場の雰囲気と酒の両方に酔うことができるのです。
くだらない世間話や上司の愚痴、部下への説教も何もない。ただただ、その場の雰囲気をつまみに酒を味わうだけ。
適度に酔いが回った時、静かに眠気が訪れ、それに抗うこともなくそのままシュラフへ。次の日に酒が残ることもほとんどありません。
どれだけ酒に詳しい人でも、どれだけ長年酒を飲んでいる人でも、これだけ上手に酒と付き合うことはできないと思います。
もしあなたが、一滴も酒が飲めない人でなければ、是非ともチタン製スキットルを手に入れて、山の夜を体験してみてください。
「こんな時間を過ごすためなら、どんな苦労も平気だ!」と、いってもいいほど素晴らしい夜を体験できはずです!
山での就寝時間は概ね9時くらいです。そのくらいになると、あたりが真っ暗で何にもできなくなるためです。そんな中でできることといえば、酒を飲むことくらい。
静かにジャズを流し、満天の星を眺めながら酒を飲む時、その場の雰囲気と酒の両方に酔うことができるのです。
くだらない世間話や上司の愚痴、部下への説教も何もない。ただただ、その場の雰囲気をつまみに酒を味わうだけ。
適度に酔いが回った時、静かに眠気が訪れ、それに抗うこともなくそのままシュラフへ。次の日に酒が残ることもほとんどありません。
どれだけ酒に詳しい人でも、どれだけ長年酒を飲んでいる人でも、これだけ上手に酒と付き合うことはできないと思います。
もしあなたが、一滴も酒が飲めない人でなければ、是非ともチタン製スキットルを手に入れて、山の夜を体験してみてください。
「こんな時間を過ごすためなら、どんな苦労も平気だ!」と、いってもいいほど素晴らしい夜を体験できはずです!