2021.06.28
登山風景のカメラ撮影 至高のテクニック 第四巻
登山風景のカメラ撮影 至高のテクニック 第四巻
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
登山風景のカメラ撮影技術、今回のテーマはこの2つです。
・感情表現方法
・静止画に動きを持たせるテク
カメラで撮影する写真には、当然動きはありません。その場の美しい風景を、まるで新聞をスクラップするかのように切り取るのが登山風景のカメラ撮影です。
しかし、写真の主役となる被写体をどう撮るか、どう配置するか、背景とどう組み合わせるか次第で、まるで動画のように動きを持たせることができるのです。
そんな写真を超えた技術をあなたにシェアします。是非とも参考にしていただければ!と思います。
登山する中で、つい目を惹かれるものといえば、やはり高所からの壮大な景色ですよね。
あとは、稜線に伸びる一本道や可愛らしい野生の動物ですね♫
そしてあなたが女性ならば、高所で咲く綺麗な花にも目を惹かれるでしょう。
私は男ですが、やはり綺麗な花にはつい目を惹かれます。
そしてカメラを構えて1枚パシャリ。
そこら一帯のお花畑全体を撮ると素敵です。
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でも、1つの花にググッと近づいて撮る写真もとても綺麗です。
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ここで!あなたの撮る花に感情を持たせる写真テクニックをシェアします。
このテクニックを使うことで、ただ綺麗なだけの花の写真に希望や明るい未来、時には孤独感をも
表現させることができるようになります。
まず、あなたがこれから撮ろうとする花が、どの方向を向いているかを確認してください。
あなたから見て右を向いていますか?それとも左を向いていますか?
仮に右を向いているとしましょう。
右を向いている花に希望や明るい未来を表現させてみましょう。
するとこんな風になります↓
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ちょっとわかりにくいかもしれませんが、花を左側に配置し右を向いている花の右側に大きく空間を持たせました。
すると、花が希望を持って明るい未来へと進もうとする感情を持たせ、写真全体に物語性を持たせることができます。
今度は逆に、寂しさや孤独を表現させてみましょう。
するとこのようになります↓
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花を右側に配置し、右を向く花の左側に大きな空間を持たせています。
すると、花に孤独や寂しさを感じさせ、写真全体に物語性を持たせることができるのです。
このように、単純に花を中心に撮るだけでなく、花をどのように配置するかで様々な物語性を持たせることができるのです。
是非とも山でお試しください!
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登山風景のカメラ撮影技術11 静止画に動きを持たせるテク
あなたは、写真に動きを持たせるように意識して撮影をしたことがありますか?
もちろん、動画機能を使うという意味ではありませんよ 笑
今にも動き出すんじゃないかという雰囲気を写真に持たせるということです。
例えば、こんな写真です↓
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これは神社の桜の木を撮影したものですが、桜の花が風で舞い、一面に散ったその瞬間を捉えたものです。
神社をバックに桜の花びらが見事に舞っている様子が伺えます。今にも風が吹いてきそうにも見えます。
これこそ動きのある写真と言えましょう。
もちろん、単に神社をバックに桜の木を撮影しても美しい写真だとは思います。
ただ、それだと見る者に何か物足りなさを感じさせてしまうのです。
実はこの撮影テクニック、簡単ではありません。
あなたが撮ろうとする風景が、動き出そうとするその瞬間を捉えなくてはならないためです。
そのため、その瞬間までカメラを三脚に設置してひたすら待つか、もしくは風が強く吹きそうな日を撮影日に選ぶかしなければなりません。
時間も手間もかかり、おまけに体力も消耗する撮影方法ですが、苦労した分、撮った写真はきっと美しくそして満足のいくものに違いありません!
そんな苦労を重ねて風景写真撮影の経験を積めば、「お!そろそろ風が吹きそうだな」という状況が徐々にがわかってきます。
すると、高確率で動きのある写真を撮ることができるようになってきます。
経験がなくとも、運が良ければ、風景が動き出す瞬間をたまたま捉えることができることもあります。
登山中もそういう瞬間を捉えるべく、常に意識しておく必要がありますね。
是非、チャレンジしてみてください!
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今日は、以下の2つの技術をあなたにシェアしました。
・花に感情を持たせる写真テク
・静止画に動きを持たせるテク
是非とも次の山の撮影で実践してみてください。
あなたの撮った写真にきっと感動する人が現れますよ!
2021.06.28
登山風景のカメラ撮影 至高のテクニック 第三巻
登山風景のカメラ撮影 至高のテクニック 第三巻
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
登山風景のカメラ撮影技術、今回のテーマはこの3つです。
・主役表現方法
・想像力利用方法
・水平線と地平線
これらの技術はカメラの機能ではなく、いかにして美しく景色をカメラに収めるか、つまりあなたのセンスが問われる技術です。
金があれば、高級機種を買うことはできます。しかし、高級機種でなくとも、この3つの技術を身につければ、人の感情を動かす写真を撮ることができるのです!
逆に言えば、いくら高級機種を使っていても、この3つの技術が身についていなければ、人の感情を動かす写真を撮ることはできません。
登山風景のカメラ撮影で欠かせない3つの技術、是非とも身につけていただきたいと思います!
想像してみてください。
"あなたは今、登山道を頂上に向かって歩いているところです。
左右のどちらを見ても鬱蒼とした森林で、ここからでは山の壮大な景色も見ることができません。
そんな登山道をしばらく歩くと、真正面に何やら開けた感じの広場が見えてきました。
「よし!あそこにたどり着いたら一息入れよう。」
先ほどの休憩から2時間歩いていたあなたは、その広場で休憩することにしました。
さあ、もう少し!と歩くあなたは、ようやくその広場にたどり着き、その広場を一目見てハッと息を飲みました。
「一体なんなんだ、ここは?」
そこには見渡す限りの大平原が広がっており、そのど真ん中に満開に花を咲かせた桜の木が1本だけポツンとしかし悠然と立っていたのです・・・"
・・・と仮に、あなたがそんな情景に巡り合ったとします。
もちろん、登山道の途中で見渡す限りの大平原など、私もお目にかかったことはありませんが 笑
でも、大平原のど真ん中に1本の満開の花を咲かせた桜・・・
どこか詩的でそして想像しただけで美しいですよね!
私でなくても誰でも、そんな風景を見たら写真に収めたくなりますよね?
で、ここであなたに質問です。
あなたはそんな桜の木をどのようにカメラに収めますか?
以前の私ならば、おそらく画面いっぱいに桜の木が入るように撮ったと思います。
あなたももしかしたらそうかもしれません。
[あなた]
桜の木が画面の主役なんだから、当然画面のど真ん中にフレームいっぱいにドーンと!
いいですね!桜の木の美しさが表現され、そして迫力のある写真になりそうです!
でも、別の見方をして見ると、 大平原の中に1本だけポツンと取り残された桜の木という見方もあります。
本来は、他の仲間とともに華やかに優雅に咲くはずだった桜の木。何かしらの事情でこの大平原に一本だけ取り残されてしまった。それでも仲間を想い、毎年美しい花を咲かす・・・
桜の木の美しさと同時に、儚さや切なさも表現できそうですよね。
こんな風に↓
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画面の主役は桜の木ですが、あえてその主役を小さく撮るのです。この写真では、桜の木を右端に配置し、左側にはあえて大きなスペースを持たせました。
すると、仲間とはぐれてたった一本だけポツンと取り残された美しい桜の木の中にも儚さや切なさ、さらには孤独や寂しさすら表現することが可能になるのです。
残念ながら、この写真しかありませんでしたが、これよりももっと小さく引きで撮ると良かったかもしれませんね。
これを踏まえた上で、あなたならばどのように撮りますか?
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またまた想像してみてください。
"あなたは山の麓のハイキングコースを仲間と歩いています。
美しくのどかな風景が続くハイキングコース。あなたのテンションは上がり仲間との話も弾みます。
そうしてしばらく歩いていると、なんとも美しい湖を発見しました。
湖の奥にそびえる山が湖に反射して、まるで「逆さ富士」のような美しい風景です・・"
ここで、またまたあなたに質問です。
そんな美しい風景を写真に収めたくなったあなた。さて、どのように撮りますか?
[あなた]
ここはやはり湖全体と奥にそびえる山が画面に収まるように!
いいですねえ!山の美しい風景写真が撮れそうです。私もきっとそんな風に撮ったでしょうね。
しかし、ここはあえて湖と山の一部だけ写真に収めるというテクもあるのです。
こんな風に↓
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つまり、このように、あえて主役である湖と山の全体を撮らず一部だけ撮ることで、画面の外の世界を見る者に想像させるのです。
そうすると写真を見るものは、あなたの写真を見て、そこからさらに広大な湖に思いを巡らすことになるのです。
場合によっては、画面に全体を写してしまうと、何ら見る者の想像を掻き立てることなく、しかもより縮こまった写真になってしまうのです。
せっかくだから、美しい風景をできるだけ写真の中に収めたい気持ちはよくわかりますが、こんな撮り方もあるということを覚えておいてください。
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普段の生活ではなかなかお目にかかれませんが、一旦山に登ると、すぐに見ることができる登山風景写真の名脇役!
そう!水平線と地平線です。
風景写真でも容易に撮ることができ、しかも主役となる山や木などをしっかりと引き立てて、より完成度の高い風景写真にしてくれます!
しかし・・・いや、だからこそこの水平線、地平線の撮り方には極めて重要な大原則があります。
それは「フレームに対して平行に撮ること」です。
写真には様々な撮り方があり、その中にはあえて基本を無視することで、却って写真が美しくなるようなこともあります。
しかし、この「フレームに対して平行に撮ること」という大原則に限っては例外はありません。
どんな状況においても水平線、地平線は必ずフレームに対して平行に撮ってください。
「三分割構図」で学んだ縦横の3本線を指標にすれば、簡単に配置することができるはずです!
今回は、以下についてあなたにシェアしました。
・主役表現方法・・主役をあえて小さく撮るテク
・想像力利用方法・・見る者の想像を掻き立てるテク
・水平線と地平線・・フレームと平行に!
前回の内容も合わせて、ぜひ山での撮影に取り入れてみてくださいね。
2021.06.25
登山風景のカメラ撮影 至高のテクニック 第二巻
登山風景のカメラ撮影 至高のテクニック 第二巻
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
私はこれまで、自分が見た風景をいかにしてそのまま写真にするかということを考えてきました。
私がその風景を見るとします。
例えば、山の稜線から頂上まで伸びる1本道が美しいと思ったのならば、その姿をそのまま写真に収めることができるのならば、それが一番理想の写真だ!
そう信じて疑いませんでした。
そしてそんな写真を撮るべく何枚も撮り続けてきたのですが、そんな写真はほとんど撮れませんでした。
もちろん山で撮った写真を見直すと、撮った時の情景を思い出し、感傷に浸ることはできます。
でも、それだけです。自分が楽しむだけの写真になってしまっているのです。
最初はそれだけでも十分満足でした。しかし、あまりにも美しい登山風景をカメラ撮影するうちに、この景色をそのまま切り取るように、美しく記録したいという思いが強くなったのです。
そんな状況を打破すべく、この半年間で学んだ中でも基礎中の基礎ともいうべきテクニックを、ここであなたにシェアします。
このテクニックを使えば、あなたが山で実際に目にした美しい風景を、さらに美しい「作品」に仕上げることが可能になります!
[あなた]
お!ここの景色は美しいな。撮っておこう!
とあなたが思った時、その景色の何が美しいと思いましたか?
雄大にそびえる一本の樹木?
眼下に広がる広大な雲海?
それとも
頂上へと繋がる稜線の一本道?
いずれにしても、あなたが美しいと思う景色には 景色を彩るポイントがあるはずです。
そのポイントを写真のどこに配置するか。
これが非常に重要になってくるのです。
そんな時に役立つのが 「三分割構図」というテクニックです。
こちらの写真をご覧ください。
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海と空と1本の樹木のコントラストが美しい写真です。
これは三分割構図を用いて撮影された典型的な例です。
ではこれを縦・横に三分割して見ましょう。こうなります。
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この写真のポイントとなる水平線や樹木が、それぞれ横線や縦横線の交点に配置されている様子がわかります。
この三分割構図を用いてポイントを配置することによって
空と海、そして1本の樹木をバランスよく対比させ、印象深い写真に仕上げているのです。
この縦横の3本線は、カメラのファインダーにも設定することができます。
あなたも是非お試しください!
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先ほど 「三分割構図」についてあなたにシェアしました。
ポイントをバランスよく美しく配置するために極めて重要な手法です。
しかし、この「三分割構図」を意識しすぎて
[あなた]
とにかくポイントを三分割構図に配置すれば美しい写真になるんだな!
と解釈してしまうと、どれも同じようなマンネリ写真になってしまいます。
つまり、 あなたが撮りたい風景のポイントをどのように表現するか、そしてどう表現したいか
これを最優先に考えるべきです。
例えばこちらの写真です。
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美しい渓流の流れを表現しています。画面の左から右を水が流れる様子がよくわかると思います。
しかし、これをこのように撮ってしまうと
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左の苔の生えた岩が目立ち、岩と渓流のどちらが主役かわかりづらくなってしまっています。
つまり、風景のどのような様子を写真で表現したいかを考え、その上で三分割構図の手法を取り入れなくてはならないのです。
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今回のシェア撮影技術技術はこの2つです。
・三分割構図
・構図を自分で決めること
ぜひこの2つの撮影技術を意識して山で撮影してみてください。
たったこれだけでも以前とは見違えるような写真が撮れますよ!
2021.06.25
登山風景のカメラ撮影 至高のテクニック 第一巻
登山風景のカメラ撮影 至高のテクニック 第一巻
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
こんにちは!登山家の松浦です。以前こちらで
登山風景の
カメラ撮影についてお話しました。
↓
登山風景のカメラ撮影は至高の娯楽
もともとはカメラド素人だった私ですが、何とか自分の思い通りに近い写真が撮れるようになったのです。ポイントはこれです。
・安物でも自分のカメラを手に入れ、そのカメラをしっかり使いこなすこと
・ちょっと分厚めのカメラ撮影技術テキストを読み込むこと
とはいえ、普段の忙しい生活の中で、カメラ撮影の練習をし、テキストを読み込むことは非常に大変なことだと思います。
実際に私もかなりの時間をかけてしまい大変でした。
そこで、今回から数回に分けて、登山風景の写真技術について少しずつ丁寧に解説をしていきたいと思います。
出来るだけわかりやすく、あなたがイメージしやすいように書いていきます。ぜひ最後までご覧ください。
本日2017年4月8日。
平地ではすっかり春モードで、街ゆく人々のほとんどはコートを脱ぎ春らしいスタイルです。
その一方で、標高の高い場所ではまだまだ雪がわんさか積もっています。
雪解けの季節はもう少し先です。
特に、2000m級以上の山に登る人は雪山登山スタイルが必須です。
雪山登山が大好きな私は、まだまだ楽しめます!ワクワクしますね!
ただ、スキーやスノボを楽しめる季節は、さすがに過ぎ去ってしまったようです。
仕方ありません。また来年の楽しみに取っておくことにしましょう・・
ところで、あなたはスキーやスノボに代表されるウィンタースポーツをしますか?
雪山登山が大好きな私。当然、ウィンタースポーツも大好きです。とはいっても私がやるのはスキーだけですが。
実は私、大学の頃にスキー部に所属していました。上下関係の厳しいバリバリの体育会系です。
そして運動部であるため、シーズンオフの時期のトレーニングはかなり大変でした・・おかげで基礎的な体力がつき、今の登山にかなり役立っていますが。
大学を卒業した後も時々友人たちとスキーによく行きました。
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大学の時は、あまりスキーを楽しむ余裕がありませんでしたが、友人たちと行くスキーはのんびりと滑ることができ、そこで心の底からスキーを楽しむということができたように思います。
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以前、あなたに山での風景写真についてシェアしたことがありました。
山を登る時は必ずカメラをザックに入れ、気に入った風景があればパシャパシャ撮る!
そんなことを何度も繰り返し、その写真の数は1万枚以上になっています。
もちろん、その中にはお気に入りの写真もたくさんあり、自分のパソコンに収めています。
ただ・・・
やはり美しい写真を撮るということは、そんな簡単なことではありません。
これまでずっと自己流で撮ってきましたが「これはいい写真だっ!」と満足のいく写真が撮れたのはほんの20枚程度です・・・
1万枚以上撮ってきて満足のいく写真は20枚程度・・・
打率にすると、なんと0割0分2厘です。
下山した後の
写真の整理も大変です。
いくら趣味程度で撮っているとはいえ、こんな調子ではいずれ写真を撮るのがバカバカしくなってしまいます。
美しい登山風景の表現を目指しカメラ撮影技術を勉強!
そんな大事な水を入れる水筒。山では絶対に欠かせません!
自宅から持ってくる場合にも水筒に入れますし、湧き水等を利用する場合にも水筒が必要です。
ただ、この水筒・・
登山ショップに行けば・・いや登山ショップでなくともホームセンターでも多種多様の水筒が山のように積まれています。
どれも似たり寄ったりですが、中には登山家をターゲットにした水筒もあり、本当に便利です!
そんな多種多様の水筒、ここであなたにシェアします。
数が多すぎてどの水筒がいいのか、わかりづらいと思うのでこれを参考にしていただければ!と思います。
金属ボトル
シンプルな金属製のボトルです。
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このタイプのボトルは昔からありますが、最近のものは表面にコーティング加工がなされており、どんな飲み物を入れても水だけで簡単に洗浄できるようになっています。
プラスチックボトル
比較的容量が大きく、軽いボトルです。
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口が広く水を入れやすい特徴があります。ただし、熱湯を入れることはできません。山の湧き水を入れたり、容量の目盛りがついているのでちょっとした容量の計測にも使えます。
ポリカーボネートボトル
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同じプラスチックですが、ポリカーボネート樹脂を採用しており、高度な無味・無臭・機密性の高さを誇ります。水だけでなく、野菜などの保管にも使用できます。私は、パスタやラーメンの保管にも使用しています。
ソフトボトル
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容器というよりも、袋といった要素の強いボトルです。
水を漏らさない機密性はもちろんですが、使用後にコンパクトにまとめることができる利点があります。ただし、鋭利性のある道具に引っかかると破れてしまう欠点もあります。
保温性ボトル
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雪山登山では必須のボトルです。水を熱湯のまま入れることができ、非常に高い保温性能を誇ります。雪山登山の休憩時に飲む、このボトルに入った熱々の湯はまさに心のオアシスです!また、夏にはキンキンに冷えた水を入れれば火照った体を冷やす最高の水となります。
浄水ボトル
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いざという時のためにも非常に有効なボトルです。見た目は綺麗だけど飲むにはどうかな?という山の川水を入れれば簡単に浄水され、安心して飲むことができます。
ハイドレーションシムテム
これはまさに
登山家にピッタリのボトルです。
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山道をひたすら歩くことで、知らぬ間に水分が汗となって失われてしまうので、定期的な水分補給は欠かせません。
そんな時、このハイドレーションシステムを使えば、より手軽に水分補給をすることができ脱水症状を未然に防ぐことができます。
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そんなわけで、1枚でも多くちゃんとした写真が撮れるように写真について勉強することにしました!半年前のことです。
半年間かけて
基本の撮り方、カメラの選び方、設定の仕方などをしっかりと頭に叩き込み、それを山で実践!
それを繰り返しているうちに、なんとかましな写真が撮れるようになってきました!
まだまだ人様に披露できるような写真ではありませんが、近いうちにサイトでアップしますね!
そして今回、このサイトであなたにその写真の撮り方をシェアしようと思いました。なぜなら・・・
・実際にそのテクニックを記事にすることによって、自分の頭に定着させるため
・あなたに山の楽しさ、素晴らしさを知っていただき、私の山仲間を一人でも多く増やしたい
もしあなたが
[あなた]
どうせ山に登るなら、写真の1枚でも撮ってみるか・・
とお考えならば、是非ともこの記事を読んでみてください。
本で学んだことをそのまま記事にしただけでなく、本の内容を私なりに噛み砕いてわかりやすく文章にしております。
あなたはどんなカメラを持っていますか?
・一眼レフカメラ
・レンズ交換式一眼カメラ
・コンパクトデジタルカメラ
・スマホのカメラ機能
といったところでしょうか?
もしあなたが
[あなた]
山で綺麗な風景を撮りたい!山で撮影を楽しみたい!
のであれば、少々高価ですが、 一眼レフカメラを強くオススメします。
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なぜか?
より高度な性能を持ち、さらに多機能であるからには違いありませんが、何よりもレンズ交換が可能という点が最も大きな理由です。
もちろん一眼レフカメラでないとダメ!ということはありません。
ただ、より専門性の高いカメラほど多機能で優れたカメラであることは当然ですし、気象状況やその他の影響で様々な表情を見せる山の風景を写真に収めるには、やはり状況に応じてレンズ交換が可能な一眼レフカメラがベストです。
また、一眼レフカメラ程の優れた機能はありませんが、レンズ交換式一眼カメラでももちろんオッケーです。以前も紹介しましたが、現在の私の愛機はこれに該当します。
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コンパクトデジタルカメラでももちろん登山風景を撮影することは可能です。しかし、機能面で劣りますし、やはりレンズの交換ができない点で、美しい登山風景を撮る目的を果たす際に限界を感じてしまいます。
もちろん、仲間との集合写真や登山道、ほこらや神社を撮影するのであれば、全く問題ありません。
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スマホのカメラ機能については、コンパクトデジタルカメラと同様の機能と思って間違いないでしょう。とはいえ、 最新のiphoneなどのカメラ機能の技術革新は素晴らしく、もはやコンパクトデジタルカメラを超越している感もあります。コンパクトデジタルカメラを購入するくらいならば、スマホで十分!私はそう思います。
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先ほども言ったように、山では絶対に水を欠かすことはできません。
しかし、ザックに入れると結構な重量となってしまいます。また容量もあるため、ザックのスペースを潰してしまうことになってしまいます。こればかりはどうしようもありません。
だからこそ、ここでシェアしたように、水筒には様々な種類のものがあり、あなたの登山スタイルに合った水筒を選ぶことが重要になってくるのです。
もちろん、ここでシェアした以外にも優れた水筒はあるかもしれませんし、今後さらなる機能を有した水筒が登場するかもしれません。
しっかり吟味にあなたに合った水筒を選んでください。きっとあなたの快適登山に一役買ってくれますよ!
ただ、このワカン、スノーシューが役立つ場面は真冬でも限定されます。
これらを実際に履いて歩くのは、比較的平坦な新雪の多い登山道です。
傾斜のある登山道では12本爪アイゼンを履かなくてはならず、むしろ邪魔になってしまうケースもあります。
ワカンの場合、12本爪アイゼンを装着したままでも使えるので、ある程度の傾斜でも使用可能ですが、スノーシューの場合はアイゼンを外さなくてはなりません。
スノーシューの底面に滑り止めのギザギザが付いていますが、傾斜のある雪山の登山道では気休め程度にしかなりません。
私はワカンもスノーシューも使用経験がありますが、個人的にはワカンがベターだと思っています。その理由がこれです。
・スノーシューよりも軽量
・アイゼンを装着したままの使用が可能
・スノーシューよりも安価
もちろん、スノーシューも優れた登山道具ではあります。しかし、山が多く平坦な場所が少ない日本の山には、日本発祥の道具が最も適しているということなのかもしれません。
ワカンの装着の仕方はこちらをご覧いただければ、詳しくわかります↓
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ここでは、山の風景写真を撮るための適切な露出モードについてシェアします。
[あなた]
そもそも露出モードって何?
そんなあなたに露出モードについて簡単に説明します。
露出モードとは、
写真の明るさのことです。
これを調整することで意図的に明るい写真にしたり、光を抑えてシックな雰囲気の写真にすることもできます。
昔のフィルムカメラではダイヤルで露出を調整していましたが
今の一眼レフカメラは露出モードプログラムが設定されており、それぞれのプログラムを設定することで被写体に合わせた露出がなされるようになっています。
どんな一眼レフカメラでも、概ね
5つの露出モードが存在します。
・プログラムAE
・絞り優先AE
・シャッタースピード優先AE
・マニュアル
・シーンプログラム
これらのうち、あなたが山の撮影で使うべきプログラムは、
絞り優先AEです。
なぜなら、このプログラムは山の風景の深さの表現に適しており、また写真表現で重要なボカシの調整ができます。
山の風景写真を撮るには、このモードでの撮影を習得すべきでしょう。
もしあなたが雪深い地域での雪山登山を志すならば、1度ご検討ください。
あなたの持っているカメラがどういったものかはわかりません。
ここでは、あなたのカメラが一眼レフカメラであると仮定し、風景写真の撮影に適したカメラ設定をシェアします。
記録モード
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RAW+FINE
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ホワイトバランス
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晴天
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ISO感度
|
最高感度より1段下
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AF設定
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ON
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ワカンもスノーシューも優れた道具です。ちゃんと使いこなせば、あなたの快適登山に一役買うことでしょう!
ここでも、あなたのカメラが1眼レフであると仮定し、用意しておきたいカメラ備品をシェアします。
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備品名
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使用目的
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ケーブルレリーズ
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三脚撮影時、ブレを防ぐために本体に触らずにシャッターを切るため
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レンズフード
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フレアやゴーストの原因となる有害光を防ぐ
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偏光フィルター
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余計な太陽光の反射を防ぐ
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レンズクロス
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レンズ汚れをふく
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バッテリー
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デジカメはバッテリーの消耗が激しいため
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メモリーカード
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容量不足対策のため
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ブロワー
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センサーやレンズのホコリを吹き飛ばす
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これらの備品は、私が山での撮影で必要性を感じた一覧です。
ただし、これらの備品があなたにとって必要なものとは限りません。あなた自身が山で撮影をして必要性を感じた時に購入すべきでしょう。
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ここまで、ひとまずカメラの準備はできました。
次回からいよいよ撮影の方法についてシェアしていきます。楽しみにしていてくださいね!
2021.06.09
登山風景のカメラ撮影は至高の娯楽
登山風景のカメラ撮影は至高の娯楽
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
あなたは旅行先で記念撮影をしますか?
おそらくあなたを含め、多くの人が記念撮影をすると思います。
最近は、スマホで簡単に撮れるし、インスタやブログにアップするという目的もあるからなおさらです。
いや、むしろそのために旅行するという人もいるくらいです。
実は私も登山する時は、カメラを持っていきます。
もちろんスマホでもきれいな写真も撮れるのですが、やはり機能美やスタイルにもこだわってレンズ交換式一眼カメラを持っていきます。
あなたもせっかく登山するならば、キレイな写真を撮りたいし、登山の思い出をより鮮明に記録しておきたいですよね。
今回は、そんなあなたに基本的なカメラ撮影テクニックをお話しようと思います。
キレイに撮れた写真、自分でも気に入る写真は一生の宝物になるはずです!間違いありません!
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他にも、花をアップで撮影したり
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鬱蒼と生い茂った森に差し込んだ一筋の光を撮影してみたり
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その他気になったものをパシャパシャと撮りまくります!
私の所有するカメラはレンズ交換式一眼で、なかなかの機能が備わっています。
これです↓
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買った直後は自宅でじっくりと取扱説明書を読み、操作方法を覚えて実際に撮影してみるということを繰り返しました。
その成果もあって、山では概ね自分の望むような写真を撮ることができるようになりました。
とは言っても、かつて写真を専門的に学んだこともありません。完全に自己流です。
ほとんど一眼レフの優秀な機能に助けられて、なんとか撮れている感じです。
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登山中のカメラ撮影2 素人が写真で人の感情を揺さぶるには
そんな私ですが、これまで山に登るたびにレンズ交換式一眼カメラで山の風景を撮影してきた結果、あなたに山の風景の上手な撮り方をシェアできるまでに至りました!!
ここであなたに山の風景の上手な写真の撮り方をシェアします!
それは・・・
何度も何度も何度も何枚も何枚も撮ることです 笑
何枚も撮れば、どれか1枚くらいは上手に撮れている写真があるはずです!
【あなた】
どんな裏技を教えてくれるかと思えば・・・ガッカリしたぜ!どうかしてるぜ!
・・と、もしかしたらあなたは怒っているかもしれません。
でもふざけているわけではないのです!
もし、あなたが写真をちゃんと勉強したこともなく、あるいはプロのカメラマンでもなければ、そうするしかないし、それが一番確実なのです。
それに、昔のフィルムカメラではそれも難しかったかもしれませんが、今はデジカメの時代!
撮り損じても、その場で消去すればいいのです。
それにカメラの記憶容量も莫大で(SDカードでさらに大容量に!)1万枚くらいは当たり前のように保存できます!
気がすむまで何枚撮っても、何枚ボツにしても全く無駄にならないのです!
何枚でもパシャパシャ撮りましょう!その中にきっとあなたのお気に入りがありますよ!
山の風景をどうやって美しく自分の思い通りに撮るか。
その鍵を握るのは太陽の光です!
例えば、朝の日の出直後くらいの適度にセーブされた陽の光を浴びた山の風景は、いつもの何倍も美しくなり、しかも朝靄のかかった幻想的な雰囲気を醸し出します。
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また、陽の光があまり入らない曇りの時や日の入り前に撮れば、山の風景は、モノクロ写真のような味のある雰囲気になります。
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同じ時間でも、夕焼けをうまく捉えればこの世のものとは思えないくらい美しい山の風景が出現します。
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以前、シェアしたように観天望気でうまく雲を読めば、そんな風景を狙って撮ることも可能になるのです!雲についてはこちらをご覧ください。
↓
観天望気で天候を操る!雲の種類編
もしあなたが山でそんな美しい風景にめぐり合うことができたら、 その風景を切り取るイメージをしてカメラを構えます。あとはひたすら撮りまくる!!
これであなたのお気に入りの1枚が完成です。
私はこれまで何枚もの山の写真を撮ってきましたが、写真の世界はまだまだ深い!私も勉強中です。
もし、今後写真を勉強するか、山の撮影で写真をうまく撮る技を発見したら、このサイトであなたにシェアしますね!楽しみにしていてください!
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2021.05.20
サークル登山をオススメする理由
そして優良登山サークル8選を紹介
サークル登山をオススメする理由、
そして優良登山サークル8選を紹介
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
もしあなたが山に登ろうと決めたとき、真っ先に決めなくてはいけないことがあります。
それは1人で登るか、それとも2人以上で登るかです。
1人での登山は、なんとなく上級者が行なうイメージがあり、登山初心者である自分にはハードルが高い・・・と考えるならば、登山サークルで仲間を見つけて山に登ることをおススメします。
登山サークルとは何か?
簡単に言えば、登山愛好家の集団のことです。高校や大学の山岳部をイメージすれば分かりやすいと思います。
ただ、それらと違うのは誰でも入会ができるという点、そして高校や大学の運動部でありがちな厳しい上下関係がなく誰でも優しく登山技術を学ぶことができるという点です。
今回の記事ではそんなサークル登山の良い点、悪い点、そして私が自信を持って入会をオススメできる登山サークルをご紹介いたします。
それではどうぞ!
1人ではなく、2人以上の複数人で登山がしたい理由は様々です。
例えば・・・
●山には1人で自由気ままに登りたいが、いざという時不安。だから慣れるまではベテラン登山家と登りたい。
●そもそも1人で登山なんかしたくない。気の合う友達とワイワイ話しながら登りたい。
●登山講習会に参加し、手っ取り早く登山技術を身に付けたい。
●普段は1人で登るが、次回は難易度の高い山につ挑戦するので、自分より上の技術を持った登山家と登りたい。
●登山初心者の友達を山に連れて行き、登山の素晴らしさを教えたい。
●1人で山に登った時に知り合った人と一緒に登山することになった。
1人ではなく2人以上で山に登る状況はいろいろありますが、それはそれで楽しみはたくさんあります。
1人で山に登ることを単独登山と言いますが、2人以上で登る登山をパーティー登山という言い方をします。
サークルの仲間とともに行なう登山もパーティー登山の1つですね。
私は単独登山を好みますが、かつてサークルに所属していた時はサークル登山にも頻繁に参加していました。
2人以上の人と一緒に行なう登山であるパーティー登山、共に山に登るメンバーとの関係次第で
他にも様々な種類のパーティー登山があります。例えば・・・
●ガイド登山
●ツアー登山
●講習登山
●学校登山(遠足など)
●高校・大学山岳部の登山
●社会人サークルの登山
●友人同士の登山
この他にロッククライミングでロープワークをする仲間との登山などもあります。
かつて私がパーティー登山を行なっていた時はサークルの仲間との登山だったので、社会人サークルの登山に該当します。
でも、ベテラン登山家がパーティメンバーに加わっていたので講習登山の要素も含んでいました。
もしあなたが
単独登山を行いたいが、その前に単独登山ができる登山技術を身につけたい!
のであればサークル登山をオススメします。
サークル登山にはメンバーにベテラン登山家参加しており、そのパーティーのリーダーを務めてくれます。
リーダーの動きを学ぶことで登山技術を効率的に身につけることができ、またリーダーはメンバーの安全を確保する責任があるため、山にいながらもより高い安全性を確保することができます。
このように、パーティーのリーダーがメンバーの安全を確保する義務を負うタイプのパーティー登山は、他にもガイド登山、ツアー登山、講習登山、学校登山が該当します。
学校登山がわかりやすい例です。
小中学校の遠足では、引率の先生が生徒の安全を確保する義務を負ってくれますよね。
大学山岳部の登山や社会人山岳会の登山でも、パーティーのリーダーがある程度安全の責任を持ちますが、自分で安全を確保するための技術の習得を求められます。
登山初心者が効率よく登山技術を身につけるならば、もしくは仲間とワイワイ話しながら安全に登山するならば、登山サークルに入るしかない!とあなたは思ったかもしれません。
しかし、何事も良い点ばかりではありません。登山サークルにもやはり悪い点はあります。
ここでは敢えてそれをご紹介いたします。
単独登山ほどの自由はない
→仲間がいるため、1人での自分勝手な行動は厳禁です。山では、あなたはパーティーのリーダーの指示に従わなくてはなりません。あなたの自分勝手な行動は、リーダーのみならず他のメンバーにも迷惑をかけてしまいます。
メンバーを選ぶことができない
→「同じ山好き同士だから気が合うに違いない」と思いたいところですが、やはりパーティーの中に1人や2人どうしても気の合わない人もいます。かと言って、その人と話さないわけにもいきません。そうなるとちょっと辛いですよね・・・
忘れ物をした時のダメージが大きい
→サークル登山の場合、自分1人が全ての荷物を背負う必要はありません。仲間と分担することができます。その点はサークル登山の良い点に違いないのですが、もしあなたが担当する荷物を忘れてしまった場合、メンバー全員に迷惑をかけてしまうことになります。また、忘れ物が発覚した後の登山は罪悪感に苛まれるため、もはや苦痛でしかありません・・・
「そもそも1人で登山なんかしたくない。気の合う友達とワイワイ話しながら登りたい!」という人は、友人同士の登山がいいでしょう。
ただし・・です。
あなたと一緒に登山する仲間にベテランの登山家がいない、つまりメンバーの全員が登山初心者のパーティー登山はオススメできません。
オススメできないどころか、
むしろ登山初心者の単独登山以上に危険かもしれません・・・
なぜか?
私も初めての登山は単独行で、しかも雪山登山でした。しかし、「自分は初心者だ!」という自覚があり、また怪我した時の危険性を十分認識していたため慎重に慎重を重ねての登山をすることができました。
その時の様子はこちら
↓
登山初心者が雪山登山を成功させた秘密。準備編
登山初心者が雪山登山を成功させた秘密。実践編
登山初心者が雪山登山を成功させた秘密。登頂編
ただ、登山初心者同士のパーティー登山だと自分たちが初心者であるという認識が薄れる傾向にあります。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではありませんが、人は心理的に複数人の中では気を大きく持つものです。
もし、この傾向が登山中の危険行動に現れると
登山事故の危険度が一気に高まります。
そして友達同士の登山では、あなたは自分自身で安全を確保する義務があります。あなたに万が一のことがあっても、あなたの友達は決して助けてくれません。というよりも
助ける技術などないのです。
もしあなたが、それでも仲の良い友人と登山をしたい!というのであれば、山の危険性を十分に認識し、その危険性を友達に伝えた上で山に登ることをオススメします。
普段は1人で登るが、難易度の高い山に挑戦するために自分より上の技術を持った登山家と登ってその技術を盗みたい!
実は、かつて私が登山サークルに所属していた理由がこれでした。
当時(今もですが)私は単独登山ばかりしていました。ある時、ロッククライミングに憧れを持って登山技術の高い山岳会に入会しました。
詳しい経緯はこちら
↓
山で負った自分史上最悪の怪我とは?前編
山で負った自分史上最悪の怪我とは?後編
もしあなたが登山サークルに入会するならば、あなたに合ったサークルをしっかり選定する必要がありますが、ほとんどのサークルではベテラン登山家がしっかりと教えてくれます。
登山技術を向上させたいあなたにはオススメです。
では、日本中の数ある登山サークルからあなたにオススメの
8サークルを紹介いたします。
|山と温泉、グルメ、アウトドアを楽しむトレッキングサークル
設立が2015年と、比較的出来たばかりのサークルです。年齢層は20代〜40代、若い人が集まるサークルと言えます。それだけ活動も活発で、頻繁にバーベキューや飲み会なども行っているようです。
|大阪青雲会
設立が1961年の老舗登山サークルです。年齢層は比較的高めで、非常に落ち着いた雰囲気の登山サークルです。しかし、活動は活発で頻繁に山に登っています。ベテランならではの落ち着いた登山を体験することができます!
|泉州山岳会
登山の中でもロッククライミングや山スキー、アイスクライミングなども行なう非常にレベルの高い登山サークルです。年齢層は20代〜60代と広く、より高い登山技術を持ったベテラン登山家が多く在籍しているサークルです。
|登山サークルNewDay
出会いを求める人をターゲットとした珍しいタイプの登山サークルです。なんと独身限定です。そのため年齢層はかなり低く20代〜30代が中心です。大学のサークル活動に近い雰囲気を持つ登山サークルです。
|Tokyo Green
その名の通り、東京近辺を中心に活動する登山サークルです。サークルの代表者がIT技術の専門家らしく、サークルのホームページのレベルが非常に高い印象です。また年齢層は20代〜40代と比較的若い人が多いサークルですが、しっかりと運営されている印象があります。
|おいらく山岳会
今年設立60周年を迎える老舗登山サークルです。40代以上の中高年が中心で、山好きだけでなく仲間を作りたい人にも適しています。もちろん登山初心者にも優しいサークルで気軽に入会することができます。
|アルピニスタ
設立2014年、平均年齢27歳の非常に若い登山サークルです。気の合う若者同士が集まってワイワイ騒いでいるというイメージのサークルですが、山行もしっかりと実施しています。山好きだけでなく、気の合う仲間を見つけたいという人に適していると言えるでしょう。
|関西蛍雪山岳会
シンプルな登山からロープワークの伴う岩登り、山スキー、アイスクライミングまでこなすまさに山のスペシャリストが集うサークルです。また、山の生き物の観察なども行なっています。ここに入会すれば山の全てを学ぶことができるかもしれません!
2021.05.11
単独登山のススメ
単独登山のススメ
【わたし】
こんにちは!コピーライター兼登山家の松浦です。
あなたにとって登山とは何か?
●それは仲間と共に力を合わせて頂上を目指すもの。
●夜にはお酒を傾けながら火を囲んで仲間と語り明かすもの。
●大自然の中で寝食を共にして絆を深め合うもの。
うーん・・いいですねぇ!山で仲間と過ごす時間は何物にも代えがたい素晴らしいものであり、そうして過ごした仲間とは一生の付き合いをすることができると思います。
しかし、周りに山登りをしようという仲間がいない時はどうすればいいのか?
映画やテレビ番組、小説などに影響を受けて登山をしてみようと思って周りの友人や知人を誘ってみたけど断られてしまった・・・それでもやはり登山をしてみたいが、初心者が1人で登っていいのだろうか?遭難や怪我で動けなくなってしまったら1人でどうしたらいいのか?
そんな不安に駆られて、結局今も山に登ることができずにいる人は多いのではないでしょうか?
結論から言いますと、そんなに不安に考える必要は全くありません!
もしあなたが登山に興味を持ったのならば、たとえ周りに仲間がいなくとも、すぐに1人で登山するための登山計画を立てていただきたいと思います。
もちろん、仲間と共に山に登ることによるメリットはたくさんあります・・が逆にデメリットも多いのです。
でもあなたが不安に思う気持ちはよ〜くわかります。
そこで!今回の記事では、たとえあなたが登山初心者であったとしても安心して1人で登山できる理由をお話ししようと思います。
登山に挑戦しようとするあなたの背中をソッと押す・・・そんな記事になればいいなと思います。
それではどうぞ!
(1)単独登山を楽しむための知識
(2)1人で山に登るための行動力
(3)1人で山に登る意欲
(4)単独登山という名の最高の趣味
安心かもしれませんが、いざという時に取り出しにくいし、やはり他の道具に紛れるので探し出すのが大変です。
登山では歩行中に使う道具がいくつかあります。例えば・・・
・山の地図
・スマホ
・行動食
・カメラ
・コンパス
・GPS
・筆記用具、手帳
これらをザックのポケットに入れていたら、使うたびにザックを降ろさなくてはならず非効率的です。
それに重いザックの上げ下ろしって結構体力を消耗します。
つまり、貴重品やすぐに使う小物類をまとめて収納できるバッグがあれば、非常に便利ですよね。
そのため多くの登山家が使うのが、貴重品や小物を入れる専用バッグであるウエストポーチです。
登山中も貴重品を肌身離さず持つことができ、小物類の取り出しが容易です。
背中に背負うザックとは別に、その名の通り、腰にベルトのように装着するバッグです。
こんな感じのスタイルになります。
「1人で山に登る」
そんなのは登山歴10年以上のベテランの世界であって、初心者が挑戦すべきことではない・・・
実は多くの登山初心者がそのような考えを持っています。
もちろん1人で山に登るという行為は、決して簡単ではありません。
登る山を決め、日程を決め、山地図でルートを決め、登山道具を準備し、足りない物を購入する。
その上で登山計画書を作成。それらを全て1人でしなければなりません。
その作業は希望に満ち溢れていますが、同時にあまりにも孤独です。
その中でも登山準備のある作業であなたはより強い孤独を実感することになります。
それは登山計画書を作成するときです。
登山メンバーの記載欄に自分の名前しか書けない・・・
1人で登ると決めた以上わかっていたことだし当たり前のことです。
しかし、まだ1人で山に登る覚悟が固まっていないあなたに対して、登山計画書は容赦無く語りかけます。
「本当に1人で登るんだな!?」と。
仲間とワイワイ騒ぎながら笑いながら物事の準備をすることに慣れ、楽しみを覚えているあなたにとって、それはもしかしたら耐えられない孤独かもしれません。
また1人登山を実行に移してからも、山は時に容赦無くあなたに試練を与えます。
話し相手がいない、登山道具や食料、水等の荷物を全て背負わなくてはならない、そして何より、万が一の怪我の時誰も頼ることができない・・・
もしあなたが足に怪我を負って動けなくなってしまったら、あなたにできることはただひたすら救助の到来を待つことだけです。
1人で山に登るという行為は、そんなありとあらゆる山からの試練に立ち向かうことなのです。
それはまさに「修行」と言えるかもしれません。
「安全に楽しく山に登るならば、やはり複数人で登るべき!」私もその通りだと思います。
【あなた】
うーん・・やはり1人での山登りはベテラン登山家の世界ということか?
こちらでもお話したことがありますが
↓
登山初心者が雪山登山を成功させた秘密。準備編
私の初めての登山は雪山、しかも単独登山でした。
雪山登山であったため春夏秋の登山よりも多くの登山道具を必要とし、その全てをザックに詰め込んで背負ったときの重量は、絶望を感じさせるに十分なものでした。
また準備は孤独との戦いでもありました。
初めてなので、頼る人もおらず相談する相手もおらず、自らのセンスと勘、そして
山と渓谷が頼りでした。
「本当にこの荷物で良かったのか?」
「他に必要なものがあるのでは?」
「登山ルートはこれで間違いないのか?」
なんども自分に問いかけ、まだ見ぬ遥かなる山の頂に問いかけ、シュミレーションを繰り返したのでした。
そして当日、最寄り駅を出ていざ山の麓へと降り立つと・・・私は心の底からこう感じずにはいられませんでした。
【わたし】
日常生活で使っているウエストポーチがあるけど、これを登山用でも使っちゃダメかな・・・?
駅を出た瞬間、私の目の前にあまりにも堂々とそびえ立つその山は、本当に雄大で、偉大で、初めて1人で雪山に登ろうとする私を優しく見下ろしていたのです。
「よく来たね。さあ、ここまで登って来なさい。」
山は確かにそう私に語りかけているのです。この時私は思いました。
確かに1人で登山準備をする時、あなたは孤独です。登山計画書を作成する時、そして早朝まだ眠い目をこすりながら起き上がって、家を出て電車へ乗り込む時、孤独感は一層高まるでしょう。
しかし、山の麓へと到着した時、山は孤独に打ち勝って自分の足元まで来たあなたを優しく迎え入れてくれる。
「1人で山に登るという行為は、山と向き合い語り合うこと」
これは決して比喩的な言葉ではありません。風の音、木々が揺れる音、小鳥のさえずり、葉のこすれる音・・・山はありとあらゆる手段であなたへ語りかけるのです。
しかし、山の音はとても小さく耳をすませて意識を山に向けなければなかなか聞くことはできません。
そう!2人以上のパーティでワイワイと話しながら登る登山では山の声はさらに小さくなり、あなたに耳には届きません。
初めての雪山登山で私は山と向き合い山と語り合い、山との一体感をわずかに感じながら頂上へと歩を進め、たいしたトラブルもなく無事登頂を果たすことができたのです。
この時の爽快感、達成感、そして山との一体感は私をこれまで経験したことがないくらいに感動させ、気がつけば涙が頬をつたっていました。
それ以降私は何十何百もの山の頂上に立って来ましたが、その半数以上が単独での登頂です。
もし、この時私が仲の良い友人を誘って初めての雪山に登っていたとしたら、今こうしてあなたに向けてこの記事を書いてはいなかったでしょう。
この経験から私はあることを確信することになるのです。それはこういうことです。
「単独登山での感動はあなたの人生を大きく変える可能性がある」
あなたはどう思いますか?
そんな私の経験を裏付けるかのように、単独登山の魅力に取り憑かれた登山家が多くいます。そんな方々を言葉を紹介します。
”自分がやりたい登山を100%実現できるのが単独登山”
単独行は純粋に自然と向き合える。1人だと、他の者に気を取られることなく、自然の崇高さや威圧感などをあるがままに感じられる。
大西 良治氏
”長期間の登山は1人の方が向いている”
単独行は身体的には非効率かもしれませんが、精神的には合理的かもしれません。パーティでの登山だと仲違いを起こしてしまうことが多いので。
栗秋 正寿氏
”極論を言えば、単独登山に向いていない人は登山に向いていないと思う”
単独行に必要なのは自己管理能力。これは単独行だから必要というのではなく、パーティ登山でも必要であるが、身につけるには単独行が手っ取り早い。
打田 鍈一氏
(「山と渓谷」 2017年2月号より抜粋)
単独登山に向いていない人は登山に向いていない・・・確かに極論ですね(笑)
しかし、登山とは山と向き合い語り合う行為と定義づければ、納得できないこともありません。それだけ山と向き合うという行為はあなたの人生を変えてしまうほどの素晴らしいものであるということなのです。
単独登山があなたに感動を与える素晴らしい行為であり、またそんな単独登山の魅力に取り憑かれた多くの登山家がいる。
そのことはよくわかっていただけたと思います。
しかし、私があなたに単独登山をすすめる理由はそれだけにとどまりません。
確かに単独登山であなたは山と向き合い語り合うことができる、そして山はあなたの人生を変えてしまうほどの感動を与えてくれます。
しかし実際、あなたの身に何が起こったとしても山は何もしてくれません。怪我で動けなくなっても、山が救急車を呼んでくれることはありませんし、手持ちの食料がなくなっても山がカレーライスやラーメンを出前してくれることもありません笑
山はあなたに容赦ない試練を与えるのみです。そんな時、あなたはどうやって危機を脱するか、頭をフル回転させ、身体を極限まで酷使する必要があるのです。
登山道から外れて遭難してしまった時は、太陽や月、星から方角を割り出し、自分がどこに向かえば良いかを考えなくてはなりません。
また、怪我をしてしまった時は、山の木々や水、木の葉などを利用して応急処置をしなくてはなりません。
もしそれでもどうにもならなかった場合、一刻も早くスマホから警察に電話して救助を要請しなくてはなりません。もちろん街中ではないので、山岳救助隊はあなたを見つけ出すために極めて多大な労力と人員、そして日数をかけなくてはなりません。
それまでの間、あなたはどうやっていち早く救助隊に発見されるか、そしてどうやって生き延びるかを考えなくてはなりません。
もちろん、それは最悪の場合であり滅多に起こることではありませんが、あなたの身にも起こり得ることなのです。
そうならないためにあなたにできることは、登山準備をしっかりと行うこと、万が一の対処法を自分で組み立てておくことなのです。
そしてそんなありとあらゆる経験が山におけるあなたの大事な技術となり、その技術はあなたのみならず、危機に陥った他の登山家を助けることにもなり得るのです。
それこそが、山におけるあなたの強さなのです!
現在に至るも、私が山に登る時は単独登山がほとんどです。
もちろん、怪我をしてしまった・・道に迷ってしまった・・単独登山はやはり危険だ・・ということがなかったわけではありません。
ただそんな時最も頼りになるのは、やはり自分自身なのです。
登山前の周到な準備、そして知識がいざという時のあなた自身を助けるのです!
そうやって私は何度も危機を乗り越えてきました。
もしあなたが、誰も一緒に行く人がいないという理由で登山を諦めようとしているならば、またかつて諦めたことがあるならばもう一度チャレンジしてみることをお勧めします。